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2012年の恵那漁協の渓流釣り解禁日はホームグラウンドの付知川に釣行しました。
天候が荒れた場合は本流域でアマゴの成魚放流物を釣ろうと思っていましたが、好天で気温も4月並に暖かい日となったので、上流域の天然魚をターゲットにしました。
そこで、付知川の東股本谷に入渓しました。
まだ暗い東股谷の川辺。多少は雪が残っています。
2月や3月は、寒気と暖気が交互に繰り返して徐々に温暖になっていくものですが、早期の渓流釣りをする場合はそのどちらの周期になるかが問題となります。
寒気の日であれば、渓流魚は淵底で身動きをしません。
そんな魚を釣るのはとても難しいものです。
暖気の日には渓流魚たちは積極的にエサを捕食します。
今日は暖かい周期の日なので、魚の活性も高いことが予想されます。
それから水量が冬季渇水で少ないのですが、その分堰堤下のプールや淵の面積が小さくなるので、普段はエサを投入できないような場所にも送り込むことができます。
早期の魚は堰堤下や淵などの水量がある場所に群れているので、この渇水は好都合です。
堰堤下や淵で粘れば魚の数を伸ばせることが見込めます。
そんなことを考えながら、最初の堰堤下のプールにエサのイクラを投入します。
すぐに目印が微かに動き、魚がエサを追っている様子がうかがえました。
思わず笑みが漏れてしまう瞬間です。
魚の反応があった場所にエサを数投流し続けると、大きく目印が反転しました。
すかさず竿を立てて合わせると、白い魚体のアマゴが宙を舞いました。
要領よくネットに収納して、今年の初物を撮影しました。
21cmのアマゴ
その後も魚の反応はありますが、放流サイズのアマゴしか釣れないので、早々にその堰堤を後にしました。
アマゴの顔を見たので、今度はイワナの顔を見たいなと思いながら、落ち込み脇の岩裏にエサを投入すると、狙い通りにイワナが釣れました。
岩周辺の緩流帯で釣れた19cmのイワナ
このような小場所でも魚が釣れるのは、相当に活性が高い証拠です。
これで寒気がやってくれば、多分全く釣れなくなるでしょう。
次の堰堤下は、渇水で水量が大幅に減っていて、普段はアプローチが難しい落ち込み直下を探ることができました。
イワナが潜む底石あたりを丁寧に攻めると、連続でイワナが釣れました。
減水した堰堤下で釣った24cmのイワナ
次の淵では、水流に沿ってエサを流すと良型のアマゴが連発しました。
淵で大きなアタリをしたアマゴ
24cmのアマゴ(上の写真と同じ魚です)
合計で8尾釣ったところで昼近くになり、十分に満喫できたので帰路につくことにしました。
シーズンの最初からまずまずの好漁でよかったです。