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寒波到来で数日前よりも一気に気温が10度低下し、急に寒くなりました。
こんなコンディションの時は魚の活性も落ちるので、釣りに出掛けるだけムダになりそうな予感がしつつも、午後から付知川へ向かいました。
1週間前なら気温が20度近くまで上昇していたので、陽気のいい釣りを楽しめたのでしょうが、仕事の都合で出漁できず。
仕方なく、こんな悪いコンディションの日に行くことになってしまいました。
かなり寒く感じるので、魚も瀬にはいないだろうと想定し、淵やトロ場など水深のある場所を中心に餌を投入しました。
すると、そういうポイントではアマゴ特有の素早いアタリが出るのですが、釣れて来るのは10cm程度の稚魚ばかり。
それでも全く反応が無いわけではないので、活性が極端に悪いわけではありません。
しかし、川を遡り続けても、釣れて来るのはアマゴの稚魚ばかり。
連日釣り人に攻められるので、良型はスレてしまって姿を見せてくれません。
段々と天候は悪くなり雪が降り出すようになって、今日はボウズの可能性もあるなと覚悟しました。
でも、久しぶりの渓流釣りなので、何とか1匹は釣りたいと水深のあるポイントを求めて遡りました。
そして、トロ場の底に餌を沈めて、かけ上がりまで流すと目印が大きく沈みました。
やっと17cmのアマゴが釣れて、ホっとしました。
かけ上がりで喰った17cmのアマゴ
この頃から徐々に雪が激しく降るようになってきました。
あまり釣れる気もしないので、ここで引き返すことにしました。
ただ、雪が激しく降って水中の見通しが悪くなってきたので、魚の活性があがるかもしれないという予感がしました。
魚の活性が普通の状態のときに、雨や雪が激しく降ると、クリアな環境では隠れていた魚たちが一気に水面に出てくるという現象を何度も体験しているので、そのパターンになるのではという期待があったのです。
そこで、最初に攻めたトロ場で粘ってみることにしました。
晴天の時は稚魚しかつれなかったのですが、雪で水面が荒れた環境では良型が出てくるかもしれません。
そのトロ場で粘ろうと決めたものの、餌のキンパクはあと2つしかありません。
どちらにしても短期決戦です。
稚魚が出るようならツキはないと諦めるしかないです。
1投目には、中型のアマゴが追ってきたものの、喰いはしませんでした。
そして、竿を上げる際に仕掛けがブッシュに絡んで餌が取れてしまいました。
餌はもう1つしか残っていないです。
慌てて仕掛けを作り直し、再度同じコースに餌を流しました。
これが最後の賭けです。
すると、ガツンという快心のアタリがでて、良型のアマゴが掛かりました。
水面で暴れてくれるので、思わず笑みがこぼれます。
無事にタモに収めると、23cmのアマゴでした。
雪の中で粘って採った23cmのアマゴ
全体的には低調な釣りでしたが、最後に予測どおりのパターンでアマゴを釣ったので満足できました。
終わりよければ全てよし、ですね。