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友人の林敦君と奥飛騨の上宝へ出掛けました。
前日の21日に飛騨方面に雪が降ったというニュースを聞き、上宝は豪雪地帯なので道路状況と魚の活性が不安になりました。
その心配が現実となり、午前1時に平湯峠を通過したのですが、周囲は雪景色で道路にも数cmの積雪がありました。外気温もマイナス3度を示していました。とても4月下旬とは思えません。2ヶ月位タイムスリップしたような感覚でした。
車は雪の轍に車輪をとられ、運転には神経をつかいました。ノーマル・タイヤでは登坂できなかったでしょう。
帰路に撮影した平湯峠。往路は道路も積雪で銀世界でした。
こんな状況では魚の活性は期待できません。厳しい釣りになることを覚悟しました。
午前6時に笠谷へ入り、釣りをはじめましたが、全くアタリは出ません。
水量は多く水はかなり冷たいです。
これはボウズもありうるなという予感が漂います。
雪塊が随所に残っていました
それでも午前10時を過ぎたあたりから、淵の底を中心にアタリが出るようになりました。
とにかく深く餌を沈めないと反応がありません。
5.3mの竿でチョウチン仕掛けにしている僕のシステムでは、魚の定位層まで餌を送り込めないという状況でした。仕方が無いので、自分の仕掛けで対応できる落ち込みプールを中心に粘りました。
落ち込みプールと、ここから出た25cmのイワナ
いつもなら一投目でアタリの出るようなポイントでも、執拗に餌を送り込んで、ようやく微かなアタリが出るような渋さです。
必然的に釣り上がるペースは遅くなります。
巨石を這い上がりながらの釣りです(先行する林君の姿が視認できます)
それでも午後0時位になると、気温の上昇と共に魚の活性もある程度上がってきました。
この時間帯になって、ようやく瀬を走る魚影を確認できるようになりました。
淵尻で出たイワナ
午後2時に笠谷を切り上げ、釣果は僕がイワナ7尾、林君がイワナ14尾でした。
林道を移動中に黒い影を発見し、一瞬はクマかと緊張しましたが、その正体はカモシカでした。
ギリギリまで接近して撮影しました。
午後3時過ぎに蒲田川に移動しました。
ここは釣り人のメッカですから、100m間隔位で釣り人が林立しています。
先行者なんて、何人いるかわかったものではありません。
それでも、微かにアタリは出るので放流量が膨大なんでしょう。
蒲田川の平坦な流れと放流ヤマメ
この川では6.1m竿に変更椀桧?????・???????しました。細仕掛けにするかどうか迷いましたが、昨年の大型イワナ連発という経験もあるので、敢えて7号ハリで挑みました。
午後5時まで粘りましたが、ヤマメ1尾の釣果でした。
さすがに散々人が入った後では厳しいです。
最終的にある程度の数は釣れましたが、上宝の魚本来の活性を堪能することはできませんでした。
今冬の積雪量は多かったため、例年よりシーズンの進行が遅れている感じですね。
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