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 アドリア海に突き出た岬の町 ピラン

スロヴェニアはわずか47kmの海岸線を持っています。 ピランはその海岸線の中でもクロアチアに近く、空から見るとイルカの頭のような形をした半島に、オレンジ色の屋根瓦の家々が張り付いたような小さな港町です。
海辺に立つと目の前に広がるのは青いアドリア海。

この町へは、ヴェネツィアから船で渡りました。300人乗りの二艘船で、乗客のほとんどはスロヴェニア人。もちろん日本人は私一人。船の出る時間にいきなり乗船手続きに行ったら 「えっ? 乗るの?」とびっくりした顔をされましたが、デッキで寒いくらいの海風に吹かれながら、船がいよいよヴェネツィアのラグーナ(潟)から アドリア海へ出て行くときには、ヴェネツィアが海の女王だった時代の船旅を想像して胸が踊りました。
後で気がつきましたが、これが船で国境を越えた初めての経験でした。

ピランの港 アドリア海を望む タルティーニ広場にて 城壁からの眺め
岬の灯台 フィエーザの海辺

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