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日付は、トピックの発生日です。・・・ケナフな情報 ・・・アンチケナフな情報 ・・・どちらでもなし

トピックス(2001年以前)

2008/05/05 国交省指定の河川の「環境悪化指標種」にケナフがリスト入り
国土交通省中国技術事務所が公開している水生生物調査の『指導者用ガイドブック』(pdf)に掲載。当該資料によれば、「良好環境指標種・環境悪化指標種は、河川環境評価手法(国土交通省策定)で設定されている指標種」とのこと。
*他にも、役に立つ情報がたくさん掲載されています。オススメ。<は>
2007/02/27 岡山県赤磐市でケナフの種子休眠→発芽を確認 詳細情報
2006/10/17 ポッカ、名刺の紙原料をケナフから間伐材に変更 詳細情報(PDF)
ポッカの「環境報告書2006」によれば、「環境に対する取り組み」の一環として、間伐材の利用促進のため、名刺の紙原料を従来使用していたケナフから間伐材へ順次変更するとのこと。
*生態学的な観点から、間伐材の活用が進むのは賛成です。<は>
2005/12/12 NTTドコモ、ケナフ原料の携帯開発、利点は「石油資源の節約とCO2削減」
ITmedia +D Mobile 12/12付記事(トウモロコシとケナフから生まれました──エコ携帯「N701iECO」)によれば、「利点としてあげられたのは、『石油系資源の節約と、CO2の削減』」。「トウモロコシとケナフを計画的に栽培する必要があるので、この段階で光合成によるCO2の削減ができる。ケナフは通常の樹木より3倍から9倍、CO2の吸収能力が優れている。こうした点からもこの組み合わせは環境に優しいといえる。」(ドコモ担当者)
*いい加減同じネタなんで、今回は敢えて突っ込み無しで<は>
2005/10/7 【予告】京都市でケナフ普及促進をめざす集会 詳細情報
日時:2005年10月14日(金) 場所:ぱ・る・るプラザ京都
主催:「ケナフ15周年記念会」(代表、稲垣寛・神戸女子大名誉教授)
後援:環境省・毎日新聞
*主催はケナフ協議会じゃないんですね。しかし右手で生態学者と握手して、左手でケナフ推進団体と握手するなんて器用ですね>環境省&毎日新聞 <は>
2005/08/15 国交省、霞ヶ浦でのケナフ水上栽培に関する特区申請却下
霞ヶ浦でのケナフ水上栽培について、実行主体のNPO霞ヶ浦浄化連が、河川法適用除外に関する特区申請を行い、却下された。
詳細情報(*「【資料1】各府省庁からの最終の回答」をクリック→「国土交通省」のPDFを開き、管理コード120100を参照)。関連情報1 関連情報2
*Good job!>国交省<は>
2005/04/18 国立環境研究所の「侵入生物データベース」にケナフ収録
2004/12/17 ケナフ植栽事業でオオサンショウウオが危機に 中日新聞
12/4付記事(「赤い土砂の影響深刻 瀬戸でオオサンショウウオの生息心配」)によれば、ケナフ栽培を理由とした不法開発により、大規模な土砂流出が発生し、国の特別天然記念物、オオサンショウウオの生息が危ぶまれている。オオサンショウウオは皮膚呼吸を行うため、「川が砂で濁ると影響が大きい」と地元の保護団体も懸念している。
*2004/05/07付トピックの愛知博のケナフ植栽地では、カヤネズミの生息が確認されています。今回のオオサンショウウオの生息地の破壊といい、他の生きものを犠牲にして、「環境に優しい」とは噴飯ものです。<は>
2004/11/01 『特定外来生物に指定すべき生物の提案リスト』にケナフ収録 詳細情報
「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」で規制対象となる種のリスト選定作業に先立ち、WWF・日本野鳥の会・日本自然保護協会は『特定外来生物に指定すべき生物の提案リスト』を作成、環境省に提出。
*私も若干ですが、協力させていただきました。リストに含まれる種が全て規制対象となるのは難しいと思いますが、1種でも多く規制されるよう願っています。<は>
2004/09/12 ケナフの他感作用(アレロパシー)、国内で初確認
第51回日本生態学会大会(2004年8月25〜29日、釧路市観光国際交流センター・釧路プリンスホテル)において、フジバカマへのケナフの多感作用(アレロパシー)が確認され、フジバカマの成長と生残に負の影響を与えるとの報告があった。

「ケナフの他感作用に関する研究−フジバカマの発生および成長に与える影響」
岩崎寛(兵庫県立大学・自然研/兵庫県立淡路景観園芸学校)、服部保(兵庫県立大学・自然研/兵庫県立人と自然の博物館)

上記発表要旨によれば、ケナフとフジバカマを混ぜて播種すると、ケナフはフジバカマの発芽には殆ど影響を与えなかったが、発芽後の成長に大きく影響を及ぼした。フジバカマの生残、現存量は激減し、最終的に生残数はゼロになったとのこと。

*ケナフの多感作用については、海外では既に報告があるようですが、在来種で確認されたのはこれが初めてですね。ちなみに、フジバカマは環境省RDBで絶滅危惧II類(VU)にランクされている希少な植物です(掲載にあたっては、発表者の了解を得ています)。<は>
2004/05/07 愛知万博駐車場予定地周辺にケナフ5000本!? 毎日新聞
 5/7付記事「[愛・地球博]親子らがケナフ植える−−日進・愛知牧場 /愛知」によれば、「ケナフ学習フレンド」(小山忠文代表)「草の文化実行委員会」(若杉廣巳代表)の2団体が、愛知万博駐車場予定地(愛知県長久手町)の周囲に「自動車の排ガスを酸素にかえようと、5000本のケナフを植える」計画とのこと。
*あんまり呆れたので、凍結解除しました。愛知万博って、矛盾だらけですよね<は>
2003/01/24 環境省、ケナフを移入種リストに収録、生態系撹乱の可能性認める 詳細情報
 平成14年8月に開催された環境省移入種検討会(野生生物保護対策検討会移入種問題分科会)において作成された移入種リストにケナフが収録された。

「移入種(外来種)への対応方針について」(PDF)(表1−1)
 
影響の種類:生物多様性への影響
 影響のタイプ(種の特性):生態系の撹乱(競合・駆逐)
 評価:(海外で影響が確認されるなど)国内でも影響をおよぼす可能性がある
2003/01/12 霞ヶ浦の水質浄化用「ケナフいかだ」、収穫せず放置
 朝日新聞1/8付記事「水質浄化に外来水草栽培 水面浸食やっかい者に」によれば、霞ヶ浦をはじめ、全国各地で水質浄化のために移入されたホテイアオイボタンウキクサなどの外来水草が逸出帰化し、大繁殖しているとのこと。記事は霞ヶ浦の水質浄化用に設置された「ケナフいかだ」についても言及。「ケナフは収穫されず、古いいかだの残骸も放置されている」とのこと。
*ケナフいかだ、ほったらかしですか・・・。せっかく吸収させても、これでは何の役にも立ちません。ただのゴミですね。<は>
2002/12/07 霞ヶ浦外来種問題で自然保護団体、国と県に要望書 要望書全文
 12月6日、特定非営利活動法人アサザ基金霞ヶ浦・北浦をよくする市民連絡会議が連盟で国土交通省関東地方整備局霞ヶ浦工事事務所および茨城県に「霞ヶ浦での外来種(移入種)対策の実施を求める要望書」を提出。要望書には、水質浄化目的でのケナフ利用自粛要請も入っている。
2002/12/02 霞ヶ浦浄化で「ケナフいかだ」!? 常陽新聞
 5/27付記事「霞ヶ浦浄化で「ケナフいかだ」進水 『水上農業の第一歩』地域産業化目指す」によれば、土浦市川口町付近の霞ケ浦の湖上に、「いかだでケナフを栽培して霞ケ浦の水質浄化を目指す」「ケナフを活用して地域産業を興す」ことを目的として「ケナフいかだ」が作られた。事業実行主体は「NPO霞ケ浦浄化連」の設立準備に携わる市民有志二十八人。今後は5台のケナフいかだを霞ケ浦流域下水道事務所管轄の湖水千fで栽培予定とのこと。
*あんまり驚いたので、思わず凍結解除してしまいました。
 未だにこういった事業が環境保全の美名のもとに行われているということは、非常な衝撃です。「また、高い光合成機能を持ち、二酸化炭素の吸収量が多いために、地球温暖化防止に効果がある。」などと、最近ではケナフ推進団体ですら用いなくなってきた表現を使用する記者の見識も疑います。<は>
2002/09/28 外来種問題に鋭く切り込む
「外来種ハンドブック」
(日本生態学会編、村上興正・鷲谷いづみ監修、地人書館)
ケナフも収録(「ケナフ〜環境ブームがもたらす善意の自然破壊」)
2002/07/07 ケナフを育てて美しい地球残す 北海道新聞
7/4付投書(「ケナフを育てて美しい地球残す」、投稿者:北海道ケナフの会代表 卯城恵美子)によれば、当会は地球環境保全のために「二酸化炭素の吸収固定化に優れ」るケナフに「夢を託し」、「21世紀に生きる子どもたちのために美しい地球を残したいと願い」、「官・民・学が一体になっての栽培」や「環境製品の開発」等を推進しているとのこと。
*こういう、ケナフにまつわる「神話」をよりどころに活動を展開する団体がまだいるんですね(苦笑)<は>
2002/06/20 関東でも繁殖能力を持つケナフ品種が判明 日本農業新聞
5/8付記事(「ケナフの多面的研究が進む」)によれば、「旧農研センター系統」という品種が、関東の気候で栽培でき、且つ種子を作る本格的な栽培にも適していることが判明したとのこと。
*「熱帯原産で、関東以北の涼しい地域では栽培は出来ても種子が出来ない」と言われてきましたが、どうやらこれで冷涼な気候でもケナフの野生化が否定できなくなりそうですね。今後さらに品種が改良される可能性もあり、栽培管理には十分な注意が必要だと思います。<は>
2002/06/16 予告!「ケナフファンタジーミュージカル」公演(神奈川県平塚市) 詳細情報
日時:2002年9月15日(日) 場所:平塚市民センター
主催:ケナフファンタジーミュージカル『KNF20:02』公演実行委員会
共催:平塚市・(財)平塚市文化財団
協力:平塚ケナフ普及協会
後援:平塚市教育委員会・平塚商工会議所・(社)平塚青年会議所・湘南ひとまち研究会・NPO法人ケナフ開発機構・平塚ロータリークラブ・平塚湘南ライオンズクラブ・国際ソロプチミスト平塚・JA湘南農業協同組合・湘南ケーブルネットワーク(株)・(株)湘南平塚コミュニティ放送・イセハラエフエム放送(株)・埴生会
*この期に及んでまだ「ケナフは地球を救う」と言いますか(苦笑)<は>
2002/05/27 当サイトが『総合学習のテーマ別ホームページ完全活用ガイド 』(あかね書房)の「環境」コーナーで紹介されました。
2002/05/11 当サイトが『中学校理科指導書 総説』(啓林館)の「インターネットの活用」コーナー(p142)で紹介されました。
*推進・反対双方のサイトをフェアに紹介しています<は>
2002/04/26 サッポロビール千葉工場、育てたケナフが「ゴミ同然」に サッポロビール千葉ビオトープ園 当サイト関連記事1 当サイト関連記事2
 2002年4月19日発売の「週間金曜日」記事(「ケナフはカヤネズミを救わない」)によれば、同社は「『地域環境活動』と銘打って敷地内に約1000平方メートルのケナフ畑を造成し、2000年春から地元小学校や市民グループに開放してきた。」2000年は500kg、2001年は600kgのケナフを収穫したが、コスト面から「『結局、去年は紙には出来ませんでした』(林義廣・同工場総務部課長)」「収穫したケナフの一部は手漉き用に引き取り手を見つけたが、残りはゴミ同然になった。林氏曰く、「紙原料としての需要や集荷システムのない現段階では、環境対策としての効果はクエスチョンマーク」。今年のケナフの種まきは検討中とのこと。
2002/04/26 <続報>大阪ガス、「環境に優しい」ケナフを無償配布 大阪ガス
大阪ガスケナフプロジェクト
の当該ページから、イベントが削除された。
プロジェクト詳細に記載されている担当部署に問い合わせたところ、「申し込みは直接来場されたし」とのこと。つまり、イベントはまだ実施中ってことです。それなら、何故大阪ガスのHPに「このイベント情報は期間外です」って掲示してるんでしょうか?不可解です<は>
2002/04/19 ケナフはカヤネズミを救わない 週間金曜日
(平田剛士:続・日本全国ネイチャー・ネイチャー(6) 京都市・淀川水系 ケナフはカヤネズミを救わない、「週間金曜日」、2002年4月19日号、pp52-55、株式会社金曜日)
2002/04/12 大阪ガス、「環境に優しい」ケナフを無償配布 大阪ガス
大阪ガスケナフプロジェクト(実施中。締切:2002年5月末)
プロジェクト詳細(PDFファイル)
「二酸化炭素を多量に吸収=環境に優しい」という「信仰」の根強さには、ため息が出ますね。<は>
2002/03/30 国土交通省、河川敷でケナフが帰化する可能性に言及 国土交通省荒川下流工事事務所
  「荒川下流年度レポート」によれば、「河川における生態系への影響がどうであるかについて、未だ明確なことは言えませんが、河川敷ではケナフが高く伸びるため、低い草花がダメージを受ける、そのまま帰化してしまう、また帰化してしまった場合の影響などいくつかのケースが想定されます。したがって、今は生育の範囲を管理・観察できる場所以外には植栽しないということを申し上げており、こういった事柄に関しては、情報の収集や荒川で活動する自然環境に熟知した方々からの情報・アドバイスを受けながら進めています。」とのこと。(「8.沿川の方々からよせられた主なご意見の要旨とそれに対する回答・対応」より抜粋。
*当サイトの主張を肯定する見解で、評価出来る内容だと思います。<は>
2002/03/26 <速報>ケナフの自然落下種子、静岡県で2年連続発芽 地球クラブ
 「地球クラブ」の報告によれば、静岡県清水市で、昨年に引き続き、ケナフの自然落下種子の発芽が確認されたとのこと。
*もしこれが事実なら、二世代にわたってケナフが自然繁殖したことになります。しかも今回は自然落下した種子が生育→結実→種子の成熟・自然落下→発芽しているので、野生化の第一歩を踏み出したと言えると思います。<は>
2002/02/18 「畜産の研究」、河川敷でのケナフ栽培に否定的見解の記事掲載
 「保全教育を実践する軽井沢のリゾート−自然を知る楽しさと意義−」(南正人:星野リゾート ピッキオ)(2002年、第56巻、第1号、pp197−203)
 「身近な地域生態系に関する科学的な視点も環境保全の観点もない」と、市民団体等による河川敷でのケナフ植栽を批判。「『地球にやさしい』というイメージで、さらに大きな撹乱を生むかも知れない植物を植える必要があるのだろうか」と疑問を投げかけている。
2002/01/13 ケナフのCO2削減効果に否定的見解(大阪市立自然史博物館)
「ケナフで地球環境は救えない」(藤井伸二:大阪市立自然史博物館)(「第29回特別展 レッドデータ生物−失われゆく 自然と生きもの−」、pp50−51、2001年8月、大阪市立自然史博物館)
*上記冊子は特別展の資料として配布されたものです。<は>

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