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あなたは1999年7月12日以来人目のカヤニストです(^-^)
カヤネズミ(学名:Micromys minutus)という生き物をご存知ですか?
頭胴長(鼻先から尾の付け根まで)約6p、尾長(尾の長さ)約7p、体重7〜8グラムの日本で一番小さなネズミです。背中はオレンジ色、腹部は真っ白でとても愛らしい姿をしています。
主に休耕田や河川敷、草原に生息し、そこに生えているススキ、オギ、チガヤなどイネ科の葉を利用して、直径10pくらいの球形の巣を作ります。巣に使われる葉は生きており、周りの植物と同じ色をしているため、上手にカモフラージュされています。彼らはこの巣で出産・子育てをし、また休息場所として利用しています。
しかし最近、河川の工事や、新しい道路・ゴルフ場の建設などでカヤネズミの生息地がどんどん奪われています。田畑のあぜ道や休耕田に生えているススキの群生も、カヤネズミの大切な生息地ですが、農家の方が刈り取ってしまうため、住みかを失いつつあります。都市部に近い郊外では、姿はおろか、巣を見つけるのさえ難しい状況です。私は1998年からカヤネズミをテーマに研究していますが、カヤネズミを取り巻く環境は確実に悪化していると感じています。 カヤネズミは、ドブネズミのように人家に侵入して悪さをしたり、ハタネズミのように畑にトンネルを掘って作物に被害を与えたりはしません。彼らはオヒシバやエノコログサ、バッタやイナゴを食べて暮らす、おとなしい生き物なのです。
こんなに小さくてかわいらしく、無力な生き物が、私たち人間の活動によって住みかを奪われて消えていくことは、とても悲しいことだと思います。もしカヤネズミの姿を見かけたり、巣を見つけたときは、どうかさわったりせずに、そっとして置いてやって下さい。
よくある質問と回答
更新履歴 作者紹介 |
全国カヤマップ2005特別版〜カヤ原保全への提言 Part2〜 ■全国カヤマップ特別版編集局編 最新3年分の調査データ、営巣植物の識別や植物標本作成法を収録。 内容紹介・購入方法 カヤマップ特別版プレミアム・セット 全国カヤマップ2002特別版〜カヤ原保全への提言〜 ■全国カヤネズミ・ネットワーク編 *観察の手引きとしてもご活用いただけます 内容紹介・購入方法 カヤネットオリジナルポストカード 内容紹介・購入方法 |
「生態学からみた里やまの自然と保護」 畠佐代子・分担執筆(2章 事例:里やまのカヤネズミの生活と人のかかわり)石井実・監修/(財)日本自然保護協会編 講談社 2005年 「外来種ハンドブック」 畠佐代子・分担執筆(第3章外来種事例集:ケナフ) 村上興正・鷲谷いづみ・監修 日本生態学会編 地人書館 2002年 |
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