サイコキネシス

   人間が精神エネルギィを集中させることで、物理法則に囚われない超常的現象を引き起こす、いわゆる超能力の一つであり、物質を自由自在に操ることができる。テレキネシスとも呼ばれ、日本語では「念動」あるいは「念力」と訳されている。
   物体に触れること無く、精神エネルギィを用いて物体に力を加え、コントロールする。物体は移動したり、形状を変化させたり、変質したりする。現代ではこの能力の存在自体が科学的に証明されておらず、オカルトの一つとして一般には認識されている。
   この能力の原理を解明したのか、あるいはその高度な科学力により人工的にサイコキネシスを「創り出した」のかは不明だが、赤の星では対機界31原種用生体兵器「アルマ」にこのサイコキネシス能力を付与することに成功している。これは通常アルマは護衛役であるソルダートJの庇護の下に行動しているが、何らかの理由でソルダートJの護衛が受けられない状況に陥った時の自己防衛能力として付与されたもので、基本的には自己防衛の本能にしたがって発現される。しかし理論上ある程度の訓練を重ねれば、自らの意志で自由に物質をコントロールすることも充分に可能であるとされていた。更にJパワーとサイコキネシスを併用することで、強力な防御結界を展開することも可能である。戒道少年も当然この能力を持ちあわせており、東京タワーJジュエルのリミッターが解除されるまでに、幾度かその能力を発現させている。