フェイクGSライド

   悪の国際犯罪組織・バイオネットが中国・科学院航空星際局で入手したデータをもとに「パリ破壊作戦」に伴い奪取した物質瞬間創世艦フツヌシにおいて「創世」したGSライドを模した発動機。GSライドの中枢たるGストーンそのものは依然としてその構造やエネルギィの発生原理が解明されていないためにフツヌシといえども「創世」できなかったが、ジェネレイターとしてはGSライドに迫る性能を持っている。以降、バイオネットの機動兵器や機動要塞、メタルサイボーグなどにひろく搭載されるようになる。これによりバイオネットはその戦力を大幅に増大させており、もはやGストーンを所有しない一般の警察組織ではバイオネットの活動を掣肘することは難しくなっている。Gストーンとそれに伴うオーバーテクノロジーは地球における知識、技術水準を大幅に引き上げたが、一方でその拡散に伴いそれらを用いた破壊活動、およびそれに類する犯罪行為が世界規模で生じているということもまた事実である。
   GSライドのデータ流出、およびフツヌシが奪取されたことの責任をとって当時のフランス、中国のGGG首脳が揃って辞任に追い込まれている。
 なお、破壊されたバイオネットの機動兵器から回収されたフェイクGSライドを基に、Gストーンを必要としない高性能発動機が開発され、量産型コスモロボなどに使用されているという未確認情報もある。