『S−Report』 10/18号 エコピュータ - もうパソコンはいらない!?(1)
いつの間にか秋はパソコンの秋モデルがでる季節となってしまいました。そう簡単に買い換える訳にもいかないのにメーカーが年何回もモデルチェンジするのはパソコンぐらいです。 今回から継続的にパソコンやOSの新商品が必要なのかというテーマでおおくりしたいとおもいます。理念的なお話ではなく現実に使えるようなお話にしたい思っています。 この度リースの終わったメーカー製パソコンを再生したパソコン「エコピュータ」が発売されました。信頼のサポートシステムによって、これまでの中古品に対する不安を解消。低コストで気軽に導入でき、安心してご利用いただけます。 たとえば、正規のOS再導入はもちろん、同一機種で、まとめて導 入したい、IT化コストを抑制したいなど、お客様のさまざまなニー ズに対応。 また、信頼あるシステムインテグレーターとの提携により、トータ ルシステムとしてのご提供にもお応えします。 http://www.ecoputer.com/ この事業は、昨年8月から個人向けにパソコンのリサイクル事業 を展開していた東電環境エンジニアリングとコンピュータのリース を行っている住商リース及びOSを含めた各種ソフトやハード部品等を販売しいる三井物産デジタルの三社が共同で始めたものです。 今までもパソコンの中古販売も行われていますがその保守・アフターサービスなどはその販売店によってずいぶん差がありました。 また、パソコンの部品のリサイクルも部品の中には極めて環境に有害なニッカド電池等があり、産業廃棄物として単純に処理すること難しくなっています。 大手メーカーを中心に販売・リース契約を結んでいる企業ユーザーの出す使用済パソコンをメーカーが回収し部品として再利用していますが残りはやはり産業廃棄物となっています。 日本アイ・ビー・エム(IBM)とソフマップは10月4日,日本IBM製の使用済みPC下取り回収とリユース販売で協業すると発表した。 日本IBMが,直販サイト「ibm.com」でPCを新規購入したユーザーを対象に特定機種の下取りを行う。回収したPCを日本IBMがソフ マップに転売し,ソフマップの中古販売網で販売する。 「日本IBMとソフマップ,中古PC下取り・販売で協業」 http://www.zdnet.co.jp/news/bursts/0110/04/ibm_sofmap.html リサイクルには「部品・素材の再商品化」は重要ですが、そのことを強張するためにリサイクルの重要な役割としての「丸ごとの再利用」より、現在は「部品・素材の再商品化」のみがクローズアップされてます。大量消費社会を反省し、「循環型経済社会」を目指す ならば「部品・素材の再商品化」ばかりでなく、「丸ごとの再利用」 するリサイクルが重要になります。(「ワインの緑色のビン」3/29号) その意味でもこれらエコピュータの試みは重要です。こればかりで なく、メーカー自身もパソコンの長寿命化やリサイクル率の向上を図ることも必要です。 しかし、パソコンの場合は資源として「リサイクルされるもの」と 「最終的に産業廃棄物として処分されるもの」の分かれ目は新しいOSやソフトに対応できるスペックがあるかです。 つまり、リサイクルされるパソコンは新しいソフトが使えるかどうかで決まるのですが、これらの「エコピュータ」商品では最新のソフトが使えないことはないですが、使うと非常にスピードが遅いです。しかし、用途によっては充分に使えるものです。 ここで、ひとつの問題が浮かび上がってきます。普通の商品では別に最新式でなくてもいいものが多いです。ではなぜパソコンだけに最新を求めるのか。そしてハードと同じように、OSやソフトも最新のものでなければならないかということです。 このことは「エコピュータ」商品を使う上で非常に重要なことです。 −もうパソコンはいらない!?(2)に続く
リサイクルという言葉が無い時代からから古本はリサイクル(活動)でした。 古くから行われている古本市といえば 第42回東京名物神田古本まつり 青空掘り出し市 http://www.book-kanda.or.jp/NEWS/2001/ivent01.htm 趣 旨: 巨大ブックセンター神田150余軒の古書店が催す、一年一度の大古本市 日 時: 10月26日(金)〜11月3日(土) 場 所: 岩波会場 − 神保町交差点際 午前10時〜午後6時(雨天中止) 三省堂会場− 駿河台下交差点際 午前10時〜午後7時30分 同時開催: 「古書特選即売会」 稀本・珍本・良書がいっぱい! 10月26日(金)〜10月28日(日) 午前10時〜午後6時(最終日午後5時閉場) 特設会場 日本教育会館7階 主 催: 千代田区・神田古書店連盟