有線・無線ブロードバントサービス 「ネットワークインフラと速度」(6/28号)で書きましたYahoo! BBのサービスはNT Tの対応が遅いため実現性を疑問視する声もありますが、その価格破壊の波は着実に有線・無線ブロードバントサービスの料金に及んでいます。 ・Yahoo! BB,本サービス開始を9月に延期 NTT回線の諸手続の遅れが一因 ソフトバンク・グループは7月30日,グループ会社のヤフーおよびBBテクノロジーが共同で提供するADSLサービス「Yahoo! BB」の本サービス開始を9月1日に延期 すると発表した。これまでの予定では,8月1日に本サービス化する予定だった。 8月末までは現行の無料試験接続サービスを続ける。 日経コミュニケーション http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NCC/NEWS/20010730/4/ ・株式会社ソニーネットワークコミュニケーションズ So-net ADSLは最大速度1.5Mbps月額料金2,980円および最大速度8Mbps月額 料金3,280円で8月(9月)より全国でサービスを開始する予定です。これはNTTよ り約1,000円安くYahoo! BBより少し高い。 http://www.so-net.ne.jp/access/adsl/ ・株式会社トーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズ http://www.tokai.or.jp 8月から、神奈川県と埼玉県で始め、順次関東地方で展開すると発表した。毎月 の料金は、接続業者(サービスプロバイダー)と専用モデム料金を含めて、使い放 題の定額制で月3980円。DSL最大手で、月5000円前後のNTT東日本・西日本 の「フレッツ・ADSL」よりも安くした。 http://www.asahi.com/business/update/0719/011.html
メールの添付ファイルにより感染を拡げる危険度の高い新種ウイルス「W32/Sircam」が猛威をふるってます。 このウイルスは7月17日に最初に出現していますのでそれ以 降にワクチンソフトの定義ファイルを更新していないと発見でき ないことがあります。 ご使用の市販ワクチンソフトベンダーのサイトにアクセスし情報を入手し定義ファイルを更新してください。 また下記の通り古いバージョンのワクチンソフトにも注意して下 さい。 シマンテックおよびトレンドマイクロのゲートウエイ用ウイルス対策製品において,「Sircam」ウイルスを検出できない場合が あるという問題が明らかとなった。最新のウイルス・チェック用 のデータ・ファイルを使用していても,検出できないことがある。 問題があるのは,シマンテックの「Norton AntiVirus 1.5 for FireWalls」および「NortonAntiVirus 2.1/2.51 for Gateways」, トレンドマイクロの「InterScan VirusWall for Windows NT 3.x」*。 トレンドマイクロは7月26日に同社Webサイトでパッチを公開した。 また,シマンテックは不具合を修正したバージョンを7月27日か らユーザーに配布する予定である。 * 3.x以前のバージョンにも同様の問題があるが,現在はサポ ート対象外。 両社とも,上記製品はSircamウイルスをまったく検出できないわけではなく,「検出できない場合がある」としている。現在猛威 を振るっている Sircam ウイルスは,メールに自分自身を添付して感染を広げるウイルスである。自分自身を送信する際,Sircam は送信元マシンからランダムにファイルを選択し,ウイルス・ファ イルに組み込む。そのため,ファイル名だけでなく,ファイルの内 容自体も送信元により異なる。そのファイルの内容によっては,上記製品ではSircamを正しく認識できないという(以下略) http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20010727/1/ また、8月に活動再開の恐れのある「Code Red」はインターネッ トの一部に機能停止に陥らせる可能性があります。これは個人では対策がとれませんので皆さんのお使いのプロバイダ等のIISの管理者・専門家が対策をしているはずです。ただ、無料プロバイダー・自営サーバーの場合は念のため担当者に確認してください。 また、コンピューターウイルス対策の基本的なことは「ネットワークセキュリティ」(6/14号)、情報処理振興事業協会セキュリティ ンターの情報をご参照ください。 http://www.ipa.go.jp/security/