百円ショップついてはこのレポートでも随分書いてきましたが百円ショップの勢いはまだまだ止まりませんね。 さて、すっかり定着した百円ショップですがこの頃は駅ビルや ショッピングモールにも進出したり、郊外型大型店も増えました。 洋服の青山では店舗を百円ショップに代えてしまった店もあります。 洋服の青山などの「大手ロードサイド量販紳士服店」はディスカウントスーツで事業拡大してきましたが最近は販売数も長期 低落傾向にあります。理由はスーツ低価格が当たり前になり百貨店などが低価格帯のスーツを販売し始めたこととビジネスシーンにおけるスーツ離れなどがあげられます。 この様な状況の中、大手ロードサイド紳士服店は相次いで2プライス(3プライス)ストアをオープンさせています。スーツの2プライス(3プライス)ストアは京都市のオンリーが「ザ・スーパースーツストア」を始めてすぐに各社がこれに追従しました。 2プライス(3プライス)ストアとはスーツの価格を19,000円と 29,000円に絞り、気に入ったスーツのシルエット(スーツスタイル・体型)と多種類の生地を選んで好みのスーツを購入できる店です。 ザ・スーパースーツストア/オンリー http://www.only.co.jp/sss/concept/ ザ・スーツカンパニー/青山商事 http://www.uktsc.com/# スーツダイレクト/アオキ http://www.suitdirect.net/menu/menu.html パーフェクト・スーツ・ファクトリー/はるやま商事 http://www.perfect-s.com/menu/menu.html スーツ・セレクト21/コナカ エフ・ユニット/はるやまチェーン Xパワー・スーツストア/ダイエー ロンターナ/マイカル この結果、百貨店のスーツ売場が影響を受けています。大手ロードサイド紳士服店に対抗して価格を下げたところ、今度は2プラ イス(3プライス)ストアに再度、顧客を奪われてしまう状況が起きています。 「スーツはどこへ消えた?」百貨店バイヤーズサロン http://www.fashion-net.com/b_salon/salon0105_j.html このようにプライスラインを絞った戦略は成功しているようです。この戦略は百円ショップと同じですが、その他にも多様なニーズを 受入れるためのシステム化が成功の要因ではないでしょうか。 多様なニーズのシステム化とは、例えばザ・スーツカンパニーの場合ではスーツを体型・生地・色の他に「クラッシック」「コンテンポ ラリー」「アドバンス」というスーツスタイルも選ぶ事ができます。やはり19,000円の価格帯のスーツがメインの従来型の「大手ロー ドサイド量販紳士服店」では例えばこの色でこの生地で「アドバンス」という感じのスーツスタイルのものが欲しい思っても既製服である以上それは見つけるのは困難です。しかし、このシステムでは既製服よりオーダーに近いスーツを買うことができます。 カラーバリエーションを増やしたユニクロの例をあげるまでまでも なく、価格だけでなく多様なニーズをどのように取り入れて商品化するが現在の商品開発のポイントではないでしょうか。
IT関係のイベントは難しいものが多いですが子供からお年寄りまで楽しめるイベントです。 ぱそまる2001 http://www.nikkei.co.jp/events/pasomaru/ もっと楽しい、もっと得する、インターネット生活。 日 時: 2001年7月19日(木)〜22日(日) 10:00〜17:00 場 所: 東京ビッグサイト 西ホール 主 催: 日本経済新聞社 入場料: 当日1000円