『S−Report』  6/14号  ネットワークセキュリティ 
   
 変なメールが来たことはありませんか。この頃は売り込みメールや間違いメール、チェーンメール(不幸の手紙のメール版)も 受け取ることが多くなりましたね。でも、このようなメールともあきらかに違う変なメールがあると気持ち悪いものですよね。
 こんな時、ある日「ウィルスに注意しましょう」というアドバイスメールが届いたら・・・

 『6月1日に発病するウィルスがあるので、「SULFNBK.EXE」と いう名のファイルを削除するように』という内容のデマが今年は大量に出回っていました。
 このようなメールの内容はデマですので、転送せずに削除してください。メールの内容を安易に信じて指示通り 「sulfnbk.exe」ファイルを削除しないようにしてください。このファイルはWindowsシステムが必要とするファイルですので、削除するとWindowsにトラブルを招く恐れがあります。ウィルス感染が心配な方は、アンチウィルスソフトを最新の状態にアップデート してからウィルスチェックされることをお勧めします。
  このデマメ ールは英語版、スペイン語版、ポルトガル語版、ドイツ語版、イタリア語版が発見されているそうです。日本語に訳されたものもかなり出回っていたのでご注意ください。
 「最新デマメール情報「sulfnbk.exe」」(2001年6月1日) 日本コンピュータセキュリティ協会
  http://www.jcsa.or.jp/hoax2.html

  インターネットでは毎日ウイルスメールが送られてきたり、ウェブサイトがクラッキング(破壊)されたりしています。そうなるとこ ういうメールに引っ掛かってしまう人も多いかもしれません。
 この頃は悪質なウィルスも多く、酷い目にあう人が多いです。
 このような状況ではインターネットを使う人はクラッキング、ウィルスなどへのネットワークセキュリティに気を使わない訳には行きません。個人でも自衛策をとらないと大変なことになります。

 そのためには、まず情報処理振興事業協会の「パソコンユーザのためのウイルス対策7箇条」をぜひ見て下さい。昨今のトロイの木馬タイプウイルスやメール機能を悪用するウィルスの急増及び初心者ユーザの増加と同ユーザのセキュリティ意識の不足が見受けられる状況から、予想されるウィルス被害の拡大と再発を防止する目的で、パソコンユーザのためのウイル ス対策7箇条の現状に即した改訂を行ったので、下記に示す。

 パソコンユーザのためのウイルス対策7箇条(Update)
 
1.最新のウイルス定義ファイルに更新しワクチンソフトを活用すること
  2.メールの添付ファイルは、開く前にウイルス検査を行うこと
  3.ダウンロードしたファイルは、使用する前にウイルス検査を行うこと
  4.アプリケーションのセキュリティ機能を活用すること
  5.セキュリティパッチをあてること
  6.ウイルス感染の兆候を見逃さないこと
  7.ウイルス感染被害からの復旧のためデータのバックアップを行うこと
      http://www.ipa.go.jp/security/

 ですから、上記のようにワクチンソフトを購入する必要があります。 主な市販ワクチンソフト(と対応するOS)は下記の通りです。

Norton AntiVirus (株)シマンテック
  Windows95 Windows98 WindowsNT/Me Macintosh Windows3.1 DOS マクロウィルスに対応。
  未知のウィルスも確実に発見し対応。 インターネットから電子メールを受信前にウィルスを削除。 (後述のパーソナルフィヤーウォールソフトとセット有り)

Sophos Anti-Virus (株)シー・エス・イー
Windows95 Windows98 Windows2000 WindowsNT/Me DOS Macintosh Unix OS/2 NetWare OpenVMS
ネットワーク全体を保護し、スタンドアロンマシン、LAN、 企業全体といったいかなる規模にも対応。全ての主要なデスクトッ プOS、ネットワークOSにも対応。

VirusScan (株)日本ネットワークアソシエイツ
Windows95 Windows98 WindowsNT/Me Windows3.1 Macintosh 未知のウィルスにも対応。
電子メール添付ファイルに潜むウィルス を検出・削除。電子メール添付ファイルを開く前に駆除。

ウィルスバスター2000 トレンドマイクロ社(株)
Windows95 Windows98 WindowsNT/Me マクロウィルスにも対応。未知のウィルスにも対応。 不適切なインターネットサイトへのアクセスによる感染の防止。

日本コンピュータセキュリティ協会のサイトでも特定のウイルスに対するワクチンソフトを無料で取得できます。    http://www.jcsa.or.jp/download/index.html

 世界的なネットワークセキュリティソフト開発会社であるシマンティック社のサイトでは無料であなたのパソコンのウィルスチェックしてくれます。トロイの木馬タイプウイルスのチェツクも。    
  http://www.symantec.com/region/jp/securitycheck/index.html

 
パソコンをインターネットに常時接続をされている方は必ずパーソナルフィヤーウォールソフトを使って下さい。パーソナルファィヤーウォールソフトとは外部からあなたのパソコンに侵入を防ぐソフトです。

 下記のサイトではパーソナルフィヤーウォールを無料で取得できます。

 SYGATE PERSONAL FIREWALL 4.0
 http://www.sygate.com/ zone alarm 
 http://www.zonelabs.com/

  また、シマンティック社からはNorton Personal Firewall 2001の日 本語版(Win.Mac)が発売されています。
  http://www.symantec.com/region/jp/products/home_is.html
  そこまでと思う方も多いかもしれませんが、下記のサイトを見て貰うとわかりますがその数は大変なものです。

 特に、Outlookユーザーは他のウィルスとの関連もあるのでMicrosoftの「Outlook E-mail Security Update」及び
「Microsoft Internet Explorerのサービスパック」は必ず実施してください。
                          (但し、内容をご理解の上、自己責任において実施してください。)

 日本コンピュータセキュリティ協会 
 http://www.jcsa.or.jp/  
  EVERYDAY PEOPLE  http://people.site.ne.jp/

 ネットワークセキュリティの問題はいまや個人レベルでも重要な問題です。上記のサイトを参考にして至急自衛策を講じてください。

 

 サービスの紹介


 前号で取り上げた廃盤シングルの復刻盤を気軽に買えるシステムをイメージクエストインタラクティブ社が始めることになりました。

  http://www.iqi.co.jp/  

 日立製作所と音楽ベンチャーのイメージクエストインタラクティブ社 (IQI、本社・東京)は今秋をめどに、廃盤になったシングルレコードの曲をインターネット配信によって復刻する事業を始める。
 レコード店などに設置した専用端末を使ってCD―R(読み書き可能 なCD)に好きな曲をダウンロードしてもらう仕組み。CD1枚に最大7 曲まで入り、1曲150円から300円。70年代にはやったニューミュー ジックやディスコ音楽の復刻のほか、レコード会社などから曲を集めて配信し、復刻させたいという。
 6月中旬に、新星堂の東京・恵比寿など首都圏3店で実験を始める。 IQI社は音楽業界のマーケティング会社で、著作権者などの了解を得た約2万曲の音楽をデータベース化している。
  日立は2月にIQI社の 7500万円の第三者割当増資を引き受け、現在は26%の株を保有している。

「廃盤シングル、ネット配信でCD―Rに復刻」 http://www.cnn.co.jp/2001/TECH/06/09/asahib9004.asahi/


 ご購読・ご利用規約
 
 ご意見、ご感想、ご要望をお聞かせください。
 掲載された記事を許可なく使用することはご遠慮ください。
 ご紹介または転載等のご相談は下記までお願いします。
 掲載している情報は各人の責任においてご利用ください。
 『S−Report』は既存の配信システムや問題になっているマイクロソフト社のメーラーを使わず「独自の配信システム」で配信しており、ホストマシン自体にもファイヤーウォール、「最新のワクチン」を導入し必ずチェックを行い対策を とっておりますのでご安心ください。