『S−Report』  3/8号  Googleとベンチャー 

 
 
この頃、テレビでも新しい話題の話題性の指標としてインターネットのWebサイト(ホームページ)のアクセス数が使われるようになりました。

 ところがインターネットで必要な情報を調べようとするとなかなか見つからないことが多いです。これは、Webサイト数か増えすぎて情報が氾濫しているためです。
 そのために「検索エンジン」(サーチエンジン)というものが使われてます。
 「検索エンジン」とは調べたい事項を入力するとその内容が載っているWebサイトを探してくれるものです。

 大体は無料で主なものにはこのようなものがあります。
  [Yahoo!] [Excite Japan] [ Fresheye] [ Goo] [ Infoseek] [Lycos Japan]

 そのほかにこのような個々の「検索エンジン」をまとめて検索 する「メタ検索エンジン」(メタサーチエンジン)というものもあります。

 さて、これらの中でも特に便利な検索エンジンはGoogleです。
  http://www.google.com/

 「Googleは最も的確な検索結果を瞬時に表示します。高度な次世代テクノロジーを利用したGoogleは、すべての問い合わせに対し的確な検索結果を迅速に出します。その秘密はイ ンターネットのリンク構造そのものに基づいて、関連あるウェブサ イトを自動的に順位付ける方式を用いてる点にあります。
 ウェブ上の膨大な情報にアクセスし有効に使いこなすには、優れた検索サービスが不可欠です。強力な検索ツールなしに、特定のウェブサイトを見つけ出すということは、目録のない図書館で一冊の本を見つけ出すような、大変な作業です。」

 このように非常にいいものなので普通の「検索エンジン」より高性能・高速のGoogleを使って情報収集の効率化を図ってみてく ださい。

 さて、Googleはスタンフォード大学の大学院生によって1998年に設立されたベンチャー企業です。その時点で「検索エンジン」 は既にいくつかありました。いくらGoogleが高性能とはいえ既成の有名な「検索エンジン」と競争するのには大変なことでした。
 そこで打ち出された経営方針は、このGoogleの検索エンジンと データベースシステムを貸し出すことにしたことです。たとえば、N etscapeのホームページである「ネットセンター」NEC系プロバイダ 「BIGLOBEサーチ」などの検索システムは、実はGoogleのものなのです。
  特にNEC のプロバイダBIGLOBEの場合検索の機能が弱く、サービスの弱点になっていました。そこで、Googleと提携して強化を図ったわけです。
  後発のGoogleとしては自社のブランドのみに固執せず、アウトソーシングの発想をとり入れて成功を収めたことになります。
 不況が深刻化して、もう「新しい分野が無い、資金が、知名度が、 信用が無い」とナイナイづくしのベンチャーですが、すばらしいも のだから自分たちで最初から全部やろうとせず、いろいろなやり方で徐々に地盤を固めるというごく当たり前のことが重要ではないで しょうか。

 イベントの紹介


 
ベンチャーとアウトソーシングについて考えるために。

「6回国際資材調達・アウトソーシングフォーラム 
/ 第1回中小&ベンチャー企業活性化フォーラム」
  http://www.jij.co.jp/event/impf/j_impf/index.htm

 趣 旨:
  産業素材分野における海外調達向け情報を公開するとともに国内外の中小企業、ものづくりベンチャーの技術 交流、異業種交流、大学等のシーズを紹介し、ニーズと の出会いの場を構築します。

この中の「第1回中小&ベンチャー企業活性化フォーラム」  

 日 時: 2001年4月18日(水)〜20日(金)  
 場 所: 東京ビッグサイト  
 主 催: 日本工業新聞社・日本電子機器輸入協会
 入場料: 当日1000円(予定)
       事前申し込みで無料になる予定あり   
 

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