さて、ＴＶでは「マイラインは　ＯＫ　ＯＫ」からはじまって、いろいろなＣＭが「マイラインはお得」を主張しているいますよね。
　マイラインの「お得」って？
　マイラインとは「あらかじめご利用になる電話会社を登録していただくことにより、従来必要だった「00XY」などの電話会社の識別番号をダイヤルする必要がなくなりますので、これまで以上に電話を手軽にご利用いただけるようになります」
　マイライン事業者協会 　　http://www.myline.org/index.shtml

　つまり、これは私たちにとってどうかというと、既存会社のＮＴＴは今までまったく意識せずに自分を使ってくれていたお客を取られまいとして、その他の競合各社はお客を取ろうとして必死となるために、値引き、おまけ合戦となってお徳なわけです。
　変更期限までは変更無料なんだから、いろいろとマイラインを変更して確かめるのも、また変更せずに登録有料化までにエスカレートするであろう値引き合戦をじっくりと観察して「選択」するのも いいです。別に今までと変わらないのだからと放っておいて ＮＴＴ を使い続けるのもいいです。

　ＮＴＴは民営化されても、長年市内電話の赤字を主張し、いろいろな局面で値下げを拒む理由としてきました。今回、マイラインの 導入にあたってついにその事を理由にできなくなりました。
　確かに加入電話回線設備を維持し市内電話を運営するのはコ ストがかかる割には儲からないのはわかります。でも、各事業者 が努力すればこのようになります。

　最近では宮崎シーガイアがあのようなことになったり、各地の第三セクターが破綻してるのはこのような努力が足りないからだとしかいいようがありません。
　「企業努力をせずに言い訳をする」、これは官庁体質（公社体質） そのもので、今、官庁・公社・第三セクターだけでなく銀行やあらゆる方面でそのことが問われています。
　これを他山の石として私たちもとらえなくてはならないでしょう