この「まちづくりのあらたな展開」の最初のひとつは、まさにこの「学生まちづくり学会2002」に参加した多くの学生、そしていろいろなまちづくりに参加している学生たちが教えてくれた”SEEKING
FOR A ROLE PLAYED BY STUDENTS IN TOWNPLANING”です。
つまり、「学生としてまちづくりのために何をするのか、何が出来るのかを考えてやってみよう」ということであり、このことが従来の専門性や専門家の役割を問い直し、新しいまちづくり支援のあり方、新しい専門性やまちづくり支援専門家の役割を生み出していくのではないでしょうか。
これから彼らの先生たちや従来のまちづくりの専門家たちと学生たちはいい意味で現場で対立することもあると思います。(既にあるようですが)しかし、そのようなことも含めて地域の中で活動し、地域の人たちとまちづくりをしていく中で新しいまちづくり支援のあり方、新しい専門性やまちづくり支援専門家の役割が生まれてくるのではないでしょうか。
「学生まちづくり学会2002」のことをあちこちで話していたら、共感を持って聞いてくれる人や同じ様な想いの学生も多かったのですが、やはり「学生が社会に出て持続するかどうかが問題だ」というご意見も多数聞きました。
もちろんその通りですが、このような多くの学生たちかふだんに自分たちの役割を問い直し、まちづくりに限らず地方自治体や企業やあらゆるところで仕事をしていったら大きくいろいろなことが変わると思いませんか。