『S−Report』  4/18   誰にとってのシステム?


 介護保険制度か発足してから一年が経ちましたがいろいろと問題が多いようです。そうは言っても実際に介護に携わる方々は苦労を重ねながら、創意工夫をしながら介護を行っています。

 先月開催された日本唯一のシルバーサービスのコンベンショ ン「シルバーサービス展」でも、そういった介護の創意工夫が多 くみられました。

 「シルバーサービス展」(社団法人シルバーサービス振興会)
 「いきいき、たのしく、しっかりと。」  
  http://www.espa.or.jp/event/ss012_index.htm

 この「シルバーサービス展」では介護サービスの新動向、高齢者給食等の他に介護用品については新しい介護用品、特に自立補助機器等、住まいについては介護住宅、介護リフォーム用品など、くらしのマネーについては老後資金・保険等の多様な内容が展示されていました。また、趣味・生活については高齢者のアミューズメント、旅行・パチンコまで網羅していました。
 この中には、介護を行ったことがある者ならあったらいいなあと思うものが多数ありました。
 確かに、介護対象者のセンシング(センサーによる感知)システム・保護システムなどは徘徊に悩まされる家族には便利でしょうが、本人にとってはどうかは考慮されていないようです。このようなシステムが要介護者にとって良いシステムなのか検討する必要がありそうです。
 介護でこれから重要になってくる「シルバーサービスの情報・通信の分野」では介護や介護ステーションの情報・通信システ ムを各社出展していましたが、この中でウェルネスケアネットワーク株式会社が情報・通信システムを活用し介護をトータルとして展開していました。
 ウェルネスケアネットワーク株式会社は全国規模の介護ネッ トワークで2500団体を超える介護事業者・医療機関・自治体 などが加盟する「介護ネットワーク研究会」を母体として福祉用具・介護リフォーム関係企業や松下電器産業の地域電気専門店約4000店を加え、全国規模で地域の生活密着型のサービス・ネットワーク形成しています。

 主な事業内容としては、「個人の顧客向けサービス」として、日本興亜損保、明治生命、ディーシーカード各社の顧客などに 対し、介護・健康・医療関連サービスを提供していく。
「介護事業者・医療機関などの顧客向けサービス」「法人・団体 の顧客向けサービス」では「トータルプラン」は、法人・団体に代わって、従業員や顧客向けの介護に関するサービスを提供していく。

(配布資料及び下記より抜粋しました。) http://www.nipponkoa.co.jp/news/whatsnew/news2002_03_07_wellness_care.html

 これからウェルネスケアネットワークの様な介護のトータルシステムが主流になってくると考えられますが、介護対象者のセンシングシステムと同じように、このようなシステムが要介護者にとって良いシステムなのかは疑問があります。

 もう一度、誰にとってのシステムなのか考え直してみる必要があります。


   イベントの紹介


 地球のために行動する日として制定された「アースデイ(地球の日)」4月22日の一環としてアースデイ・ステージ&アースガーデンが開催されます。
 このほかにも各地でもイベントが予定されています。

  アースデイ2002東京    http://www.earthday-tokyo.org/  

  アースデイ・ステージ    http://www.web-earth.org/  
  アースガーデン     

 日 時 2002年4月20日(土)〜21日(日)10:00〜17:00

 会 場 代々木公園イベント会場(NHKホールとなり)


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