ヘダース・コンバーター

 ヘダースをアメ車仲間に譲っていただいたので、フロント周りO/Hの時に一緒に作業して取り付けた。Yパイプも一緒に譲ってもらった。もともとはノーマルのYパイプをカットして、ヘダースに溶接して使っていたようで、取り外しの時にYパイプとヘダースが切り離されていた。よって車体に組むときには、何らかの方法でカットされた部分を繋がないといけない。溶接が手っ取り早いが、車体に組んで作業しないといけない点と、一度溶接すると取り外しの時にまたカットしなければならなくなる。また切りしろ分のギャップがあり、Yパイプとの整合性も悪いので溶接は困難だ。
 結果的に排気漏れが無いように繋がればよいわけで、次のような方法を採った。ヘダースとYパイプの接合部にシールテープを巻き、さらにその上からブリキ板を巻き両側をマフラークランプで止めるという方法だ。

ヘダースYパイプ接合

 一見すぐに抜けてしまいそうだが、Yパイプの後ろはハンガーで固定されており、こんな繋ぎ方でもびくともしない。懸念された排気漏れだが、シールテープ(アルミテープ)のおかげで漏れはない。1999年11月、バンテージの巻き付けのついでにこのジョイント部も改良した。

 ヘダースを導入したことで、スパークプラグへのアクセスが楽になった。全て上から作業できる。ノーマルのエキパイでは場所によっては下に潜って作業した方が楽なのだ。
 スターターとの間隔が狭くなるので、スターターにはヒートシールドを巻く。鉄板タイプのシールドもあるが、このヘダースでは隙間が狭すぎて使えなかった。

ヘダース

 排気系を一新したついでに、触媒も交換した。ノーマルは貴金属チップの詰まったペレットタイプの触媒で、非常に重く排気効率も悪い。今回用意した物は、2ステージのモノリスタイプだ。エックラーで$149だった。重量は非常に軽く、ノーマルの1/5程度に抑えられている。触媒本体のシェルとパイプはステンレス製なので、耐久性もありそうだ。古い触媒と交換する際には、取り付けボルトもステンレスに変更すると良いだろう。古い鉄製のボルトは熱でボロボロに錆びて固着している。この、モノリス触媒は排気効率もさすがに良さそうで、入り口から出口がコンバーターを通して見える。

モノリス触媒

モノリス触媒

モノリス触媒

 これらヘダースと触媒のおかげで、排気音もレーシーな物に変貌した。直管のように抜けすぎて下品な音ではなく、適度に排圧がかかってマイルドに抑えられている。しかし、2000回転前後に共振点があるのか、車内での会話は困難なほどにやかましくなる。

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