クロームオルタネーター

 足周りO/Hの時に、クロームのオルタネーターも一緒に注文しておいた。サミットのオリジナルで、max100Aの出力が出せる物だ。$120であった。ノーマルはダイナモパンクで述べたように、ブラシとレクチファイヤーを交換したばかりだった。だが、フロントのベアリングにガタがあったのと、エンジンルームも華やかにしたいのでクロームのフルポリッシュを購入した。この手のクローム関係はリビルド物が多いのだが、このサミットの物は全てNEWパーツでできている。また、メッキが粗悪でパリパリ剥がれる物も多いが、これはメッキもしっかりとしていそうだ。一緒に付いているタグにはアイドリング時とハイウェイスピードでの電流電圧の測定値が記してある。ノーマルは70Aのオルタネーターだが、これは当時オプション設定だったようだ。
 また、ノーマルは15SIという外観が少々大きいタイプだったが、メッキは12SIという小ぶりのタイプだ。

クロームオルタ クロームオルタ

 使ってみると、どうもアイドリングでの電圧が低い。13V出ないのだ。まだブラシが馴染んでいないからかもしれない。また、ブーリーの溝の幅が狭く、ベルトが外側に掛かってしまうためオルタネーターの回転数が上がらないのも原因の一つのようだ。いずれにしろしばらく様子を見よう。

 その後、プーリーをノーマルに換えてみた。すると、アイドリングからしっかり13.8Vをキープする。ブレーキランプなどを点灯させても13Vは出ていた。写真はノーマルとメッキのプーリーとを比較したものだ。

プーリー

 左がノーマルで、右がメッキのプーリーだ。ご覧のように、プーリーの外径は等しいのだが溝の幅が異なるのだ。メッキのプーリーの溝幅はノーマルより3mmほど狭い。この3mmが結構大きく、ベルトのかかる部分の直径に影響する。実際にベルトを掛けてみると、溝の広いノーマルはプーリーの内側にベルトが入り、メッキは溝が狭いので外側にベルトが掛かるのだ。プーリーの実質直径は50%近く違った。つまり、メッキのプーリーでは、ノーマルの半分の回転数しか得られていなかったのだ。

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