HEIモジュレータ交換

 ディストリビューター内にあるHEIモジュレーターを交換した。別に問題があったわけではないが、気まぐれで換えてみた。将来MSDを導入したときに備えて購入した。当初MSDを付けるとHEIモジュレーターはバイパスするのだと思っていたが、MSDを付けてもちゃんとHEIモジュールを介して点火するようだ。
 購入したのはDYNAMODというアフターマーケット製の物だ。カタログの文面にはノーマルより点火時期が進角し、ドエル角も大きくなるとある。ドエル角とは、解りやすく言えばポイント式のディストリビューターで例えると、ポイントが導通している時間をクランク角で表したものである。要するにスパーク可能な時間の範囲を表したものと言える。時間で表現できないのは回転数により導通時間が左右されるからである。時間の概念とは違う角度という単位で表現した方が都合が良いのだ。
 ドエル角が大きく取れると言うことはどういう事かというと、十分な時間プライマリーコイルに放電できるので、点火パワーが上がるということだ。点火パワーが上がれば強い火花が飛び、最終的にパワーアップするというわけだ。
 モジュレーター交換も難しい作業ではなく、ディスキャップを外して、ローターも外すと1/4インチヘッドのネジ2本で固定されているので、ネジを外してコネクターを抜けば取り外せる。新しい物を取り付ける場合はモジュレーターとデスビが当たる面に付属のシリコングリスを塗布する。これを塗布しないと、熱でトラブルを発生する恐れがある。つまり、ヒートインシュレーターなのだ。

DYNAMOD

 使ってみると、体感できるような効果は無いが、スペアも持ち歩けるし新品なので気持ちいい。このモジュレーターが壊れると、絶対にエンジンがかからなくなるらしい。よってスペアを持ち歩けるというのは精神的に安心なのだ。

MSD装着   クロームオルタネーター   目次へ   ホームに帰る