<ANAカードの年会費>
三井住友VISAカードにはANAカードとの提携カードがあります。
巷では人気のあるカードですが…通常の三井住友VISAカードと比較してみました。
まずは年会費です。
通常の三井住友VISAカードは1312円ですが、ANAカードの場合は2100円です。
ただそれぞれに年会費割引の方法があります。
まず三井住友VISAカードですが、こちらは年会費を無料にすることができます。
マイペイすリボという支払い方法を選択すれば年会費無料が可能です。
・
三井住友VISA年会費を無料にする方法
またこれはANAカードにも適用されます。
ただしANAカードの場合は無料とまではいかず、年会費2100円→1076円です。
・
ANAカードの場合は1076円。マイペイすリボ利用時。
ここまでだとANAカードの年会費が残ってしまいますが、
ANAカードには別途“ボーナスマイル”というのがあります。
これはANAからのサービスで“年に1回1000マイル”が支給されるというサービスです。
・
ANAカードのボーナスマイル。更新時に1000マイル
これにより1マイル=1円で計算すれば、マイペイすリボとの合わせ技でほぼ年会費を無料にすることができます。
実際は1マイル=1円以上の価値があると思いますので、実質的にはペイが可能です。
ただしあくまでマイルは使ってこその還元ですので…
意外とマイルは使わずに消失している方も多いので、そのへんは注意してみてください。
マイルは最低でも1万マイル貯めないと使えないようになっています。
・
ANAマイルを使う。最低でも10000マイル
このまず10000マイル貯められるかどうかがANAカード選びの基本になるかと思います。
<ANAカードのポイント>
続いて。ANAカード人気の理由のひとつに“ポイント還元のオトク度”があります。
ただ最近は制度の変更等があり、ホントにオトクか?がいまいち不明です。
ここでは少しまとめてみました。08年12月時点です。
まずANAカードのポイントの付き方を整理してみます。
ANAカードではカードを利用しても直接マイルが貯まるわけではなく、最初は三井住友のポイントが貯まります。
それを“高還元なレート”でマイルに移せるのが高還元な理由です。
・
ANAカードのマイレージ移行レート。1ポイント=10マイル。
現在は年間6300円の移行手数料を払えば1ポイント=10マイルで移行できます。
ただ以前あった“マイペイすリボでポイント2倍”がなくなりましたので…昔ほどインパクトはありません。
ちなみに以前は移行手数料も2100円で済みました。
まずここで6300円を支払うのがイヤな方はANAカードを持つのをあきらめるかと。
また1ポイント=5マイルで移行できるコースもあるのですが、
こちらを選択するなら6300円支払って10マイルにしたほうが恐らくオトクです。
というわけで。6300円払ってもマイルに移したほうがトクかどうかで
“ANAカード or 普通の三井住友VISAカード?”のオトク度が決まると思います。
このときのオトク度を決めるのは“年間のカード利用額”です。
<年間50万円程度カードを利用する方>
◇ANAカードの場合
・50万の利用で500ポイント獲得 → 5000マイル。
・年会費はほぼ無料化可能。ただし移行料6300円は掛かる。
◇通常の三井住友カードの場合
・50万の利用で500ポイント獲得 → 2500円相当
・年会費は無料化可能。移行料なし
このように年間50万円程度ではあまり旨みはないと思います。
どうしてもマイルにこだわる方は1ポイント=5マイルコースで検討してみてください。
続いて年間100万程度の場合ですが、
◇ANAカードの場合
・100万の利用で1000ポイント獲得 → 10000マイル。
・年会費はほぼ無料化可能。ただし移行料6300円は掛かる。
◇通常の三井住友カードの場合
・100万の利用で1000ポイント獲得 → 5000円相当
・年会費は無料化可能。移行料なし
ここまで来ると多少メリットを感じるかもです。
ただしマイルはどう使うかによっても還元率が変わってきますので、そのへんは注意してみてください。
国内航空券に交換すると“1マイルの価値”は高くなります。
また移行を2年に1回程度と決めておけば、移行手数料も節約可能です。
と、ここまで三井住友VISAとANAカードVISAについて比較してみました。
ただし最近はカード還元率を優先するなら“ANAカード(JCB)”などのほうがオトクになっています。
・
年間100万円利用する方の高還元カード
・
年間50万円利用する方の高還元カード
・
還元率▲1.8%のP-one FLEXYカード
・
ANAカード(JCB)のスターα
それでもANAカード(VISA)が良い…という方は下記から申し込みができます。
・
ANAカードの申込(全日空のサイト)
・
ANAカードの申込(三井住友カードのサイト)
以上、いろいろ検討してみてください。