鳥マンガ | 小鳥BBS | 小鳥のお薦めもの | さし餌卒業への道 | 鳥飼いマスターへの道 | 我が家の鳥の紹介 |
鳥の飼養本や飼鳥先輩に「ヒナを迎えたら保温しましょう」「病鳥は保温して下さい」ということを聞かされたことがあると思いますが、一言で「保温」といっても難しいと思います。
私も皆様に「24時間28〜30度に保温して下さい」とよくお答えしますが、「そんなことできるの?」と思ってしまうでしょう。
市販されているペットヒーターは、どんなに温めても28〜30度に一定保温することは難しいです。
医療用の保温機が売られていないわけではありませんが、一台20〜30万円という相場なので(泣)、お金持ちでなければ買うことが出来ない代物です。
(私は絶対買えない(自爆))
ここに書いてある方法は、貧乏人の私(自爆)が自己流に改良したものです。
私のやり方を100%真似する必要はありませんが、参考になって戴ければ幸いです。
プラスチックケースのヒナカゴ×1個(水槽でもOK)
ダンボール箱×1箱(ヒナカゴが余裕で入る大きさがBEST!)
人間用の電気アンカ×1個
使い古しのハンカチ×1枚
使い古しのタオル(中)×数枚
使い古しのタオル(大)×1枚(状況によっては2枚必要)
小動物用温度計&湿度計×1個(人間用の物を代用してもかまいません)
市販用使い捨てカイロ×1個(絶対必要な物ではないです。念のための物です)
新聞紙×数枚
※注意※
今回、皆様に解りやすく理解してもらう為に、色つきタオルを使用していますが、実際に使用する場合はできるだけ白に近いタオルを使用して下さい。
ヒナによっては模様、色を極端に嫌う仔がいます。
特に原色や赤、水玉模様が嫌いという仔が多いので、注意して下さい。
ダンボールの底にタオルを敷き、その上に電気アンカを乗せます。
電気アンカのを置いたことで隙間が出来た場合は、均等にする為にタオルを電気アンカの横に置き、それらの上にまたタオルを敷きます。
ヒナカゴの中に新聞紙を敷きます。
普通のヒナは新聞紙だけで充分ですが、脚弱な仔やペローシスの仔は堅い床ではストレスがたまることがあります。
そういう問題のある仔はタオルを敷いて、その上に新聞紙を敷いて下さい。
ウッドチップは羽根の生え揃っていない100%さし餌が必要な仔のみ使用して下さい。
ある程度羽根が生え揃って、さし餌の切り替えが始まる仔にはウッドチップは必要ありません。
ヒナカゴは電気アンカの真上には絶対置かないで下さい。
真上に乗せると熱中症になってしまうことがあります。鳥にも熱の逃げ場所が必要です。
だから、ヒナカゴを三分の一ほどずらして下さい。
(「その2」で電気アンカの隣にタオルを置いて段差をなくしたのはそういう理由です)
ヒナカゴのダンボール箱を覆うようにタオルをかけて下さい。
タオルがない場合は毛布でもかまいません。
通常はタオル一枚でも充分ですが、極端に寒くて30度前後に保てない場合は、もう一枚タオルをかけて下さい。
タオルをかけるときの注意点としては、必ずヒナカゴの三分の一程度はタオルを覆わないようにしましょう。
完全に塞ぐと熱がこもって熱中症になります。
換気の為にも必ず開けておきましょう。
温度管理の為に温度計は必ず設置して下さい。
画像ではカゴの上に置いてありますが、実際はカゴの中に設置して下さい。
使い捨てカイロをハンカチで覆うようにくるんで下さい。
なぜハンカチでくるむのかというと、ヒナカゴの種類と鳥種(中型インコより大きい鳥)によってはカイロをかじってしまうことがあるので(汗)、それらの危険性を防止する為にハンカチで覆う必要があるのです。
タオルを2枚覆っている場合は、タオルとタオルの間に入れて下さい。
タオル一枚、または毛布一枚の場合はヒナカゴとの間に入れて下さい。
間違ってもヒナカゴの中には入れないで下さい!(汗)
使い捨てカイロは微量のガスを発することがあり、人間には無害でも、小動物によっては中毒を起こすことがあるので、ヒナカゴに入れたらいけません。
また、暖かさを求めるあまり、カイロの上に鳥が長時間乗ってしまうと、低温ヤケドで鳥の足、お腹をヤケドしてしまって逆効果なことがあるので注意して下さい。
以上です。
うちの仔たちは上記のやり方で保温していました。
あとは皆様が個々に改良して、自分流の保温方法を築き上げて下さい。
最後まで見て戴きましてありがとうございました。(^_^)