6日目                 出会い  お接待

2017年4月19日   快晴     4:29〜17:37   49.0Km    79,782歩    民宿 うらしま
 室戸岬を目指し
日の出前にホテルを出発する。昨夜。フロントで教えてもらったすぐにあるコンビニは見つからなかった。おそらく、反対の徳島方向にあったコンビニのことであろう。朝食抜きで歩くしかない。日の出のタイミングでは雲が多く、撮影しなかったが、四国に来て初の朝日である。『昇る朝日に希望を抱き、沈む夕日に感謝する』。もう、希望を抱く年齢ではなくなったが、いつも生きる活力を戴く朝日である。朝食抜きの精だろうか、心なし影も疲れて見えます。もっと背筋を伸ばしてしゃんとしろ!と言いたい。今日のコースは室戸ジオパークになっていて海岸線の起伏や海の表情、海水の色など楽しめた。デジカメが壊れたので、スマホを使うが慣れていなくて使いにくい。8:45国道から分かれて、佐喜浜の集落を歩く。後ろから追いかけてくる女性がいた。制服姿から近くの会社の従業員であろう。宿舎の記された影森リストを戴く。ネットでその存在は知っていたが、折角なので戴き、携帯する。その後、これが役に立つことがあり、助かりました。折角なので、この近くにコンビニはないか尋ねてみると、意外にもすぐ先にあるということだった。しばらく歩いても見つからないので、農作業をしている婦人に尋ねると、もう少し先だよと教えられる。田舎の『すぐ』は長いのである。「スーパーもあるよ」に元気づけられる。
“フェニックス”と言う小さな個人商店のスーパーがありました。大手スーパーを念頭に置いていた私にはがっかりだが、自家製のお弁当を店内で調理しており、出来立てを購入して、地元の人が朝の買い物をしたり、井戸端会議をしている店先で食べさせてもらいました。これが予想外においしく満足しました。この姿で店先でお弁当を食べていると、何かしら声を掛けられると思っていたが、それはなかった。少し歩くとコンビニもありましたが、大手ではなく個人商店でした。24番近くになり、青年大師像が見えた。しかし、24番への登り道がわからず、手間取った。室戸岬の碑はあったが、灯台まで行く気力はない。お寺に向かい登りが苦手の私は喘ぎ喚き一歩一歩の感じで約30分かかりました。境内で丁寧にお参りしている婦人がいたので、納経帳にサインを依頼した。
断られるならば、まだしも、お参りとは裏腹で極めておざなりに苗字しか記入してもらえなかった。
“拝むだけでなく、人のためにも尽くしなさい”とお大師様に言って欲しかった。
24番からの下りは自動車道で長〜い折り返しのつづら折りである。海岸線まで道路がくねくね続くのが上からよくわかりました。これを直登で登ってきたのだから厳しい訳である。
25番がある室津の町は昔から、この辺りの中心地の様である。でもデジカメを買えるような店は無い。25番では大阪から来ている二人連れの女性にサインをお願いした。一人はタブレット片手に行動的に見えたからである。住所もしっかりと記入戴けた。住所までしっかりと記入してくれる方には、結願したらお礼状を出さねばと改めて感じました。この日の宿は前日に室津で探したが、廃業などで見つからず、3Kmくらい先の民宿 うらしま である。
夕食の時、16日16番でサインしてもらった渋谷のSさんと再会する。別人のように、すっかり日焼けしていた。宿主にお酒を勧められたが、大好きなんですが、お遍路中は酒裁ちをしていると断っていました。私とは違い、秘めた決意が垣間見られました。
お遍路ではマイペースで歩くことが多いので、他の方と一緒に宿を出ることは稀である。朝食は6時前からできるとのことで、二人とも6時の朝食をお願いした。