5日目                 出会い  お接待

2017年4月18日   曇り     3:35〜19:18   49.8Km    89,378歩    東洋白浜RH
 阿波から土佐へ
木岐から日和田へは小さな山座峠を越える。快晴ではないが、しっかりと海が見える。昨日はがっかりだったが、今日はまずまずである。デジカメがだめになったので、写真はスマホで最低限の枚数しか撮影しなかった。山を歩けば、海が恋しくなり、海を歩けば山が恋しくなる。なんとも我儘な旅人である。
9:25に23番をお参りした。境内でサインをお願いした女性はあまりにおざなりで依頼したことを一寸後悔した。人それぞれで攻める訳にはゆかないが、そのような人に依頼した自分の人を見る目の無さを痛感した。門前の国道沿いに大きな3階建ての建物があり、これが宿坊のようだ。
23番の後はしばらく札所がないので、できるだけ遠くまで歩いておきたい。夕食時間を気にしなくてよいホテルを予約した。甲浦のホテルである。23番から約40Kmも先である。寒葉坂を越えれば残り30Kmは平坦地なので何とかなる自信はあった。渋谷のSさんが追い付いてきてしばらく一緒に歩く。彼の方が歩くのは早いが、別格も巡ったり、コンビニに立ち寄ったり、道を間違えたりで遅れる要因も持っている。
R55をGO! GO!と呼び、元気づけながら歩くと、牟岐駅を過ぎたころだろうか最初の遍路小屋1号がありました。記念すべき価値ある1号の小屋なので、立ち寄ってクーラーボックスの冷えたオロナミンCを戴きました。本当にありがたいことです。1号があればこそ後に続く遍路小屋もできたのだから価値のある小屋です。
海部駅近くで追いついてきた現役世代の人と話しながら、しばらく歩く。彼は海部駅近くに今夜宿泊して明日帰宅する徳島一国巡りの人でした。そういえば数日前に会って鍋岩で別れた下伊那の男性も徳島一国参りと言っていたので、海部駅までだろう。
甲浦に着いたのは7:00でもう、真っ暗である。ホテルらしい建物はあるが、屋上に看板はない。建物まで行ったが、ホテル名が違う。しばらく通り過ぎて近くの人に聞いたら、ホテルはあれしかないという。フロント入り口にも東洋白浜リゾートホテルとは違う表示になっている。それでもフロントに確認するとここで良かったのである。さんざんクレームを付けたあと、近くの食事場所を教わる。明朝のため高知方面に進んでコンビニはあるか尋ねると、すぐにあると教えられ、安心した。
今日は長い1日であった。おかげで明日6日目からは土佐路を歩くのである。