26日目                 出会い  お接待

2017年5月9日   雨     4:52〜18:44   53.1Km    80,925歩    BH うたづ
 つづら階段
   
   
今日は終日雨で、地図もGPSも確認する機会が減り、道を間違えることも多くなった。デジカメも没にしたので、新規購入したものもあまり使っていない。
今日は長距離だが平地が多いので楽だと思っていたが、見事に期待を裏切られた。
68、69、70番をクリアし、71番の山門に着いたのは11時頃だ。三豊市と善通寺市の市境にある弥谷山(381m)の中腹で200m足らずである。5分ほど階段を進むと歩くと百八階段の説明がある。
なるほど、納得して階段を昇る。かなりの急勾配である。途中に俳句茶屋があったので、リュックを預けて登ることにした。一々階段の数は数えていないが、上に建物らしき物が見えるとあそこまでかと思う。しかし、何度も裏切られた。大きな岩の向こうに建物が少し見えた。これまでの疲れでカメラも眩暈がしてボケている。今度こそ間違いないと思ったが、まだ先だった。手摺なしには進めない。大師堂は靴を脱いでお参りです。本尊は大師堂からさらに上である。帰路はヘロヘロになって、俳句茶屋で休む。草餅でも食べてすぐに出発する予定だが、今日はないと言われた。うどんはすぐにできるかと聞くとハイと言うので注文する。
なかなかできてこない。ちょっとイライラする。ここの階段で予定が大幅に遅れたからである。
そうは言っても待つしかない。主人は横浜や相模原にしばらくいたようで、厚木のことは知っていた。
うどんは結構おいしく戴く。いつもは卵が入るのだが、今日は卵が切れたと言っていた。そのためだろう400円だけど350円で良いと言う。
71番の後、先行している野宿スタイルの外人女性がいた。雨の中、今夜はどうするのだろうと思っていたら、コンビニに入った。他人事ながら心配である。
旅に出て初めて8万歩を越えたが、雨中の行進であまり、印象が残っていない。琴弾公園の銭形もスルーしたが、出直したい。それは瀬戸内に浮かぶ津島ノ宮が一年に一度だけお参りできると言う珍しい神社で、来年位に訪れようと考えているので、その時に銭形も見たい。
68番〜76番まで多くの札所があったが、印象に残ったのは71番だけである。不謹慎なお遍路と言われても仕方ない。77番はバスの駐車場まで行ったが、雨も降り、時間も遅かったので、明朝にして宿に入る。