15日目                 出会い  お接待

2017年4月28日   晴     5:04〜16:41   42.9Km    71,767歩    柏坂
愛媛入り
 
 
どこででも見られるようになった大量の鯉のぼり。土佐なので鰹のぼりも混じっているかもしれない。
徳島が5日間、高知が10日間、いよいよ愛媛入りである。
高知はロングコースは多いが、海あり山あり、半島ありで歩き遍路には絶好である。道中のお接待も、満足いくものが多く、噂で聞いていたよりはるかに好印象である。難を言えば、道案内が不的確だったり、不十分な個所が目立った。
今日は印象に残るお遍路に会った。高槻のMさんは歩き83回目、車25回の大先達である。鎌も携帯されていて山道の整備をしながら歩くのには敬服します。錦の納札を戴きました。50回以上の金と100回以上の錦の納札は市販されていません。霊場会本部の許可が必要です。札所によっては納札箱から回収することを禁じていますが、錦の納札を回収して入手してもご利益があると昔から言われているそうです。それをご本人から直接戴けるとは大変な光栄です。大切にしたいと思います。
計画より早く宿を出発したのに、宿に到着したのは予定より遅れた。40番から宿までのアップダウンがかなりハードで長かった。もう海が見えるだろうと思って坂道を登るが何度も裏切られた。そして丸2日山を歩いて、宇和海が見えた時は俄然元気がでた。途中で出会った兵庫の人は通しで23日目だと言う。彼は『とうべや』に一度で電話が繋がって予約できたという。今日も何度も電話したが通じない。諦めて宇和島のビジネスホテルを予約した。明日4/1から5/1の3日間で古岩屋荘に行く計画だったが、宇和島泊まりではそうはいかないので、5/2の4日間に計画変更して、宿を手配した。連休なので早めに予約しないと心配である。
柏坂の宿主は近くに自宅があって、宿の近くに着いたら電話をすることになっていた。電話をして待っているとご主人が来て、部屋に案内される。何やら怪しげな建物に入り、床が軋む音に不安を感じながら部屋に通された。『いや〜まいったなぁ』が正直な印象である。すぐ近くに旅館があるのだが、満室で道中で入手した影森リストに掲載されていたここにしたのである。食事がついて4,000円は安いけど、食事が不安になった。心配した食事は、宿のご夫婦と同宿の人と4人一緒に会話しながらで、なかなか楽しかった。食事は家庭料理だが、非常に美味しくて大満足でした。少し前までは2,500円だったが、同業からクレームがあったり、安すぎて不安がられるので値上げしたとのことである。