14日目                 出会い  お接待

2017年4月27日   晴     5:55〜16:27   36.0Km    69,467歩    民宿 嶋屋
 遍路日和に万歳
     
     
朝起きたら、女将がいました。心配した宅急便の伝票も自分で記入できて安心です。Wi−Fiのパスワードもご主人はわからなかった。この宿は女将で持っていると言える。でも、食事は2日間、ご主人がやってくれたのである。下ノ加江川に向かう途中に朝日を臨む。快晴ではないが清々しい。
今日は暑からず寒からず遍路日和であった。コースも素晴らしかった。坂は厳しからず、山は高からず低からず、されど果て無し、川は長閑で清くもある。下ノ加江川沿いに遡り、蛍湖に至れば、もう宿毛市である。
目には新緑の若葉が、耳には清流のせせらぎや鳥の鳴き声、肌には心地よい風、胸には美味しい空気が嬉しい。可哀そうなのは肩と足である。温泉に入れば肩も足も喜ぶのだが、しばらくは叶わない。
普段は休むことの少ない私だが、今日は2回も休みました。
最初は三原村芳井の接待所である。冷たいもの、温かいもの、甘いもの、お腹の足しになるものと多種の品揃えである。しかし、あれこれ遠慮なく戴くのは憚られ、私は冷えたチオビタを戴いた。
主人と話をしていたら、例の台湾の若者は昨日、通過したとのこと。やはりかなりの健脚である。
2回目の休憩は三原村農業改善地区センター前にあった畳1枚分の休憩所でお弁当を食べた時である。近くで働いていた女性がカフェには冷たいものやお味噌汁があるよと教えてくれました。靴を脱いで座り込んだ私は辞退すると、「私が持って来てあげましょう」と言い、お盆に入れて持って来てくれました。食べ終わったらそのままで良いと言うのでお礼のメモを残した。休憩中にも話しかけてくる地元の人がおり、少し話すと、『お邪魔しました。ゆっくりしていって下さい』と去っていく。心地よい出会いである。
連休が近いので早め早めに宿の予約を取りたいが、41,42番近くは廃業していたり、小さくて満室になっていたりで、目処が立っていない。当てにしている『とうべや』は何度電話しても、時間帯を変えても電話が繋がらない。電話が繋がる時間帯を保存会の地図に記載して欲しいと感じた。
廃業者の情報は同業者の宿に掲示するとか、Webで公開して欲しいものである。
今日の宿は39番門前の嶋屋である。距離を伸ばして宿毛市に宿を取るべきだったと後悔した。