ミステリィ製作部入室者45万人突破特別企画
Mori's Floating Factory
<工事中のページ(4)>
★えっと・・相変わらず工事中です。もうないでしょう。5つ加わりました(7/29)
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いよいよ魔の4ページ目です。このページの最初は、名古屋市立大学の小川直茂さんからお送りいただきました愛知県瀬戸市で撮影された工事中。なんかのどかな風景ですね。写真が鮮明でした。瀬戸といえば、坂の多い街です。
これも、特徴的なのは色ですね。立て看板形式なのでこの色になるのか、道理は知りませんが、ブルーに白抜き。しかもなかなかフラットで美しいブルーです。この色の911に乗っている人を知っています。あとは特に珍しくありません。典型的なスマート系で統計的にも近年最も多いタイプです。ポケットに突っ込んでいるとしか思えない後ろの手が特徴。これは専門用語では、「利いてない手」と呼びます。躰もスプラインしたごとく滑らかで、両足も吸いつくように地面に密着。これを専門用語で「足のいい奴」と呼びます。危ないスコップを持つ手も、ぎりぎりセーフでしょうか。盛り土の形状は、左凸右凹曲線でやや右に傾斜していますね。このように50m先工事中とかって看板で、ちゃんと工事していることは非常に珍しいのですが、看板が新しい場合ほど確率が高いようです。まあ、これは78点。
いよいよ海外からのご投稿です。香港九龍付近で撮影された工事中。お送りいただきましたのは、デザイナ伊藤理栄子さんです。ちょっと画像が見にくいのですが・・。
三角です。これはもう四角ではない(当たり前)。ここに文化の違いを象徴するものがあります(と一言で片づける)。中肉中背系に無理やり分類できるかもしれませんが、実はプロポーションは比較的リアルです。頭が円形に単純化され、手足の先がないのも、記号化として成功しているといえます。オリンピックでよく見られるマークがこれです。また、スコップさえも単なる棒になり果てています。そう、驚くべきは、盛り土でしょう。このための三角形だったのか、と膝を叩いて、机を蹴り上げて、大きな音を鳴らして、隣の部屋から「何事ですか?」とかって助手に言われたり・・(妄想つづく・・)。しかし、かまどの前のガラス工芸の職人にも見えますね。今から熱くなったガラスを取り出して、汗をかきつつ、脹らませて、くるくる回して・・、出来上がったものを見て、「駄目だ」とか呟いて、割ってしまったり(妄想つづく・・)。あるいは、孫悟空が誰かと戦っているところにも見えます(見えん見えん)。少し疲れました。87点にしましょう。
さて、続いてもうひとつ、海外から・・。ご存じスペインのバルセロナのサグラダ・ファミリアより、益田浩さんがお送り下さいました。「海外ものということで『おまけ』にでもなればうれしいです。」とご本人談ですが、本企画がそもそも『おまけ』以外の何ものでもないでしょう。
えっとスコップを持った人はいません。これは「立入禁止」と「ヘルメット着用」と「荷物を吊るしているから下に入るな」という標識かと思われます。一番左のは、「ゴースト・バスターズ」じゃありませんし、「黒い帽子をかぶって歩くな」でもありません。真ん中のは、「キノコの山を食べなさい」に似ていますが、「刈上げをおすすめします」ではありません。「おもちゃの指輪を着用」に間違えられることもたまにあると聞きます。一番右はよく見えませんが、クレーンで重量物を吊るしているところ。吊り荷の下は危険なのです。さて、この天才ガウディ設計の教会ですが、まだまだ工事中なんですよね。こんなにゆっくり作っていると、作ったはしから壊れていくから、永久に工事中でしょう。この教会の正面で、一家総出で「ようこそここへ、くっく、くっく」とかって歌っている人たちが、桜田ファミリィです。
おやおや! まだあったか、こんな怖いやつ! 福島県福島市本町平和通り(通称ピンフ通り)の工事中です。お送り下さったのは、N.Mommaさん。撮影は奥様だそうですから、これが夫婦の合作です(ケーキの入刃か)。
バックライトの天使の輪も気になりますが、それにしてもね・・、なんていうんでしょう、これはガラス細工のドジョウすくい系ですね。因みに、「ドジョウすくい」って、環境保護のために、ドジョウを救済しているわけじゃありません。ガラスじゃなくて、プラスチック粘土でも可。ほら、ガラスや粘土で作ると、手とか足とかこうなりますよね。プラスチック爆弾でも良いです(何?)。全体にウェーブしているというか、軟体生物かもしれませんが、実は冷えるとこちこちなんだな(知っているのか)。あ、そうか、昆布の真似をしているパラサイト・イヴですね(納得するな!)。スコップはね、きっと、腕の先を火で暖めて、ぐーと伸ばして、冷えないうちにハンマーで叩いてこの形にしたんでしょう(やはり、ガラス細工)。スタートレックでも、ここまでやらないもんな。これって、福島県の人は許容しているんですか? 凄いなあ、大らかな県民だなあ。明日くらい、クーデターが起こるかもしれません。普通は、教育委員会とかが、「子供が真似をする」とかって立ち上がって、排斥運動になるんですけどね。まあ、しかし森は好きだから98点だよん!
「出た!!」、という絶叫が聞こえる衝撃の工事中!! 東京都中央区日本橋室町、
日本橋三越本店近くの夜間。お送り頂いたのは、中井ゆみさんです。ご本人は、「北欧の農夫」とか「ノッポさんの帽子」といたって冷静ですが・・。
東京都下水道局は怪しい! いったいこれは何? これはもう中国三千年の謎系に属している超文化。スナフキンのように深々とかぶった帽子なのか、あるいは、鼻の高い横顔なのかは置いておきましょう。スコップをね、肘で抱えているんです〜〜、どうして? 傘なんですか? きっとそうなのでしょう。それしか安眠できる解答はありません。いやいや、そうじゃありません。買い物カゴがあんまり重いから、マンホールから頭を出したドラえもんに「ちょっと、ドラちゃんごめんね」といって、荷物を置かせてもらっているスナフキンにしておこう。そうだ! この短めのズボンなんかスナフキンだ。ああ、なんというメルヘン、なんという星の王子様。既に言葉を越え、文化を越えている。もしかして、これは、工事中の人の形をした土器? すこぶる150点。
★たくさんのご応募ありがとう。まだまだ変な「工事中」がありそうですが、一応ここで終わりにしたいと思います。そうはいっても、それを蒸し返すだけのパワーのある標識を見つけたら是非お送り下さい。万が一採用になった場合は、「ごり押しな奴」のレッテルを差し上げます。「我が侭な奴」や「人の話を聞かない奴」にはないテイストが評判の一品です。
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