まず、普通の牡蠣の4〜5倍はあるかという大きさにびっくりする岩牡蠣は

味が濃くて塩気もしっかりあるので、レモンを絞るだけで美味。

 

岩牡蠣で世界旅行・・・の気分

 

つい最近までは産地に足を運ばなければ味わうことが出来なかった岩牡蠣ですが

流通の発達などのおかげで、足を運ばなくとも頂けるようになりました。

 

今回はその夏の味覚(ちょっと遅いですが)、岩牡蠣を使って世界旅行気分を楽しんでしまおうという趣向です。

「そのままレモンを絞って食べるのが一番!」という皆様のお声が聞こえてきそうですが・・・

今年の夏休み、旅行に行けない私の一時の夢にお付き合いくださいませんか?

 

お薦めのBGM(またはご自分のお好きな音楽)をかけて

牡蠣とお酒を口に含み、目を閉じてみてください。

一瞬の外国旅行を真夏の夜の夢にいかがでしょうか?

 

 

Bourbon StreetのOyster Barを気取って  

材料

カクテル・ソース

(カクテル・ソースが手に入らず、写真ではハインツのチリ・ソースを使用。

その為、ホースラディッシュ又は、生山葵すりおろしたてを加えたかったのですが

なんとどちらも品切れだったので写真では柚子胡椒をちょっぴりのせてみました。)

 

一緒に味わいたいお酒

Cheapなカリフォルニア・ワイン

 

お薦めBGM

STING 「Moon Over Bourbon Street

from Album 「The Dream Of The Blue Turtles」

 

輸入物のカクテル・ソースだとちゃんと最初からホースラディッシュが混ざっているものがあって

便利なのですが、見つけにくいので甘口のチリ・ソースにホースラディッシュまたはすりおろしたての生山葵を

加えてください。この方が面倒ですがご自分の好みで加えられるので良いですね。

今回私の日頃の行いが悪いのか(それしか考えられません)

ホースラディッシュの瓶詰めも1本売りの山葵も品切れだったため柚子胡椒を使いましたが、

柚子胡椒だと塩気があるので

やはりホースラディッシュか山葵にしていただくのがおすすめです。

甘口のチリ・ソース(タイのチリ・ソースは辛すぎて合いません。)がない場合は

ケチャップにタバスコを少したらしていただければ代用できます。そしてホースラディッシュか山葵を加えてください。

 

 

アイラ島の潮風を感じて  

材料

アイラ・モルト・ウィスキーをソースとして

写真は・・・「Bruichladdich(ブルイックラディ)10年」

アイラ・モルトの特色である潮の香りなどは残しながらもライトで飲みやすい

モルト初心者の方にも楽しんでいただきやすい一本です。

 

一緒に味わいたいお酒

ソースにしたものと同じ、アイラ・モルト・ウィスキー

 

お薦めBGM

Chet Baker 「Once Upon A Summertime

from Album 「Once Upon A Summertime

 

「モルト・ウィスキーと牡蠣」というのは世界の定説?!(←この言い方・・・こっ怖い?!)のようですね。

英国にネッシーを探しに来た、クールで洒落っ気のあるいかした男性になった気分で私はいただきました。

(“昔の”○山○夫氏のように。氏の昭和の時代の作品がとても好きでした。

昭和の時代のあの方は憧れの男性でした・・・

・・・この文章危険ですか?!

お食事時に政治と宗教と野球(?)の話はいけませんね(^^ゞ

 

 

ブルターニュの海岸沿いのレストランを夢見て  

材料

バター、ライ麦パン、バルサミコ

 

一緒に味わいたいお酒

ピンクのシャンパン

 

お薦めBGM

Viktor Lazlo 「Clair Obscur

from Album 「Mes Poisons Delicieux」

 

以前、どなたかのHPで「フランス旅行に行った時に、一番美味しかったのが

赤ワインヴィネガーをたらした生牡蠣だった」というのを読みまして、ずっと気になっており

今回バルサミコで代用してみました。普通の赤ワインヴィネガーと比べると、白ワインを熟成させた

黒酢に分類される(でしたよね?)バルサミコだと味が重いのでどうかしら?

と一瞬ためらいましたがこれが意外に美味しいんです。

バルサミコの甘酸っぱさが塩気のきいた牡蠣の味わいをより一層深めていました。

 

フランスで生牡蠣というと、ライ麦パンとバターが必ず添えられるようですが

ブルターニュ地方には昔ながらの手造りで作られるとてもLovelyなバターがあるそうです。

(これはケーブルTVで放映されている「フランソワ・シモンの美食探検」という大好きな番組で見たのですが)

販売する時に、お店の方がバターをたたいてバターのアロマとバターの涙を出してから包んでくださるのですが・・・

ワインじゃなくてバターですよぉ!!「バターの涙」とはなんて素晴らしい言葉でしょう。

写真のバターは残念ながら国産のバターですけれど。

(残念ながらというのは、国産のバターが嫌いということではなく、今回のテーマでしたら

本当はブルターニュの手造りバターがあったら素敵でしたよね?という意味です。)

 

 

今年の岩牡蠣は終わりのようですので

冬の小ぶりの牡蠣(生食用)で是非お試しくださいませ。

女性は大きな岩牡蠣を一口でつるりというのは結構大変ですので

普通の牡蠣の方がお好きと言う方も多いかもしれませんし。

ということで今年の年末のパーティのオードブルにいかがですか?

(そんなことを申し上げるのは、気が早いかと思いましたが今年ももうあと4ヶ月と少しなんですね・・・)

 

 

O・TU・MA・MIに戻る

                                      

メイン・メニューに戻る