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ベアルファレス

 

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 カルス・バスティード冒険記

2000年10月1日

 

 未プレイゲームがイヤになるほどある中で、このゲームをわざわざ発売直後に買って、プレイすることにした理由ですが、まずは、パーティー制謎解きアクションRPGってとこがいいっすね。電撃PSの評価も悪くない。キャラデザは素朴、っつーか、簡素?って感がなきにしもあらずだけど、そこもまた良し。SCE、こういうゲームもちゃんと出すところが心憎い。

 しかし、大きな理由の一つは、たまには旬なゲームをやってみたい、ってことで、珍しく冒険してみました。(発売直後というだけで、旬かどうかは疑問の余地あり、ですが・・・) ちなみに、アプサラスも買ったので、こっちも始めるかも。ともあれ、楽しませてくれるのか、果たして・・・。

 ベアルファレスの紹介HP

10月2日

 

 何時間かプレイしてますが、今のところ、かなり楽しいです。

 主人公は、バオール・男・農民というステータスで作成。現在三つ目のミッションを解いたところ。

 で、何が楽しいって、キャラの個性がたってるのと、世界設定が異様に細かいこと。

 キャラデザ云々を下で書いたけど、そんなこと関係ねいよ。すまん。画面のちびキャラアクションやセリフ(音声なし)が超練られてる感あり。どのキャラも個性的だし(ステレオタイプな面もありますが)。クールな魔法使い「ディアス」なんて特に女性に人気出そう。(ちなみに、紫堂恭子先生の傑作ファンタジーコミック「辺境警備」のカイルというキャラによく似てると思う。)

 世界設定もやりすぎかってぐらいこまかい。というか、ホントにやりすぎテキスト読むだけで一時間以上かかった。でも、制作者のこだわりはひしひしと感じる。

 肝心のアクション部分は、ちょっとつらいですが(俺にとって)。電撃PSで「難しいというよりもどかしい」と書かれたのもうなずける。根気いるかも。シナリオ分岐までは追ってられないっすね、たぶん。

10月4日

 

 ようやくミッション7クリアしたところ。

 とりあえず言いたいのは
 ムズイー!

(追記:もし、まだベアルファレスを買ってない方、あるいは、始めたばかりの方がこれを読んでいたら、誤解しないでください。確かに攻略方法を知らずに始めると難しく感じるのですが、コツをつかめば結構簡単になります。後で攻略本やこのHPの「とりあえずクリアするための攻略」などを参照してください)

10月15日

 

 久々更新。

 まず、謝ります。キャラデザ気に入ってきました。かなり。

 で、とりあえず(一回)クリア。

 いやー、今月も仕事が忙しい&プライベートなサーバー構築にかまけてやる暇なし。んが、昨日、休日出勤の予定が人に言えないぐらい間抜けな事情で消えたため、週末一気にクリアすることに。

 「ジェシカの実」あたりまでは相変わらず、大変・・・何度リトライしたことか。泣きそう

 しかし、ふと、「前のミッションでレベル上げすりゃ楽なんじゃねえの?」というまさに今さらなことに気づく・・・。(電撃PSにも書いてあるじゃん)

 「シェオルの柱」や「業火の仮面」のミッションでレベル上げを敢行。(終盤だと「封じられた古代神」の分身左手を延々と倒すのはずるいと思いながらも利用させてもらいました) 「彼」の剣をはじめとして、性能のいい両手持ち剣も次々手に入ったので、ミッション攻略はかなり楽に。

 ただ、それでもやっぱりもどかしいところあんなー。「選ばれし騎士たち」とか。

 しかしシナリオ的にはずっと面白かったですわー。まさか、こんな宗教的あるいは精神的なハナシになるとは思いませんでした。ただそこで、むやみに深刻ぶらないキャラがいたり、各キャラがあくまで「自分の理由」で戦うところが素敵。最後の最後まで、設定に手が抜かれてないし。 (もしかしてまだクリアしてない人もいるかもしれないんで、あまり詳しく書けませんが)

 エンディングキャラとしては、サラが相手になりました。 (エレアノールともエンディング迎えられそうでした。) まあ、回復キャラとして自然と、って感じですね。でもいい娘さんだ、あんた。惚れる。他にもいいやつばっかだけどさ。キャラの会話(性格設定)がホントによく練られてると感じます。

 エンディングもイヤミがなくていいです。あー、抽象的ですね。でもなんと言ったらいいんでしょう。ちょっと考えときます。

 クリア直前でのセーブまでのプレイ時間は12時間ぐらい。実際にはリセットもあるので、もうちょいかかってますね。レベルは38ぐらい。

 他のHP(アリスな攻略)を見させてもらうともう既に全キャラクリアしてる人もいるらしい・・・。どうすればそんな時間が作れるんだろう? みなさんもしかしてもっと簡単にクリアしてるのかな? それとも、学生時代はそんなもんだったかな・・・?

 むー、俺はそこまでは絶対無理だけど、あと一人ぐらいはエンディング見たい。ノエルやイブも好きなタイプの設定のキャラですんでその辺りかな。 (ノエル、結構一緒に戦ったのに「普通」止まり。サラのようにはいかないみたいですね。) あるいは、女主人公でディアス(クールな美形が私だけに笑顔を・・・キャー! ←なりきり妄想)。 まあ、これもちょっと考え中。それが終わった後で全体の感想でも。

 あと、どこか攻略本出してくれよー。双葉社の必勝攻略法レベルでもいいから。 何でハードホルダーであるSCEのソフトの攻略本が出ないですかねー。あー、でも注目度低いとそんなもんか。ううう。

10月17日

 

 途中のセーブデータを使って、エレアノールでクリア。

 キャラが違ってもほとんど展開変わらないんすね。セリフが違うぐらいか。(終盤、前のときもサラ&エレアノールだったんだけど、どちらもセリフが微妙に違ってる。) まあ、しゃあないか。

 ラスボス戦で前の時よりかなり手こずりました・・・。レベル上げまでは必要なかったですが。あれは運次第ですかね。確実に狙って攻撃するのは難しそう。目が痛いです。

 エレアノールもいいキャラ作りされてるなあ。ただ、エンディングはサラのときほどの良さは感じませんでした・・・。ドラマティックではあるんだけど「愛に殉ずる」云々というのがイマイチぴんと来ないのかな。実生活でそのテの話に全く縁がないもんで。

 主人公、年齢の設定ないんですよね。でも例えばエレアノールを相手にしていると、妄想的にアダルティーに感じてくるから不思議。

 さて次は、電プレで書かれていた「主人公が弓だと楽」というのを検証しつつ、イヴ姉さんかノエルで攻略してみますか。

10月20日

 

 ザ・プレを買って、攻略見る。

 いやー、なるほどー。アリスな攻略の掲示板で「99HIT云々・・・」と書いてあって、どうやるのかと思ってました。画面に出てくる敵の数が上限あるみたいだから。 ノックバックで落とせばいいのかー。ちょいずるいかもしれないけど。

 ところで、「ゼアルソフト」ってファイアーエムブレム(決してエンブレムではない(笑))の開発してたところですよね、たぶん・・・って、もしかして気づいてなかったの俺だけ?

 確かPSからエムブレムサーガが出る話で名前を聞いたことがある気が。気のせい? キャラデザも初代以外と同じ感じ。 もしそうなら、この容赦のなさキャラ立てのうまさも納得・・・。
(追記:どうやら気のせいだった様子。でも、ファイアーエムブレムと何らかの形で関係があるのも間違いないと思います。)

 とりあえず、イヴ姉さん狙いでセカンドプレイ中。魔法使い、序盤はやっぱかなりきついわ・・・。

10月22日

 

 うあーっ!イヴ姉さんが、「精神の世界」に付いてきてくれない・・・

 何か、致命的なことしたのか(あるいはしてないのか)?

    主人公の設定は姉さんにあわせた

    ティアラに依頼された人捜しは断った上で二人(とレイア)でクリア

    「何でわたしを誘うの?」の選択肢はいい感じで終わった

    「鋼鉄の審問者」をはじめ、ほとんどのミッションで一緒にクリアした

 うーん、掲示板読んで、うまく進めたつもりなんですけど。ライトソードが使えるようになってかなり爽快ではありますが・・・。

 救済キャラらしきサラはいい娘さんだが、もう一回エンディングを見るのはつらい。最初からやるにしても、どこがまずかったのかわかんないと・・・

 かなり脱力中。 健康睡眠時間を(そしておそらくも)犠牲にしてやったのに。 はあー・・・。 攻略本待つしか?

10月26日

 

 攻略本購入

 イヴ姉さんの攻略、何がまずってたかは判明しました・・・。しかし、そりゃ厳しいよなー。

 キャラ別攻略、隠しダンジョンも解説されてるし、紙面のチープさもないですね。まあ、攻略本として十分及第点(何様、俺?)。

 しかし、ホントに世界設定が細かい。細かすぎ。ある意味偏執狂的と言ってもいいぐらい。

 「とりあえずクリアするための攻略」のために女性主人公で攻略開始。フリップパネルで跳ぶ声が妙に色っぽいと思うのは俺だけですか?

 さすがにさくさく進みます。

10月29日

 

 「とりあえずクリアするための攻略」完成しました。ふー。

 ところで、バルデスの別れの場面で「十四歳でここに来て、十五年経った、云々」の会話をまた見て今さら気づいたこと・・・

 バルデスって29歳?!
 クムランより年下?!

 いやー、説明書を改めてみると、ばっちりそう書いてあるんだけど、ゲーム中は絶対そんな風に思えねえよな・・・。あの濃い顔(笑)と言動で三十前っすか。びっくり。

 それにしても、バルデスとクムランの友情はアツすぎる。下手したら「バルデス×クムラン」とかいう「や」系同人誌が作られそうだ(笑)。それはともかくとしても、同人誌は作られるか。ファイアーエムブレム並とはいかなくても、知名度がもう少しあれば・・・。

11月04日

 

 まず、言いたいのは
 ビバ、ZEALSOFT! ビバ、SCE!

 いやー、イヴ、ルカ、アッシュ、オルフェウス、サラ(女性主人公バージョン)のエンディング見たんだけど、かなり良かったです。特にルカとオルフェウス。

 まずルカは、女性主人公だったので、告白イベントが楽しかったですね。

 また、エンディング、全く意外な展開でした。いやびっくり。ティアラのその後も、ほんの少しだけ語られてるし。

 心身共に成長したルカの姿が見られるのが嬉しい。「ゲド戦記」から、ファンタジー=若者の異界冒険成長譚という刷り込みが出来てしまってるもんで、このテの結末は好きでたまりません。

 それから、オルフェウス。攻略本見たりすれば何か「裏」があるとはわかるけれど、あんな展開とは・・・。やられました。まさにやられました。

 エンディングも良いですね・・・。決してハッピーエンドではなく、ひたすら哀しいのだけれど、しかし救いもある。「アリスな攻略」での評判通りでしたわ。

 その他のキャラのシナリオは、悪くはなかったけど、あまり意外性はなかったですね。

 イヴ姉さんは、「精神の海」脱出後のイベントが意外(というか、多少唐突)だったのを除けば、まさにイヴ姉さんらしい語りとエンディング。もともとキャラそのものが個性的で魅力があるのでそうなってしまうのかも。

 サラは、ほとんど男性主人公のときと変わらないんで、何とも。でも、女性主人公の方が、サラにはあってるかもしれません。

 アッシュは・・・何でアッシュだけあんなあっさりしたエンディングなんでしょう? ルカのエンディングを見た後だったので、ちょっと拍子抜け。(もしかして、何か真のエンディングみたいのがあるとか?)

 この後は・・・やっぱりノエルのエンディングが見てみたいです。 他は、それほどでもないかなあ・・・。ディアスは謎めいているのがオルフェウスと似てて気になりますが、(案の定)女性プレイヤー陣に人気があるようなので、ひがみ根性であまりプレイしたくない(笑)。

 たださすがに同じことの繰り返しが飽きてきたかも。主人公の武器を変えたりもしてるんですけどねえ・・・。 ちょっとわかりません。

 ところで、上のバルデス云々、ジェシカで「見送り」するとその話題が出るんすね。でもやっぱり、「おっさん」だよなあ(笑)

11月09日

 

 やるかわかりませんとか言っときながら、ノエルシャルンのエンディング見ました。

 んー、やっぱ、細剣+逆剣は攻略本で言われてるほど使いやすいとは思えない。得に序盤は細剣しかないし。まあパートナーが持つならどうってことないかもしれないですけど。

 で、ノエル。やっぱり良いです。というか、かなりかわいいんですけど。悩んでるところが特に.。最高状態で誘わなかった場合に話しかけたときの反応なんか見たりすると、もう、かわいくてしかたないんです。それって、我ながら、ひねくれてんのかなー。あるいは、不器用さが自分と共感持てるというのもおおいにあると思います。

 エンディングも良いですね。実は、エンディングが近づくにつれて、この展開でどうまとめるんだろう、と心配でした。しかし、思いも寄らない、清々しくて感動的な終わりでした。さすがです。

 上でも書いたように、若者の成長物語というおなじみの展開なわけですが、おなじみの何が悪いって感じです。くだらないものはたいていおなじみだけど、おなじみなものが全てくだらないわけではないはず←このゲームの「語り」、入ってます(笑)

 シャルンは、なんかあっさり。サラのエンディングで名前が出てきたので、エレアノールのような長めのエンディングがあるかと思ってましたが。

 二人とも、驚き表情がちょっと間抜けでラブリー

 ところで、また、ノエルのことで。会話中の顔グラフィックだとそばかすが見えます。(見間違いじゃないはず。何回も確認したんで) 説明書にも攻略本のラフにもそばかすなんて全くない。何でだろう?

 しかし、何だかんだ言って、8キャラのエンディング見たことに。 (はじめの方の日記に書いてあるように)ここまで出来るとは予想だにしませんでした。最初のクリアのときにはかなり苦労したんで、そのペースではやってらんなかったでしょうね。

 もうエンディングが見たいキャラもいなくなり、さすがに同じことの繰り返しに飽きてきたのも否めません。いや、たぶん、オルフェウスのように意外で感動的な展開があるキャラもいるんでしょうが、それを確かめる力もなくなってきました。

 というわけで、プレイ完。近いうちに全体の感想でも書きます。

11月11日

 

好きなもの 全体の感想です。

 このゲームを一言で言い表すなら「職人技RPG」ということになるんじゃないでしょうか。つまり、
隅から隅まで妥協や手抜きのない作り込み、しかしおそらくその誇りがあるからこその、「素人さんお断り」な敷居の高さ
です。以下、いくつか特徴を挙げていきます。

 まず、世界観と背景。これはもう、何回も書いてきたように、すさまじく細かいです。そして、細かいだけでなく、ゲームに十分に生かされていると思います。

 例えば、オルフェウスのシナリオ(というほどの「展開の違い」があるわけではないですが。「会話の変化」というぐらいの意味で使ってます)は、この世界の歴史と綿密に結びついているわけで、その「背負ってるもの」がなかったら思い入れは半減しちゃうんじゃないでしょうか。

 オルフェウスに限らず、キャラの一人一人に説得力があるのは、やはり一つには細かい世界観の裏打ちがあるからだと思います。

 そのキャラクターは、まあ、ステレオタイプな面もおおいにあります。しかし、一人一人の個性が際だっていて、「キャラが立っている」という曖昧な表現しか思いつかないのが残念なくらいです。

 あらゆるキャラが時間と場所と個性によってセリフを変化させ、しかもそのセリフにほとんど違和感がありません。これは、コンシューマRPGとしてはすごいことだと思います。

(続く)

11月12日

 

 感想の続きです。

 全体の展開については、あまり詳しく書くとネタバレになっちゃうんで書けませんが・・・うーん、どうなんでしょう。俺は面白かったですが、宗教とかに興味がない人には難しいだけなのかな。逆に、その分野を真剣に考えている人にとってはアマいのかもしれませんね・・・。

 ただ、少なくともテキスト量は膨大で、満腹。単に多いだけでないのも間違いなくて、特に、「人間の負の部分」も容赦なく触れられているのが胸に響きます。各キャラのエンディングについては、自分が見た範囲では、オルフェウス・ノエル・サラ・ルカが良かったですねえ。

 残念なのは、クムランやティアラの「その後」がほとんど描かれていないことかなー。あるいは、続編の伏線だったりして。

 また、マルチシナリオなようで、実はあまり分岐はないんですよね。キャラの相性が変わるのが主です。この辺りも好みが分かれそうです。

 個人的には、マルチシナリオには別段魅力は感じず、一本道であろうがそれが良くできているなら全く不満はありません。そして、このゲームはそういう一つなわけですが、最近、一本道=自由度がない=単調という風潮がありますよね。ここらへんも「一般ウケ」は狙ってねえなーという感じを受けます。まあ、万人ウケを狙ったゲームなんて全くもってやりたくねえですけどね。

 グラフィックは、緻密で見やすいです。また、デフォルメキャラの動きが非常に細かく作りこまれているのが、すばらしい。しかし、派手さはなく、これまたイマドキではない。ラストは目がくらむほどでしたが(笑)

 ところで、そのキャラグラフィックに関してどうでもいい話をちょっと。クムランの猫背っぷりも見事に表現されてますよね。それを見て思い出したのが、エナジーブレイカーなんです。エナブレもクォータービューで何故かキャラが猫背に見えるし、生き生きしたシナリオも似てるんで、スタッフが共通かと思ったんですわ。

 キャラデザは・・・んんー、典型的なアニメ絵で、悪くはないんですけど、これまたこれまた地味ですわな・・・。よく言えばクセがなくて感情移入しやすいです。ヘタにリアル路線に走られるよりはアニメ絵の方がずっといいですし。女性キャラはかわいいです・・・ってこれは、バイアスがかかってるか。女主人公を含めて、割と巨(美)乳なのも目を引きます(笑・バカだな俺)

 音楽については、相変わらず、とやかく言える耳は持ってないんで、なんとも。どこかで「荘厳」と書かれてはいました。

 システムは、いろいろと面白いものがあるんですが・・・。うーむ、生かし切れてないと言えばいいのか、もどかしいと言うのか・・・。

 例えば、回復アイテムの高価さ。これはおそらく、「ダメージは避けるもんだろ! 回復なんか当てにすんな!」という男気あふれる思想からなんじゃないでしょうか。(そうでなかったら、回復魔法を使えるキャラが少なすぎ) 男らしいのはいいんですけど、俺のような単なる「RPG好き」にはコタえます。 あるいは、攻略本見てない人が、最初に細剣や短剣を選んだりしたらかなり大変だと思います。

 また、いろいろなキャラと一緒に戦えるのは楽しいんですけれど、ミッションに入ってみると使えないことが判明するキャラもいます。特に一週目でミッションが連続しているところだとやり直しにイラつくのは否めません。

 少なくとも、トラップ設置の間は時間を止めておくだけでもずいぶん印象が違ったんじゃないでしょうか。そうじゃないせいで、せっかくのトラップシステムがあまりいかせず、結局特定の場面でしか有効に使えません。

 あるゲーム雑誌のシューティングゲームの攻略に「とりあえず、避けろ!」と書いてあった、という笑い話(実話?)があります。それと同じニオイを感じます。「出来る者の論理」です。もっとも、あまりユーザーフレンドリーだと今度は歯ごたえがなくなってしまうわけで、難しいところではありますが。

 当たり判定など、アクションゲームという面でもきっちりしてるのは確かだと思います。また、慣れると(且つ、効率の良い稼ぎ方をすると)無理しなくても5,6時間でもクリアできちゃうんですけどね。

 この辺りの感触、「ファイアーエムブレム」にやっぱりよく似てると思います(ジャンルは当然ながら全く違います)。システムはシビアだけれど、魅力的な世界やキャラに引かれて、それを乗り越えたときに感じることが出来るカタルシス。また慣れてくると効率の良いプレイも出来るようになっていくという。

 いろいろと書いてきましたが、非常に楽しめたというのが結論です。売れて欲しいけれど、人を選ぶゲームかもしれません。俺が好きなゲームってあんまり売れないことが多いんですよねー・・・(「売れないゲームが好き」なわけではないです。念のため) 同人誌とか出るでしょうか。エロいヤツ(女性向けも含めて)でも、もし出たら即買っちゃうかもなあ。

12月某日

 

 試したいことがいくつか出てきたので、ちょっとプレイ。

 そのうちの一つが、女主人公が「色っぽい服」を着て、夜中一人でオルフェウスの部屋に行くと発生するイベント(仲良くなってないとだめかな?)

 うひょー! お子さまお断り! ますますこのゲームが好きになりましたですよ。