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アイデアコンペ応募案1
「超豪邸」
一昨年、本事務所が暇な時、若手スタッフの育成として提案した若手対象のアイデアコンペ応募案です。
アイデアコンペはテーマのみで、敷地や与条件設定は応募者の判断となります。
テーマは「超豪邸」、些か格差社会の嫌みとも取れるものでしたが、若手の自由な発想を求めてのコンペでした。
多分、敷地環境やシチュエーションに頼る応募が多いとは思っており、
(事実、入賞はそのレベルでした!、高層ビルのTOPでの居住とか、世界で一番先に朝日を見れる場所とか、、、)
「超豪邸」=「何がリッチで何が豊かな住空間なのか?」
と置き換え
「時の情緒」+「コミュニケーション」をテーマとして設定しました。
「時の情緒」
場所や文化とのつながりを絶ち、反乱する情報による価値の希薄化、文脈を絶たれた日本人、
アイデンティティの喪失を感じざるを得ません。かつて日本には時を感じる多くの言葉と情感を持っていました。
時間と空間を手にすること、時の情緒を創出することが豊かで、超豪邸に相応しい空間提案と考えました。
「コミュニケーション」
自己完結でなく、近隣の人たちと共に相互に時間と空間を共有すること。
あえて下町の街区内の未接道、未利用空間で提案しました。
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応募者:後藤直也 指導・監督:古口良一
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