メシエカタログ編4 Messier catalogue 4 Topへ戻る 一覧へ戻る
ここでは、メシエカタログに掲載されている星雲星団のうち、M91〜M110までを紹介します。
メシエカタログのその他はこちらへ。
M1〜M30
M31〜M60
M61〜M90

    ヘルクレス座球状星団 M92
ヘルクレス座の球状星団といえばM13ですが、 こちらはやや小振りなM92です。

ヘルクレス座のπ星のほぼ真北にあり、6.1等と明るいのでファインダーでも確認できます。 望遠鏡で見ると、小振りながら沢山の星が群れている様子がよくわかります。

ヘルクレス座〜へび・へびつかい座のあたりには球状星団がたくさんあり、 まだまだ撮影に忙しくなりそうです。

2008/04/03 27:32-27:49 (各5min 3枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B + オートガイダーVST
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県篁山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    とも座 散開星団 M93
おおいぬ座の尻尾のあたりにある散開星団です。

2006/12/22 25:55-26:02 (各1min 6枚コンポジット)
タカハシ ε-180ED (F2.8)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県呉市野呂山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    りょうけん座銀河 M94
りょうけん座のα星コル=カロリとβ星を底辺とする、平たい2等辺三角形の頂点あたりにある銀河です。

中心部はかなり明るく見やすいですが、周辺部の渦巻き構造はわかりづらく、滲んだ恒星状に見えます。 しかし、写真に撮るとその構造は大変細かく複雑であることがわかりますね。

2008/01/09 27:49-28:15 (各5min 5枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B + オートガイダーVST
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県野呂山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    しし座 銀河M95,M96,M105
しし座にあるメシエ銀河3つです。南西側がM95、南東側がM96、その北に西からM105,NGC3384、さらにやや南に小さなNGC3389が並んでいます。このすぐ東にはM65,M66,NGC3628の“春のトリオ”が並ぶ領域があります。

2006/12/19 28:47-29:13 (各3min 4枚コンポジット)
タカハシ ε-180ED (F2.8)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県東広島市篁山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    ふくろう星雲 M97
この日はとても透明度が良かったので、淡い星雲もよく見えました。
M97 は別名“ふくろう星雲”とも呼ばれ、中央に2つ“眼”のような黒い部分が特徴的です。

2006/05/02 24:32-24:37,25:00-25:05,25:06-25:11 (各5min 3枚コンポジット)
セレストロン C8EX + レデューサ (F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県東広島市篁山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてアンシャープマスク処理


    かみのけ座銀河 M98
M85やM99はおとめ座銀河団に属していますが、同じかみのけ座にある銀河でもM98は 距離が近くておとめ座銀河団には属していません。

このM98も非常に淡く、肉眼で確認するのが困難な対象ですが、写真に撮ると細長く伸びた 渦巻きが面白い銀河です。

2008/02/10 27:21-27:36 (各5min 3枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B + オートガイダーVST
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県篁山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    かみのけ座銀河 M99
M99もおとめ座銀河団に属している銀河です。肉眼で見ると、非常に淡く見つけづらいですが、 写真に撮るとかなり立派な渦巻き構造が写ります。

2008/02/10 26:13-26:53 (各5min 4枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B + オートガイダーVST
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県篁山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    かみのけ座銀河 M100
かみのけ座の領域ですが、しし座のデネボラから東へたどると見つけやすいと思います。
渦巻き銀河を真上から見た、非常に綺麗な姿です。

左側にNGC4328、上にはNGC4322、さらに下端ギリギリにはNGC4312が写っています。 その他にも右下方向に2つほど銀河が見えますが、何か調べるのが面倒です^^;

2008/02/28 25:17-25:33 (各5min 3枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B + オートガイダーVST
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県篁山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    回転花火銀河 M101
「回転花火銀河」の異名を持つ、おおぐま座にある渦巻き銀河です。
メシエ天体ではありますが淡い部類で、肉眼で腕を確認できる日はそう多くありません。

2005/02/05 28:14-29:01 (各3min 7枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 10D (ISO 400,RAW)
宮城県牡鹿町御番所公園


    散開星団 M103
カシオペア座にある散開星団です。

もう言うまでもないですか(汗)
この日は夜が更けるにつれて夜露がひどくなって、撮影は大変でした。 写真にも夜露の影響による星像の滲みが出てしまいました。 M103はシュミット・カセグレンで撮るほど小さいんですネ…。

2007/10/20 24:42-25:00 (各1min 9枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県千丈ヶ原ダム


    ソンブレロ銀河 M104
おとめ座とからす座のほぼ境界線上に、ソンブレロ銀河M104はあります。 その名の通り、ソンブレロという帽子に姿が似ているところからこの名がつきました。
ソンブレロに見える原因でもある暗黒帯が、ほぼ真横から見た銀河の前を横切っている姿が特徴的です。

以前εで撮影していたものを、長焦点で再チャレンジしました。
さすがに焦点距離が2.5倍以上とあって、細かいところの写り具合が違いますね。

2007/04/25 24:49-25:00 (各5min 2枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県広島空港南


    りょうけん座銀河 M106
北斗七星のα星とγ星を結んでコル=カロリの方へ伸ばしたところにある銀河です。 りょうけん座の領域にありますが、北斗七星からたどった方がわかりやすいです。

かなり明るく大きな銀河で、肉眼でも渦巻きの構造がわかりやすいです。
また、左上(北西)には小さな銀河NGC4248も見えます。

2008/01/09 27:07-27:33 (各5min 5枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B + オートガイダーVST
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県野呂山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    へびつかい座球状星団 M107
へびつかい座にある球状星団で、アンタレスの北に位置しています。

へびつかい座付近にはたくさん球状星団がありますが、このM107はその番号からして あまり目立つ存在ではありません。ややまばらに集まっている所為もあって、 天の川付近の星の多い領域で意外と手こずる対象です。

2008/05/07 23:48-23:57 (各3min 3枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県野呂山


    おおぐま座銀河 M108
北斗七星のひしゃくの側にある銀河です。 近くにふくろう星雲M97もあります。
暗く淡い銀河なので、望遠鏡では存在がわかる程度ですが、写真に撮ると複雑な構造がよく写ります。

2007/12/01 27:23-27:47, 27:48-28:14 (各3min 5枚 + 各5min 5枚 計10枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B + オートガイダーVST
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県野呂山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    おおぐま座銀河 M109
北斗七星のγ星のすぐそばにある銀河です。 このあたりには銀河がたくさん見えますが、このM109は非常に淡く肉眼で確認するのも困難な対象です。

ですが、写真写りは結構よく、淡い渦巻きの構造などがよく写りますネ。
この辺りは銀河が多く、まわりにもいくつか見えますが、NGCでもないようです。 何でしょうネ?

2008/01/09 26:24-26:49 (各5min 5枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B + オートガイダーVST
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県野呂山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


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