メシエカタログ編1 Messier catalogue 1 Topへ戻る 一覧へ戻る
ここでは、メシエカタログに掲載されている星雲星団のうち、M1〜M30までを紹介します。
メシエカタログのその他はこちらへ。
M31〜M60
M61〜M90
M91〜M110

    カニ星雲 M1
おうし座の“ツノ”の先にある惑星状星雲です。
カニの足のような赤いフィラメント構造が見えることからこの名が付いたそうですが、望遠鏡で見ると「佐渡島」のような形に見えます。

2004/11/09 26:38-27:07 (各3min 7枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 10D (ISO 400,RAW)
宮城県川崎町


    球状星団 M2
みずがめ座にある球状星団です。

秋には小口径でも楽しめる球状星団が少なく、ペガスス座のM15とM2と、やぎ座にあるM30くらいです。 しかも、ほとんど経度が同じで南北に3つ並んでいます。M2はそのうち真ん中にあります。 …つまり、M30は今期撮り逃しました…orz

2007/10/20 23:05-23:24 (各3min 4枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県千丈ヶ原ダム


    球状星団 M3
春の星空ではかなりメジャーな、りょうけん座にある球状星団です。
なのに、撮っていなかったようです。。。

りょうけん座のコル・カロリから、うしかい座のアークトゥルスへとたどる真ん中あたりにあります。
とても明るいので、ファインダーを振っていくと、確認できる…ハズです(笑)

2007/04/25 26:19-26:29 (各3min 3枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県広島空港南


    球状星団 M4
夏の代表的な星座の1つ、さそり座にある球状星団です。
さそり座の1等星アンタレスのすぐそばにあるので、見つけやすいです。

以前銀塩で撮影済みですが、デジタルで再撮影しました。

2007/04/25 26:49-27:09 (各3min 3枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県広島空港南


    へび座球状星団 M5
へび座の頭にあるかなりメジャーな球状星団ですが、何故撮ってなかったんでしょうね? ヘルクレス座のM13に次いで明るい球状星団で、大きく立派な姿です。

まわりにあまり目印となる星がないので、へび座のα星とμ星とM5で大きな三角形を目安にするとよいでしょう。

2008/04/03 26:45-27:15 (各5min 4枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B + オートガイダーVST
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県篁山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    干潟星雲 M8
明るい光学系とHαが写るカメラの組み合わせで、散光星雲を撮らない手はありません(笑)
というわけで、夏を代表する赤い星雲M8干潟星雲です。 ただし、南に低い位置にあるので、いつもより南側が開けた観測地へ出向きました。

ガスの微妙な濃淡もはっきり写し取ることができて、大満足です。

2006/07/29 22:28-22:53 (各3min 3枚コンポジット)
タカハシ ε-180ED(F2.8)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県呉市野呂山
StellaImage5.0で処理後、
Photoshop CS2 にてカラーバランス補正・アンシャープマスク処理


    干潟星雲M8 三裂星雲M20 散開星団M21
天の川は星雲星団の宝庫で、この写真のように密集しているところも珍しくありません。 この写真には上から散開星団M21、三裂星雲M20、干潟星雲M8が写っています。 それぞれ特徴的な姿をしていて、双眼鏡で眺めていても飽きることはありませんね。

2004/06/14 26:32-26:43 (各3min 3枚コンポジット)
キヤノン EF300m F4 L (F4.0)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 10D (ISO 400,RAW)
宮城県川崎町


    へびつかい座球状星団 M9
へびつかい座の南東部、ちょうど天の川の端にある球状星団です。

大きさは小振りながら、星がギュッと密集していることもあって、比較的見つけやすいです。 ただし、天の川の背景に埋もれがちにもなるので、油断はできません。

2009/04/17 27:29-28:00 (各3min 8枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県野呂山


    へびつかい座球状星団 M10
いよいよ夏の星空へ突入です。まずはへびつかい座にある球状星団3つですね。

M12,M10,M14と同じくらいの赤緯に並んでいますが、このM10は暗めの粒ぞろい星が 密集している控えめな球状星団です。その中にあるややオレンジ色した恒星との 対比が綺麗ですね。

2008/04/11 27:30-27:56 (各5min 4枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B + オートガイダーVST
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県篁山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    へびつかい座球状星団 M12
次は同じくへびつかい座にある球状星団M12です。

M10に比べるとM12は暗く、さらに控えめな印象です。 実際、少し薄雲が出ている日に撮影したのですが、探すのに結構苦労しました^^;

2008/04/11 28:13-28:33 (各5min 4枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B + オートガイダーVST
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県篁山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    球状星団 M13
ヘルクレス座にある大きな球状星団です。たくさんの恒星がボールのように集まっているように見えますか?
この対象は以前にも撮影したのですが、デジタル一眼で再チャレンジです。
中央部に近いところまで星が分解して見えて、思わずため息が出ます。

2004/05/25 26:27-26:30 (5min 露出)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 10D (ISO 400,RAW)
宮城県川崎町


    へびつかい座球状星団 M14
へびつかい座にある球状星団で、へびつかい座の五角形の中にある3つの球状星団の うちの1つですが、そのうち最も暗く小さなものです。

やや暗いのですが、その分大きく広がって見えて、思ったより立派に見えます。
写真に撮ると、暗めの粒ぞろいの星がよく分解して見えますね。

2008/06/13 26:41-27:23 (各5min 6枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県野呂山


    球状星団 M15
ペガススの頭の先にある球状星団です。
以前銀塩で撮影していましたが、またもやデジタルで再撮影しました。

天馬ペガススの頭の星2つを0.5倍鼻先の方へ伸ばすとすぐに見つかります。

2007/07/27 27:17-27:30 (各1min 7枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県広島空港南


    オメガ星雲 M17
M17は別名を多く持つ星雲です。望遠鏡などでその姿を見ると、水面に浮かぶ白鳥の姿に見えることから“白鳥星雲”とも呼ばれていますが、一般的には“オメガ星雲”と呼ばれるようです。個人的には、白鳥の首が象の鼻のように見えるので“ゾウ”と呼んでいたりもします(笑)

ギリシャ文字のオメガに形が似ているということですが、私にはどこをどう見たらオメガ(Ω or ω)に見えるのか分かりません…。

2006/05/02 27:38-27:51 (各3min 4枚コンポジット)
タカハシ FC-76 + レデューサ (F5.9)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県東広島市篁山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてアンシャープマスク処理


    へびつかい座球状星団 M19
へびつかい座にある球状星団ですが、さそり座のアンタレスのほぼ真東にあるので、 アンタレスからの方が探しやすいです。

小さい球状星団なのですが明るい星が多く、背景も天の川となっているために、 かなり見栄えがします。その代わり、中心部は非常に多くの星が集まっているために、 分離するのはなかなか大変です。

2008/07/08 23:22-23:28 (各3min 2枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県篁山


    三裂星雲 M20
いて座にある散光星雲です。南側の赤い散光星雲に、黒い暗黒帯がかかって3つに分かれて見えます。
赤色と青色の対比がとても綺麗なので、Hαがあまり写らない10Dでは撮影していませんでした。銀塩での撮影以来久々に20Daで再撮影しました。

2007/04/26 27:29-28:04 (各3min 8枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県広島空港南


    いて座球状星団 M22
いて座には球状星団がたくさんありますが、その中でもひときわ目立つ対象です。
双眼鏡で適当に天の川散歩をしているだけですぐに見つけられるほど大きく、 望遠鏡で見るとヘルクレス座の球状星団M13にも匹敵する姿を見せてくれます。

星の集まり具合はやや緩く、かなり中心部まで星が分解して見えます。 また、その形も完全に円形ではなく、いびつに歪んでいるのがすぐにわかります。

2008/05/05 26:48-27:00 (各3min 4枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B + オートガイダーVST
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県野呂山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    亜鈴状星雲 M27
こぎつね座にある惑星状星雲です。姿が鉄アレイのように見えることからこう呼ばれていますが、両脇からかじられたリンゴのようにも見えますね。
この対象も以前銀塩で撮影していてさらに10Dでも撮り直しました。がしかし、Hα光も写るカメラを手に入れ、より赤い部分がはっきり写るのではないか?と思い、またまた撮り直しました。画素数が増えたのも手伝って、大迫力かつ美しい姿に仕上がりました。

しかし、こうやってメシエカタログ制覇は遅々として進まないのです…_| ̄|○、

2006/05/24 27:07-27:28 (各3min 5枚コンポジット)
セレストロン C8EX + レデューサ (F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県東広島市篁山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    いて座球状星団 M28
夏の天の川の中には、たくさんの星雲・星団があります。 いて座の南斗六星のγ星のすぐ近くにあるこの球状星団M28もその中の1つです。

大型の星雲や星団が多いこの領域にあって、このM28は小ぶりな姿をしています。 近くにある球状星団M22と比べると面白い対象です。

2008/05/05 26:15-26:33 (各3min 6枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B + オートガイダーVST
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県野呂山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    散開星団 M29
はくちょう座のど真ん中γ星“サドル”の近くにある散開星団です。

小さなプレアデス星団(昴)といった印象です。
比較的明るい星数個が群れていて見つけやすいはずなんですが、 このあたりは天の川の中なので似たような星野集まりが多く、 事前に写真などで見て知っておかないと意外と見分けが難しいです。

2007/10/20 22:28-22:43 (各3min 4枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県千丈ヶ原ダム


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