メシエカタログ編2 Messier catalogue 2 Topへ戻る 一覧へ戻る
ここでは、メシエカタログに掲載されている星雲星団のうち、M31〜M60までを紹介します。
メシエカタログのその他はこちらへ。
M1〜M30
M61〜M90
M91〜M110

    アンドロメダ大星雲 M31
アンドロメダ座にある銀河です。我々の住む銀河系の隣の銀河なのですが、光の速さで210万年もかかるところにあります。またすぐ側にM32とM110が伴銀河としてあります。

さてさて、大物としては久々の、新しい撮影アイテムの登場です。
タカハシのε-180EDは、F2.8と非常に明るくて淡い星雲などの撮影にうってつけです。 その迫力は凄まじく、以前300mm望遠レンズで撮影したものとは比べものになりません。
その威力に圧倒されて、この後に自分でも所有することになろうとは…orz

それにしても、非常に細かいところまでよく写りますネ…

2006/07/28 23:44-24:10 (各3min 7枚コンポジット)
タカハシ ε-180ED(F2.8)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県東広島市篁山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    さんかく座 渦巻き銀河 M33

さんかく座にある銀河です。渦巻き銀河を上から見た姿が大変美しいですね。
アンドロメダ大星雲ほどではありませんが大変大きく、腕の中に赤い散光星雲がたくさんあることが特徴です。 写真にもいくつか写っていますが、皆さんわかりますか?
同じ対象をFC-76で既に撮影済みですが、εという明るい光学系を手に入れたのでまたもや撮り直しです。

2006/07/28 25:25-25:34 (各3min 3枚コンポジット)
タカハシ ε-180ED(F2.8)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県東広島市篁山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    散開星団 M34
ペルセウス座にある散開星団です。 ペルセウス座β星からアンドロメダ座γ星へとたどっていく途中にあり、双眼鏡でも楽に見つけられます。
とはいえ、これもまた大きいので、あまり望遠鏡向きではないですネ^^;

2007/10/06 25:27-25:46 (各2min 5枚コンポジット)
タカハシ ε-180ED (F2.8)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県世羅町新山


    散開星団 M35
ふたご座にある散開星団です。すぐそばに小さな散開星団NGC2158があります。
銀塩で撮影済みですが、デジタルで再撮影です。

2006/12/15 27:17-28:00 (各3min 2枚コンポジット)
タカハシ ε-180ED (F2.8)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県東広島市篁山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    散開星団 M36,37,38
ぎょしゃ座の五角形の辺をまたぐように3つ並ぶ散開星団です。左(北)から順に、M38,36,37です。 M38のすぐそばには散開星団NGC1907、やや離れて散光星雲IC417が見えます。 以前銀塩で撮影していましたが、これもまたデジタルでの再撮影です。

このあたりには赤い散光星雲がたくさん分布しているのですが、ハッキリと写すには少し厳しかったようです。

2007/09/10 27:51-28:10 (各3min 6枚コンポジット)
キヤノン EF135mm F2L (F2.8)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 400,RAW)
広島県野呂山


    散開星団 M39
はくちょう座デネブの近くにある散開星団です。

このあたりは天の川の“まっただ中”で、天の川が少し濃くなった印象の星団が肉眼でも見つけられます。 はくちょう座のπ星とρ星とM39で直角二等辺三角形を作ると、見つけやすいです。 10個ほどの星がまばらに三角形に並んでいて比較的大きいので、双眼鏡で見るくらいがちょうどいいかもですね。

2007/10/06 23:43-23:49 (各2min 3枚コンポジット)
タカハシ ε-180ED (F2.8)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県世羅町新山


    おおいぬ座 散開星団 M41とシリウス
おおいぬ座シリウスの南には散開星団M41があります。 中望遠レンズを使うとちょうどシリウスとM41が一緒に撮影できるのですが、 強烈なシリウスの光のためにゴーストが発生してしまったようです。 かなり絞り込んだんですが…
(青い星雲のように見えるものはゴーストのようです)

2006/12/22 26:33-26:39 (各3min 2枚コンポジット)
キヤノン EF135mm F2L (F5.6)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県呉市野呂山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    オリオン大星雲 M42,M43
オリオン座の三つ星の南側にある有名な散光星雲です。 三つ星の南にある「小三つ星」を構成する星雲で、南の大きな方がM42、北側の小さな方がM43で、 M42の中には若い生まれたばかりの星であるトラペジウムという4重星があります。
肉眼でも十分見ることができ、望遠鏡で見ると羽を大きく広げた鳥のように見えます。
FC-76+10Dで撮影したものと比べると、迫力の違いをまざまざと見せつけられますね…。

2006/12/22 24:55-25:13
(3min 3枚 + 1min 4枚 + 30s 3枚 合計10枚コンポジット)
タカハシ ε-180ED (F2.8)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県呉市野呂山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    プレセペ星団 M44
かに座の中央にはプレセペ星団と呼ばれる散開星団M44があります。 視直径もかなり大きく、双眼鏡で楽しめる対象です。

2006/12/22 26:53-26:56 (各1min 3枚コンポジット)
キヤノン EF135mm F2L (F3.5)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県呉市野呂山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    プレアデス星団 M45
皆様にもおなじみの“すばる”こと、プレアデス星団M45です。

このところ、集中的に撮っている気がします。前回撮影したときに空の明るさが気になったので、 ちょっとだけ空の暗いところへ行っての再撮影です。

2007/11/09 25:43-26:21, 26:22-26:40 (各5min 7枚 + 各3min 5枚 計12枚コンポジット)
タカハシ ε-180ED (F2.8)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県野呂山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    プレアデス星団 M45
皆様にもおなじみの“すばる”こと、プレアデス星団M45です。

以前撮影した時は、カメラの設定を間違ってRAWで撮影できなかったので、リベンジです(笑)
今回は欲張って、ピリオディックエラーも気にしなくてすむようにガイド鏡も載せて、 ちょっとだけ長時間露出もしてみました。その甲斐あってか、滑らかな散光星雲の画像が得られたのですが、 その反面空の明るさが非常に気になってきました。もっと暗い空のところへ行きたいです…。

2007/10/20 26:11-26:51, 26:56-27:18 (各10min 3枚 + 各5min 4枚 計7枚コンポジット)
タカハシ ε-180ED (F2.8)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県千丈ヶ原ダム


    プレアデス星団 M45
日本では「すばる」の名でおなじみのプレアデス星団です。
若い星々の集まりで、青い散光星雲が印象的な散開星団です。

またεによる撮り直しです…

「F2.8の明るさは如何ほどのものか?」というものを実感したくて、まだ昇って間もないプレアデス星団を撮ってみました。 期待通り、青い散光星雲が非常に濃く写ってくれて、子供の頃に見た天文台で撮影した写真のようですネ。
FC-76(F5.9)で撮ったものと比べると迫力がまるで違いますネ。
こうやって、カタログコンプリートはちっとも進みません…orz

2006/09/20 25:57-26:32 (各3min 7枚コンポジット)
タカハシ ε-180ED(F2.8)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,JPEG(L))
広島県東広島市篁山
StellaImage5.0でコンポジット処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    とも座 散開星団 M46,M47
おおいぬ座の鼻にあたるシリウスから、M50へとたどった耳にあたるθ星とは逆のγ星を ずっと延長すると、とも座の領域に2つ並んだ散開星団M46とM47があります。
微光星がたくさん並ぶM46と比較的明るい星がまばらに並ぶM47の姿は、 冬の天の川の中のh-χといった印象でもあります。
また、左のM46に重なるようにして、リング星雲NGC2438が見えます。

2006/12/22 25:36-25:48 (各1min 5枚コンポジット)
タカハシ ε-180ED (F2.8)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県呉市野呂山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    うみへび座 散開星団 M48
うみへび座といっかくじゅう座の境界付近にある散開星団です。 かなり地味な星団ですが、天の川からも外れているために、 双眼鏡で楽に探し出すことができます。

2006/12/22 27:07-27:20 (各1min 8枚コンポジット)
タカハシ ε-180ED (F2.8)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県呉市野呂山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    おとめ座銀河 M49
NGC4442と間違ってしまったおとめ座銀河M49のリベンジです。
やっぱり、NGCと間違ってしまうほど小さいですね^^;

中央下にはNGC4470、M49のすぐ右隣には非常に小さなNGC4467、右上には小さなNGC4464が写っています。 その他にも、M49とNGC4470の間あたりにNGC4471、NGC4467のすぐ右上にNGC4465があるハズなのですが… なかなか淡くて確認が難しいですね。

2008/04/11 25:41-26:02 (各5min 4枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B + オートガイダーVST
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県篁山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    いっかくじゅう座 散開星団 M50
おおいぬ座シリウスから、犬の耳にあたるθ星までを同じだけ延長したところにある、 いっかくじゅう座の散開星団です。メシエ番号のついた散開星団の中では小規模で、 双眼鏡で見ても星雲状にしか見えません。地味な天体ではありますが、いっかくじゅう座では 唯一のメシエ天体です。

2006/12/22 25:20-25:24 (各1min 4枚コンポジット)
タカハシ ε-180ED (F2.8)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県呉市野呂山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    子持ち星雲 M51
りょうけん座にある銀河です。銀河が衝突したために「子持ち」と呼ばれるように、大小2つの銀河が寄り添っています。
この対象は以前にも撮影したのですが、デジタル一眼で再チャレンジです。
銀塩での撮影より圧倒的に微細構造が見えますね。

2004/05/25 25:27-25:54 (各5min 3枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 10D (ISO 400,RAW)
宮城県川崎町


    散開星団 M52
カシオペア座にある散開星団です。粒ぞろいの星が小さく密集している姿は、圧巻です。 カシオペア座をはさんで反対側には二重星団h-χもあって、天の川の中はやはり豪華ですね。

2007/09/12 26:40-27:10 (各3min 5枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県千丈ヶ原ダム


    かみのけ座球状星団 M53
かみのけ座α星のすぐ側にあって、春の夜空には珍しい球状星団です。

うしかい座のα星アークトゥルスからη星へたどって、さらに延長した先にかみのけ座の α星があります。α星と言っても4等星なので、こうやってたどる方が見つけやすいと思います。

メシエカタログの中では中程度の球状星団で、周辺部の微光星などは結構見応えがあります。

2008/03/15 26:01-26:50 (各5min 2枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B + オートガイダーVST
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県篁山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    こと座球状星団 M56
こと座にある球状星団で、こと座β→γをはくちょう座アルビレオ方向に延長した、 ちょうど中間あたりにあります。

かなり小さく暗いのですが、そのわりに見つけやすく、いかにも球状星団といった姿をしています。
撮影した日は夜露が非常に多く天頂付近の天体だけに、 シュミット補正板に付いた夜露を拭き取りながらの大変な撮影となりました。

2008/06/06 25:41-27:35 (各5min 5枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県野呂山


    こと座リング星雲 M57
こと座にある有名なリング星雲がM57です。星が死んでガスの流出した跡がこのように見えるのですが、七色に輝いて非常に綺麗な星雲です。条件のよい日には、色の違いが肉眼でもわかるかも知れません。

2006/05/24 27:42-27:45 (3min)
セレストロン C8EX + レデューサ (F6.3)
タカハシ EM-200B
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県東広島市篁山
StellaImage5.0で処理


    おとめ座銀河 M58
おとめ座のο星から少し北にある銀河です。

このあたりでは一番目立つ銀河で、近くのM59,60よりも大きくて立派です。 写真に撮ると、棒渦巻きがはっきりしてきて、面白い対象ですね。

2008/03/08 27:31-28:01 (各5min 5枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B + オートガイダーVST
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県篁山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


    おとめ座銀河 M59,M60
おとめ座銀河団の南東の端の銀河です。どちらも比較的明るいのですが、 あまり構造がはっきりせず、写真でも光芒が見えるだけですね…。

左がM60で、すぐ隣にNGC4647が見えます。 右がM59で、上にかすかにIC809、下には非常に微妙ですがIC3665が、さらに下にはIC3653が見えます。 中央下には2つの銀河が写っていて、明るい方がNGC4638、暗い方がNGC4637です。

2008/03/08 28:17-28:59 (各5min 4枚コンポジット)
セレストロン C8-EX + レデューサー(F6.3)
タカハシ EM-200B + オートガイダーVST
キヤノン EOS 20Da (ISO 800,RAW)
広島県篁山
StellaImage5.0で処理後、Photoshop CS2 にてカラーバランス補正


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