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稲作と豆腐作り


以前住んでいた転勤先の仙台には、
街から車で走ればすぐにたんぼが沢山ありました。

その田んぼをお借りして、
1年を通しての田植えから収穫までの講習会が行われていたので、
貴重な稲作り体験に参加する事が出来ました

このコースは実際に稲作をしている農家さんの指導の下、
2週間に一度、2〜3時間の実習を行うものでした。


実際の稲作りは簡単なものではなく、大変だと思いますが m(__)m
この体験の一部を、お話ししたいと思います。





5月20日 
田植え

初日は田植えからでした。
現在はもちろん機械で植えているのですが、ここではあえて手で植えます。

泥の中に入るので「長い長靴を持参」との事・・
私は持っていなかったので購入し、初日に望みました。
ところがいざ田んぼの中に入ってみると、ヌルヌルしていて足が抜けません。
油断をすると長靴だけ残したまま足がスルリと抜け、
靴下のままジャボンと田に着地してしまいそうです。

そこで意を決して裸足で入ることにしました。


泥の中は、初めて体験した感覚で、
なんともいえない感触に最初は戸惑いましたが、すぐに慣れて楽しくなってきました。

たんぼ上に何本もの糸で線を引き、
線に合わせて等間隔に植えていくのですが、
苗の持ち方、植え方、中腰での前進がとても大変で、
すぐに腰が痛くなります。
植え方も難しく、
浅くても深くても傾いていてもダメなのです。
これには苦戦しました。
田植えは非常に重労働であったと思えます。

私は2往復でギブアップぎみ・・
それでも皆で頑張り、キレイに苗が並びました。



ついでに横の畑に大豆も植えました。
普段目にする丸い豆です。
3粒ずつ蒔き、軽く土をかけて終わりました。



雑草の手入れ

田植えしてからしばらく根付くまでが大切なようで、
雨や風のたびに様子を見に行ってくださった先生、
ありがとうございます。

今回農薬は一切使用していないので、雑草も稲と同じようにすくすく育ちます。
又、粟なども混ざってしまっているので区別しながらの草むしり作業です。

稲も伸びてくると密になり、背も高くなります。
稲中に顔を埋め雑草を引き抜く作業は、
刺さる稲との闘いでもありました。

終いには皆さん顔をタオルで覆い、肌が出ている所は一つもなく、
かなり汗だくの作業で(>_<)大変でした。。

これも美味しいご飯の為ですね。



8月 
稲の出穂観察

大豆畑を含む二度ほどの草取りを終え、暫くは経過観察となりました。
出穂の確認は嬉しいものです。



9月 枝豆収穫・試食

枝豆収穫・・・?
私は訳がわからずにいました。

そう、大豆は枝豆になるのですね。
そんな事も知らずにいたとは、、、恥ずかしいです。

たんぼの並びにあるキッチンで、
(竹作りの手作りハウス。バーベQやビアガーデンになるそうです。)
大きな鍋で今収穫したばかりの枝豆を沢山茹でました。

何ともいえないキレイな緑色・・もちろん味は甘みがあってとっても美味しかったです。
ホント、ビールがほしいって、みんな言ってました!

しかしあの楕円形が、まん丸の大豆に成長するのですねぇ。


そして、お正月のリース用に古代米の稲も収穫しました。
こちらはそれまで日陰で逆さ干しにし、それから使うそうです。


10月7日 稲刈り

稲刈り稲作の一番大切なイベント、ついに稲刈りの日です。
いつもは午後からの作業でしたが、
今日はお弁当を持参の、午前からの一日仕事です。(^.^)

今はもちろん機械で刈りますが、
一瞬でガーッと刈ってしまっては稲作体験の意味がありません。

そこでカマの登場です。
カマなんて使わないので、
おそるおそる稲を引っ張るように斜め手前に刈っていきます。
自分の足を切らないように注意して・・。

初めは難しかったのですが、それなりに使えるようにはなりました。
しかし本当に昔の人は大変だったなぁ・・・等と思いながら延々刈っていく。


テントの下での昼食およそ2時間刈ってお昼になりました。
ホッと一息です。
担当の方が美味しい豚汁を沢山作ってくださいました。
ありがとうございます。

さわさわと揺れる稲穂を見ながらの外での昼食は又格別!


  「実るほど  こうべをたれる  稲穂かな」  こんな句が浮かんだ。

この穂の垂れる角度、私も見習わねば・・・。


さて、午後からの作業開始です。
総勢15名程・・みんな黙々と刈っているのに1区画の半分位もまだまだ・・・

やっぱり重労働です、稲刈りは・・・!

稲を干しました。先生の励ましの言葉で頑張ったが、みなのペースもダウンぎみになり、
ついに先生の一声・・・。
「皆さんも大変頑張りましたので、これを使いましょう!」

そこで稲刈機の登場です!    (拍手)

すると本当に一瞬にして全部刈り取られてしまいました。
・・・一同あ然!!
文明の利器を感じた瞬間でした。


脱穀及び大豆収穫脱穀

脱穀はもちろん機械ですのであっという間でした。
これを精米して次回の収穫祭で頂く事となります。
そういえば私の住んでいた周辺では
いたる所に精米機が設置してありました。

我が家も新潟よりお米を送ってもらっていて、
玄米の時はこちらで精米していました。

今住んでいる東京では精米機が見当たらないので、
いつも精米してから送って貰っています。
これも環境の違いですね。

大豆←そしてこれが大豆畑です。
しかしどう見ても立ち枯れ状態にしか取れず、
こちらの畑は「何て手入れのされていない畑が多いのだろうか?」
と思っていました。
カリカリになったサヤの中には、
丸い立派な大豆が入っていたのですね。

常識だったのかもしれませんが、
大豆について知らないことが多くて本当に勉強になりました。


11月
 収穫祭

お楽しみの収穫祭、
なぜかこの日だけ参加していた知らぬ顔の方もいましたよ。(^_^.)

まずは、密かに育っていた大豆を使用しての初の豆腐作りです。

最初に豆腐作り前日から水につけておいた大豆を、つけておいた水と一緒にミキサーにかけます。
この状態の汁を呉汁というそうです。
この呉汁を大きな鍋に入れ、焦がさないように底からかき混ぜ、
沸騰したら弱火で5、6分煮ます。
泡が沢山出て、吹きこぼれないようにするのに気を使いました。

その熱い呉汁をザルに被せたこし布の上に空け、
豆乳とおからに分けます。
おからはここでは使わないので、お料理に使いましょう。

おからに豆乳が残っているともったいないので、お玉で上からギューギュー押したり、
満身の力をこめてこし布を絞ります。

そうやって出来た豆乳を再び火にかけ、70〜80℃になったら
少量ずつ菜ばし等に伝わせて溶かしておいたにがりを豆乳に投入します。
このにがりの加減がなかなか難しかったです。


豆腐の完成!うまぁーく水と豆腐が分離してきたらお玉で一人前ずつザルにあけ、
しばらくしたら出来上がりです!

  ・・・大雑把に説明しましたが、上手に出来ました♪


さてさて、新米も炊き上がり、豚汁も付いてのお食事会です。

それはそれは美味しくてご飯はおかずがいらないくらいだし、
豆腐もそのまま何もかけずに充分でした。

自分達で作って収穫した物を(多くの援助はいただきましたが)
口に出来るって素晴らしいですね。
私はとてもお米とお豆腐が愛おしく感じました。 
自然よありがとう!・・心から感じてました。

今日のお土産土産も沢山頂き、大いに盛り上がった収穫祭でした。


こちらがお土産 
    大豆、新米、豆腐、おから、炊きたてご飯でーす。
     


                     

最終日には9月に干しておいた古代米の稲で、“しめ縄飾り”を作りました。
地元の方に教わりながら藁をよって締めていくのが難しかったのですが、
満足できる作品に仕上がった時は嬉しかったです。


稲作りだけではなく沢山の事を体験できたこのコースは、
とても貴重な経験でした。
ありがとうございました。

                                −おわりー


<おまけ>

長女が学校でバケツイネの観察をしていて、
余った稲を持ち帰りました。

家のバケツに植えて水をあげただけですが、
花と実(米)らしき物を確認。

ちょっと感動しました。


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