北海道産の最もポピュラーな還元煉瓦を使用して独創的なデザインや豊かなボリュームそして正確且つ丁寧 な施工でこんな門塀を施行させて頂きました。もちろん施工契約時毎に製品を吟味確認を兼ねて工場へ直接買い 付け致しますので柱や内部配筋など専門業者ならではの設計と共に北海道庁にも負けない耐久性を提供致します。
一番左の写真は柱型にRレンガを使用し、上部を蛇腹という化粧積みで壁の厚みをもちだしています。またアーチは本丸(正円の1/2上弦)で、アーチ壁部を透かし積で積んでいます。
中、右の写真は上部をテンティル(歯状蛇腹)で化粧し、アーチは簡易カテナリーアーチです。
還元色の煉瓦とスーパー煉瓦を同じロッドで発注する為、仕上がりの色合いや質感に違和感がありません。
門柱やフラワーボックスは煉瓦、擁壁はスーパー煉瓦と用途による使い分けが可能です。
一般的なガーデンウォールで表を並の長手積み、裏をヨウカン長手積みで壁厚210mmで積上げ、空間部に配筋及びモルタル充填します。天端に還元片R煉瓦を使用しています。
かどが無いので曲線の壁で凹凸が目立ちにくい.螺旋や天端(積み上げたトップの段)等の出隅(180°以下のコー ナー部)で引き渡し後の破損が少ない、など実用的な利便性がありますがなんといっても暖かみの有る柔らかい 仕上がり、雪の白や植物の緑に違和感をもたずに映える風合いが北国の自然にとけこんで、施工者の側から見て も完成時が愉しみです。
北海道産の特注煉瓦、解体した建物や窯から再使用する古煉瓦や一部の輸入煉瓦(同じ寒冷地で生産されてい る)を除いては塀のなど土圧や凍上の大きな力を受け止めしっかりとした基礎の必要な部分に関して、圧縮強度 や吸水率の試験表を施主様に提示できないものは弊社ではあまりお薦めしておりません。
大阪城の煉瓦塀の様な塀を造りたいというお話をいただいて、奈良でレンガ積みをさせていただきました。
壁厚は一枚半厚(340mm)のイギリス積みで柱と一段目の蛇腹は二枚厚(400mm)です。天端は二枚半厚(550mm)に3%の勾配(砂の安定角度)をつけてレンガを伏せ、特注加工した御影石を載せています。
施工行程や詳細を『奈良県煉瓦門塀』に掲載しています。是非御覧ください。