Mozollerは、Mozillaのタイプミス「Mozolla」と秋田の言葉「もぞ」(意味は寝言・戯言と言う感じ)の、ふたつの言葉をイメージした造語です。自分勝手な思い込みで書いたページです。
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Mozoller-2007


Mozollerはわずか半年にも満たない期間で終了しました。
再びタイトルをアナログマンに戻しました。
2008年の最初の1回はMozollerのタイトルで書いたので、
この2007年のページに入れてあります。

Mozoller-15 2008.01.01


 正月早々、万年筆の首が折れました。普及品ですが、買ったばかりのものでした。

 年賀状を元旦に書いていたのですが、それに使っていたものです。書きやすい物なんだなーと思いながら使っていたのですが、この年賀状を書いただけで、その後すぐに見るも無残な姿になってしまいました。

 万年筆なのに、1日でこんなことに・・・。

 万年筆の構造ってどうなっているのかなーと思いながら、ペン先の部分をあれこれ触っていたら、折れてしまいました。柔い物なんですね。



 万年筆は、長いこと使ったことがありませんでしたが、ノック式の万年筆をいただく機会がありまして、なかなか良いものだなと思い、それよりも少しペン先の広い物を試しに買ってみたものでした。実は、通信のカービングレッスンの添削・評価に、万年筆が良いかなと思って試してみました。しかし、折れるとは思わなかったです・・・・・。

 通信のカービングレッスンは、何年も前から検討していたものですが、今年ようやく始めます。万年筆を試していたということでもわかるかもしれませんが、あまりネットを利用しない文通的個人レッスンになります。自分でデザインをしてカービングをするためのレッスンです。基本から勉強していくので、初心者からが対象ですが、やる気のある人向きです。詳細は、紹介ページを作って後日案内いたします。

 さて、最近はパソコンのモニタを長く見ているのが、とてもつらくなってきました。目を大事にしなくてはならないと思っている、この頃です。サイトの更新は、ますます遅くなっていくかもしれませんが、まずは今年もぼちぼちとやっていきます。

 今年もよろしくお願いいたします。 


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Mozoller-14 2007.12.26


 コンチョの3回目です。

 今回の最初の画像は、見慣れた物だなと思われるかもしれませんが、これは999SILVERのメダルです。大きさは、モルガンコインくらいの大きさです。

 バッファローのメダルが2つ並んでおりますが、実は右と左は同じ図柄ではありません。何が違うかは、この画像を観察しても気がつきにくいと思います。ほんの少しだけ違いがあります。

 実は、右側のバッファローの前足が、片方無いのです。これは、5セントコインにこのような3本足バッファローがあるからなのです。珍しいコインで、本物ならば1枚が何十万円もするような、コレクターアイテムです。その3本足バッファローを模したメダルなのです。

 





 このコンチョも、999SILVERのメダルです。裏と表で、この様なデザインです。ウォーキングリバティと言われているコインの、メダルですね。

 ほかのコンチョも、以下にいくつか紹介します。どのようなコンチョがあるのかを、普段は自分でも把握していないので、写真を撮ろうと思った日に、ピンときたコンチョです。



月とリバティベル
アメリカ建国200年の
記念コイン


インドの銀貨
1ルピー
唐草がきれい


ケニアのコイン
ライオンですね
まさしくアフリカ


コロンビアのコイン
インディオの横顔?
歴史上の人物?


アイスランドのコイン
味わいのある
独特のデザインです


バハマのコイン
パイナップル!
大好き!


 こんもりと盛り上がっているコンチョがお好きな方もいると思いますが、もともとのコインのデザインが崩れない程度の湾曲に、私の工房のコンチョは仕立てられています。湾曲の度合いに合わせて、裏につけるネジなども特注で作られた物が使われています。

 この欄で紹介したコンチョの他にも、様々なコンチョがあります。紹介はしませんでしたが、定番的なコンチョももちろんあります。また、コインコンチョだけではなくて、作者のDEOKA氏オリジナルのシルバーコンチョなどもあります。

 その時々で、コンチョの品揃えは変わりますので、お近くの方はお気に入りを探しに足をお運びください。


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Mozoller-13 2007.12.16


 前回に引き続き、私の工房のコンチョを紹介いたします。友人のDEOKA氏に作っていただいているので、いろいろなコンチョがあります。

 前回は、鳥のデザインのコンチョを紹介しましたので、今回も最初のコンチョは、鳥つながりで鳥のデザインです。向かいあった2羽のフラミンゴと海と太陽。足元には植物のモチーフも見えますね。

 この美しいデザインのコインは、バハマの銀貨です。フラミンゴはバハマの国鳥なのだそうです。国章の一部にもフラミンゴが描かれています。

 このコンチョは、私の好みに1枚です。前回紹介した鷲などの雄々しいイメージとは、また一味違った、豊かな自然を感じさせてくれる、素晴らしいデザインですね。






 次のコインも、デザインの素晴らしさで有名なものの一つです。海神ネプチューンをモチーフにしたバルバドスの銀貨です。大きくて厚みもあるコインなので、存在感十分なコンチョになります。その分加工もたいへんです。

 ネプチューンが右手に従えている魚は、シイラみたいな形の魚ですね。足を見ると、それぞれの足の先が尾ビレになっています。著名な彫刻家のデザインだそうです。ネプチューンの裏面は、魚とペリカンが描かれた、バルバドスの国章のモチーフです。




 もう一つ、私の工房でも人気のあるコンチョの一つです。カナダの銀貨で、バッファロースカルのデザインです。18821982とコインに年号がありますが、1982年に発行された、カナダのサスカチュワン州の州都レジャイナの市制100周年の銀貨ではないかと思われます。それから、カナダの歴史はよくわかりませんが、1867年から始まった英国からの独立プログラムが1982年完了したと、wikipediaにありました。1982年は、カナダにとっては独立が完了して、新しい憲法が制定された記念すべき年だったようです。

 バッファロースカルは、私の工房の人気コンチョではありますが、品薄でありまして、只今の在庫は写真の1枚だけでした。大型で存在感のあるコンチョですが、他にもカナダのコインはデザインが豊富で、優れたデザインのものがたくさんあるようです。


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Mozoller-12 2007.12.09


 私の工房には、いろいろなコンチョがあるのですが、今回はその中からいくつか紹介してみます。コンチョを作ってくださっているのは、私の友人のDEOKA氏です。コンチョの品揃えは、すべてお任せしています。

 まずはじめは、最近のお気に入りの一点。メキシコのコインです。1920年代のものです。この正面を向いたデザインが良いですね。1個だけの入荷でした。

 メキシコのコインは、ヘビをくわえたワシのモチーフが必ず入っているようなのですが、このコンチョ以外はすべてワシのモチーフが横向きです。横向きのワシももちろん良いデザインなのですが、正面を向いたワシのモチーフは堂々として好印象です。






 上が、横向きのワシのモチーフですね。メキシコのコインのワシのデザインには、野性のたくましさのイメージを感じます。左側のコインは、メキシコオリンピックの記念コインのようで、裏にはオリンピックの五輪のマークが入っています。

 右のコインがわかりやすいですが、ワシがサボテンに乗っています。この、サボテンに乗り横向きでヘビをくわえているモチーフは、メキシコの国章です。メキシコの国旗にも描かれているデザインです。

 鳥つながりでもう2点紹介します。




 左側はコンドルのモチーフのチリのコインです。コンドルとアンデスジカが国の動物だそうです。このコインは日本の5円玉と同じような色のコインです。「コンドルが飛んでいく」のメロディーがピッタリ合いそうな、写実性のあるデザインですね。

 右側は、ポーランドのコインです。王冠を頭に置いた白鷲が国章のデザインなのですが、そのデザインから王冠を除いたワシのモチーフになっているようです。こちらは図案化されていて、図案としての象徴性や力強さがありますね。

 コインのデザインはそれぞれの国の独特の感覚があって、おもしろいですね。


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Mozoller-11 2007.11.25


 C社のSK刻印シリーズのバーグラウンダーです。春にカタログに掲載された製品でしたが、ようやく入ってきました。なかなか入荷しなかったのは、何度か作り直しをしたためという話を聞いています。

 その成果もあって、十分な仕上りだと思われます。このシリーズには、もともと同じようなバーグラウンダーがありましたが、今回は玉の数の構成が変わっているので、使うときに刻印の選択が自然にできるようになっているように思います。

 前のラインナップを買っていたという人もいらっしゃると思いますが、それはこれからは手に入らない刻印を持っていると考えると良いかもしれませんね。必要に応じて新しい刻印を買い足しましょう。刻印が少しずつ増えて、選択肢が広がっていくと思って、刻印とは付き合ってください。

 さて、同じ用途の刻印は、E社にもあります。玉の大きさなどの選択肢がいくつかあり、私も一通りは手持ちの刻印として揃えてあります。ある程度加工すると使い勝手が良くなるので、簡単に紹介しておきましょう。
 



 左の画像の2本の刻印のうち、左側の刻印が販売されている状態で、右側の刻印が削って加工したものです。販売されているままでも、もちろんかまわないのですが、多少は削ったほうが良いのではないかと思います。画像の削りかたは、かなりぎりぎりを攻めていますので、もう少し控えめに削った方が安全です。右の画像が玉の数を変えた一揃えです。

 この手の刻印を、私は以前からあまり使いませんでした。いまでも使用頻度は少なくて、ときどき私なりの使いかたと表現法を試している程度です。私にとっては、まだまだ使い方に研究の余地が多い刻印のひとつです。


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Mozoller-10 2007.11.17

 ある日工房に来てくださったお嬢さんは、食事に使うフォークを叩き伸ばして手縫い用の穴開けに使い、庭のブロックの上で金鎚で叩いて使っていたという強者でした。

 たしかにヒシ目打ちはフォークみたいな印象の道具ではあるけれど、実際にフォークを使ってしまうのは、なかなかすごいですね。もしも鋼のフォークがあったなら、十分に代用になるかも。

 糸に施していたのも通常の手縫い用のワックスではなくて、鋳造用のワックスだったそうです。しかも針は三角針。縫うのに力が必要で、指の先の皮が厚くなっちゃった・・とおっしゃっていたのですが、穴はちゃんと開いていたのだろうか・・・・。

 でも、とにかくやってみるという姿勢は良いですね。まずはやってみるというのは、とっても大切なことだと、私も思っています。

 さて下の画像ですが、庭のブロックの上でフォークで手縫いの穴を開けて作られた、そのバッグです。え〜〜っという感じでしょう。ちゃんと形になっている・・・。もしかして、フォークで良いのか?そんな気持ちになりますね。でもね、作者はこのあとちゃんと、ヒシ目打ちを購入されました。でも、ゴム板はまだなんですよね。今度は、何の上で穴開けするのかな。
 


 このバッグの作者は、ガラス工芸をやっている人でした。物作りをやっているから、大胆な発想で革にも取り組んでくださったのでしょうね。本業のガラスの作業は繊細な物のようですので、革の道具が揃ったら、また違った雰囲気の物を作ってくれるかもしれませんね。


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Mozoller-9 2007.11.01

 今回の画像は、エイの皮です。 靴職人の世界の靴のささきの佐々木さんから、譲っていただいたものです。

 佐々木さんは、「図説 日本の職人」(河出書房新社)でも紹介されている靴職人さんです。代々手作りの靴を製作されていらっしゃいますが、靴の他にも様々な作品製作をされています。サイトのコラムもとても楽しく参考になることがたくさん書いてありますので、ご一読をおすすめします。

 画像のエイの皮は、一般に市販されているエイの革とは違って、鞣されていない生の皮です。画像でも、縁の方が黄色みの半透明な感じが、なんとなくわかるでしょうか。表面のつぶつぶは、カルシュウムの塊のような、とても硬いものです。切るのに金工用のハサミを使いました。

 日本の漆芸の世界でも使われてきた素材だと思われます。刀の柄などの装飾に使われてきたようです。エイやサメの皮が用いられ、装飾性が高く目の美しいものは、高級な素材として珍重されたと思われます。

 漆芸の世界では、漆皮はその字の通りで、生の皮を素材とすることが多かったようです。エイの皮も生の状態で漆芸の素材に使われたのではないかと思われます。正倉院にも漆皮の工芸品が何点かあるそうです。平脱と言う技法で銀の装飾を施した漆皮の工芸品を、正倉院の御物を紹介した本の中で見かけたような記憶がありますが、詳細は覚えておりません。皮の収縮でヒビが入っているという記述があったように思います。ほかには、武士の鎧などにも生の皮と漆の組み合わせは利用されていたと思います。でも、現代では、鞣された革と漆の組み合わせが一般的かもしれません。

 鞣された革でも変形はしますが、生の皮は特に湿潤状態と乾燥状態の体積の差が大きくなります。水を吸うと大きく膨張します。軟らかくもなるので、成形は適度の湿潤状態で行われるのではないかと思われます。でも、このエイの皮は、水に付けても思ったほどは膨張しませんでした。皮の繊維が薄いからでしょうか。この性質が「わさびおろし」などの日用品にも合っているのかもしれません。

 さて、エイの皮と書きましたが、この手の皮を使った工芸は、鮫皮細工と言われることも多いようです。工芸品ではありませんが、鮫皮というと「わさびおろし」のほかに、版画の刷毛を調整するために、板に鮫皮を姿で貼ったようなヤスリなども見かけたことがあります。かなりの高級品です。これらの皮は、「カスザメ」の皮だそうです。姿は平たくエイのような姿なのですが、サメの一種だそうです。皮を見ても、サメなのかエイなのか、判断は難しそうですね。今回の画像の皮も、硬めの革の面取りが簡単にできるくらいに削れますが、「カスザメ」の皮だと、もっとすごいのかもしれません。

 サメの皮もエイの皮も含めて鮫皮細工。サメとエイの違いは、えらが横向きが下向きかで判断するそうです。生きていても姿からは判断しにくようですから、みんなまとめて鮫皮細工で問題無いのかもしれません。「カスザメ」をはじめ、けっこう美味だと書いてあるのですが、人間はやはり食べておいしいものを、上手に利用してきているのですよね。食べるからには徹底的に利用するという所が良いですね。



 さて、譲っていただいたエイの皮で、何か作ってみたいと思ったのですが、なかなか取りかかることができません。加工にずいぶんと手間と時間がかかりそうですし、加工法も検討しなくてはいけないし、塗料も買ってくる必要があるし、なかなか手が出せないでおりました。

 このまま時間が過ぎていきそうなので、革に装飾を施すクラフトマンの思いつきということで、下の画像のようなことになりました。エイの皮の模様を打ち付けた現物は、なかなか細かい表情で、面白いものであります。

 「鮫皮細工」ならぬ、「鮫皮で細工」ということで・・・・・。
 佐々木さま、お粗末お許しをーーーーー。





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Mozoller-8 2007.10.20

 今回の画像は、革に取り付けたスポッツを、裏側から見たところです。

 私のサイトの革物作り入門のページには、スポッツを紹介したページがありますし、工具のページにはスポッツを打つときに使う道具の紹介もあります。

 でも、私が仕事でスポッツを使うことは、ほとんどありません。スポッツについてのページを作るときは、道具と方法について一通り考えておこうと思って、ざっと検討してみただけでした。

 先日、私の知り合いの革のクラフトマンと、その友人のスポッツを使った革製品を作っているクラフトマンが、私の工房に来てくださいました。その時にスポッツの足の折り方の話題になりました。今回の画像のように足を折ると間違いないということで、これを手作業で早く確実に行うにはどうすれば良いのかを、三人で検討しました。

 そして、いくつか簡単な工具を作ってみて、なかなか手早く作業ができるようになりました。基本作業を検討しただけで、実際の工具などはもう少し工夫が必要な感じがしましたが、スポッツについての知識が増えて、ちょっと賢くなったような気分でした。

 自分一人だとなかなか興味を持つことの無い分野でも、人と話をしながらだと楽しく興味を持って考えることができるものですね。ちょっとした出会いでしたが、有意義な時間を過ごすことができました。


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Mozoller-7 2007.10.07

 使っていた革砥が古くなったので、今年新しく作った革砥です。幅は広めに作ってあります。革砥と一緒に並んでいるのは、床革でつくったケースです。



 私は革砥を棚板の下などに収納しています。その時にケースが必要になります。これは床革製ですが、木製のケースも使っています。革砥は、意外と収納のしかたに困るものなのですが、手の届きやすい所にある棚の下側などに収納するのは、私のお気に入りの方法です。

 右側の画像が、実際に棚の下側に収納している画像なのですが、実はなぜか左右反転してしまっています。画像のリサイズとファイル名の変更しか行っていないつもりなのですが、いつの間にか画像の左右反転も行ってしまったようです。自分で操作した自覚が無いので、不思議な感じがします。

 コンピュータはとても便利ですが、クリックやキーのひとつで、「あれ〜〜」と言うことになるときがありますね。


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Mozoller-6 2007.09.25


 今回の画像は、木型を使って製作された製品です。これらの製品は、私のサイトからもリンクしている、大阪の革工房 イイダ商店 さんで製作されたものです。飯田さんとは、何年か前から交流がありまして、いろいろなことを教わっております。

 木型を使ったこれらの製品は、確かな技術と感覚で製作されていて、これを量産することができると言うのがなんともすごいです。実際に手にしてみて、正直なところ私には1個だけ作るのも難しいと思われるものです。難しいというよりも、正確な形の作り方がわからないと言った方が正しいのですが・・・。飯田さんにとっては、ごく当たり前の仕立てなのかもしれないのですが、職人の技と感覚できりっと仕上った製品で、私には真似のできないものです。

 私はレザーカービングから革の世界に入ったこともあって、仕立てに関しての技術は決して高いものではないと自覚しています。職人の仕立ての技の世界には、憧れと同時に少々コンプレックスに似た気持ちも持っているのですが、実際に製品を見ても、やはり物を作るにあたっての基本が違うんだなと感じます。仕立ての技術はとても追い付けそうにありませんが、私も自分なりにレザーカービングの世界の中での仕立てを、あらためて考え直さなくてはいけないと思うのでありました。



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Mozoller-5 2007.09.15

 毎日多くのニュースに、それも良くない内容のニュースに接することの多い現代です。価値観の混乱と情報の氾濫で、自分の中身もごちゃごちゃとしてきそうです。もともとでたらめで無責任なのが、ますますひどくなって来ているようで、自分の中身をしっかりさせるのは難しいと思うこの頃です。

 最近のニュースの中でも驚いてしまったのが、安倍首相の突然の辞任でしたね。メディアで既に多くのことが言われておりますが、少し前の世界陸上で日本選手が連鎖的にケイレンを起こしたというニュースと、私の中ではつながってしまいました。

 「安倍チーム」はお金にまつわる麻痺が連鎖して、リーダー本人も本番前にリタイアしてしまった。訓練不足か、経験不足か、体力不足か、精神面が弱かったのか、もともと代表になるべきではなかったのか、いろいろな分析ができるのでしょうが、一国の指導者が子供たちの手本にもならず、かっこわるいことこの上ないのは間違いないですね。

 最近の組織のリーダーの迷走ぶりには目や耳を疑いたくなるようなことが、たくさんありますが、国の指導者もこの始末では日本が今後どうなっていくのか、とても不安です。次の首相には、福田氏がなるのだと思いますが、対外的にはそこで一度落ち着きを持ってから、その後で民意を問うということになってほしいものです。

 政治の質は、民衆の質に比例するものでしょうから、政治の質が低いということは、私たち一般人の質も低下していると言うことになるのでしょう。まずは、選択権を行使する時が来たら、じっくり考えたいと思います。・・・とは言っても、いつも「この人だ!」と思う人はいないのだけれど、毎度のことだからしょうがない。



 首相辞任のニュースと同じ日に、大相撲に関連したニュースで、相撲協会が元NHKアナウンサーの杉山氏の取材証を一時取り上げたというのがありました。これも組織のゴタゴタの表れの一部で、閉鎖的で時代遅れな感覚の組織であることを丸出しですが、なんだかみっともない話だと思いました。

 相撲は日本文化であることを自認しているようですが、狭量さの象徴みたいなものでしょうか。一般人の感覚では、相撲は日本文化の中の特殊なごく一部の世界でしょう。

 神事なら神事。スポーツならスポーツ。興行なら興行。割り切ってやれば良いのに、みんなごちゃ混ぜで、何が中心なのかはっきりせず、そこに伝統だ権威だと言うから焦点がぼやけてしまうような気がします。朝青龍の問題については、雇用関係が相撲協会との間にあるならば、雇用者としての相撲協会の今までの対応に付いても考えるべきでしょう。経営上の朝青龍の貢献は大きかったはずですし、相撲協会にもいろいろな反省するべきことはあるでしょう。横綱の「権威」 がおとしめられたとすれば、その責任の半分以上は相撲協会のものだと、素人の私には思えるのであります。

 北の湖理事長も、現役時代に「黒い交際」を写真入りの記事で書かれたことがありました。歴代横綱の失態もいろいろとありました。現在のチャンピオンのモンゴルの英雄の若者の失敗は、それらと比べてどうなのか。少なくとも、彼は強いという現役にもっとも必要な要素を満たしていると思うのです。負けが込むこともなく、休場ばかりするような情けないことも無かったはず。

 相撲など何年も見たことが無いのだけれど、ここは声援しておきます。
 朝青龍カムバ〜ック! 古くさい組織に負けるなー。 強さを見せてやれー。

 古い体質の組織の中で、実力で頑張る個人を見てみたい。
 そういう願望が、私にはあります。
 なおすべきことは、体も行動もしっかりなおして、また頑張ってほしい。

 もっとも、政治の世界の人にはカムバックとは声援しないけど・・・。


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Mozoller-4 2007.09.09

 今年の春に発行されたC社のカタログに、新しく掲載されていた刻印です。注文してから入荷するまで時間がかかり、8月にようやく届きました。

 左の3本は、SKB702-2・SKB701-2・SKB936-2の3本がチェックのベベラです。「-2」が付かない刻印は以前からありましたが、「-2」が付いた今回の刻印は、フェイスの角度が鋭角になりました。

 シェリダンスタイルで使うことを想定した刻印です。角度がきつくなっているので、細くてシャープな表現になります。チェックの柄や使用感は申し分ないと思います。また、右の2本も良い仕上りです。今回の刻印で、SK刻印シリーズのシェリダンスタイル向けと言う性格は、かなり増したと思います。

 同じ時期にカタログに掲載された、SK刻印のバーグラウンダーがありますが、こちらはまだ入荷しません。目の数を前とは変更するようですが、合理的な変更という印象を受けました。前と同程度の仕上りであれば、やはり実用的な刻印だと思いますので、早く仕上って欲しいところです。 

 ところで、「-2」の付かない従来のSK刻印のベベラがあります。カービングに真剣に取り組みたい人は、両方持っているといいかもしれません。ベベラはいろいろ持っていて損はありません。






 さて、上の2枚の画像は、刻印の色仕上げのむらです。実用上は問題ないと思われますが、黒に白という色になるので、まだらが目立ってどうも気持ち悪いのです。ピンホール的なものではなくて、けっこう広くむらのある刻印が続けて入荷したので気になっています。下地はできているように見えましたが、色仕上げ前の脱脂の失敗などが原因でしょうか。

 問い合わせましたが、「見ていない・わからない」ということでした。
 私のところに来た刻印だけだったのかな。


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Mozoller-3 2007.09.01

 我が家で卵からかえったカナヘビです。これでも少し大きくなりました。全部で4匹。カナレッド・カナブルーなどの名前がついているらしいのですが、今のところ私には区別がつきません。

 尻尾は胴体よりも長くてしなやかです。いつまで飼うことができるのかわかりませんが、しばらくは我が家で成長することになりそうです。

 カナヘビは、子供のころから身近にいた生き物ですが、動きが早くてなかなか捕まえることができませんでした。尻尾だけ残して逃げられたことが何度か記憶にあります。生まれたばかりのカナヘビ達の尻尾は、つかまないように気を付けています。

 爬虫類は嫌いという人は大勢いらっしゃいますが、なかなか可愛いものです。トカゲの形は、デザイン的にも面白いものだと思いますし、私も時々トカゲのモチーフは使うことがあります。



 さて、3回目になったこの欄は、「Mozoller」というタイトルにしてありますが、私が作った造語です。ですから、定かな意味はありませんが、キーワードは「Mozolla」と「もぞ」の2つの単語です。

 OSをLinuxに替えて、ブラウザやメールソフトがMozilla系のソフトになりました。いまこの欄を書いているHP作成ソフトも、Mozilla 系のソフトです。このMozillaについての記事を書いてあるネット上のページでは、時々タイプミスでMozillaが「Mozolla」になっていることがあります。こういう失敗は自分でもよくやりそうなことで、なんとなく気に入ってしまいました。

 それから、秋田の言葉に「もぞ」という単語があります。「寝言・たわごと」といった意味合いだと思うのですが、あまり良い意味では使われないことが多い単語のようです。不思議な言葉ですが、語源が何なのかはわかりません。

 タイプミスと寝言・たわごと・・・この欄にぴったり当てはまってしまうなと思い、そこから「Mozoller」という造語をこの欄のタイトルにした次第です。


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Mozoller-2 2007.08.26

 かなり前に用意していた画像です。今年発売された国産のモウルです。

 今まで国産の製品が無かったのですが、すっきりしたデザインの製品ができました。握った感じは太すぎず細すぎずと言う感じでしょうか。

 画像ではわかりにくいかもしれませんが、重さが2種類あります。約480グラムのものと約420グラムのものです。海外製品の16オンスと14オンスに相当します。私は、重い方が使い易いと感じたのですが、教室で試していただいた中では、好みが分かれました。軽い方が連打には有利かもしれません。

 木槌と違って木屑が落ちないので、打面の減りも少ないものですし、安心して強打できます。丸い形状は一見すると使いにくそうに思えるかもしれませんが、慣れるととても使い易いものです。値段はそれなりに高価なものですが、耐久性もあると思われますし、快適にカービングができますので、お試しください。



 WindowsからLinuxにOSを移行した私ですが、いくつか問題がありましたが、ちょうどよく日本語化されたソフトを使うことができたりして、ほとんど解決できました。難しいイメージのあったLinuxが、私のような素人にも使うことができるくらいに簡単になっていたのは驚きでしたが、このところ急速に簡単さが増してきているようです。まだまだユーザーも少なくて、今後便利になっていく余地は大きいものがありますが、これから数年のうちにはかなりLinuxの環境は変わっていきそうな感じがします。

 私が導入したのはUbuntuLinuxというディストリビューションです。インストールしなくてもCDから立ち上げて動作を確認することもできます(CDからの動作は遅くなります)。検索すると情報がたくさんあります。Windowsと違ってフリーで公開されているOSですので、一度試してみてください。


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Mozoller-1 2007.08.16

 PCのメインのOSをLinuxに替えました。それにともない、ページを作成するソフトも替えたので、サイトの構成も少し変更しました。今まで主要なメニューが20に分かれていましたが、関連したページをまとめて、主要なメニューの数を少なくしました。もしかしたら、いままでよりも操作しにくい面があるかもしれませんが、お気づきの点などありましたら教えてください。

 基本的には従来のページの配置替えをしただけですが、ページを作るソフトを変えたので、思っていたよりも手間がかかってしまいました。使い始めたソフトは、Linux上でもワープロ感覚で使うことのできる、比較的使いやすいホームページ作成用のソフトです。

 Seamonkey Composer と言うソフトですが、昨年まではMozillaと言う名前の統合ソフトとして公開されていたものです。開発環境が変わり、現在はSeamonkeyと言う名称になっています。このソフトにはいくつかのバグがあるのですが、私の使用法にはそれほど問題はなく、必要な機能も揃っていて、慣れれば使いやすそうです。ブラウザと連携してページを製作する流れが、なかなか機能的です。普段の簡単な更新は、以前使っていたソフトよりも手軽にできそうです。

 更新は、おもに表紙の中で行っていこうと思っておりますので、ときどきこのページを開いてみてください。

 今回 Seamonkey Composerで初めて載せる画像は、アナログマンの最終回に載せた画像と同じ系統のフラワーセンターですが、ただ画像を載せる練習をしたものです。


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