2011年1月12日水曜日
「スイヴェルナイフとガイド:1」
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2011年になりすでに12日ですが、今年の初ブログなので、まずは本年もよろしくお願いいたします。今年も適当に書いて参ります。
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ふとした時に、ガイド付きのスイヴェルナイフを思いつき、きっと使いやすいだろうと思って試作してみました。上の画像の左側の試作品はボディにガイドを仕込みました。右側の試作品はブレードにガイドを仕込みました。手持ちの加工道具に適切な物が無かったので、鋼材の加工には苦戦してしまいました。
ステッチンググルーバーのガイドを利用したので、間に合わせの加工です。ボディに仕込んだガイドは、持ったときに操作の邪魔になりますし、ブレードに仕込んだガイドは寸法がギリギリで、かなり無理のある形になっています。完成度は決して高くはありませんが、この方向でデザインを進めると、使いやすい道具につながるのではないかと思います。
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ベルトなどの外枠を切るときに、視認性が良く、とても扱いやすい構造です。いままで、この手の用途にはいくつかの道具を使ってきましたが、その中でも最も使いやすく安定した作業が可能だと感じました。
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私の最初の想定としては、外枠から一定の幅を切るだけでなく、すでにカットされているラインに沿った等間隔のラインのカットにも使うことができるような道具でした。上の画像は直線に沿わせている例ですが、曲線でも使えるような繊細さがこの道具には欲しいと思っています。でも、試作の道具は、そのための機能は十分ではありません。刃とガイドの高さの調整もできる構造にできでれば良いのですが、小さな部品で合理的な構造ということになると、吟味するべきことが色々とありそうです。
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