以前書いたブログ「TUZIE-珈琲を一杯」の記録です。
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TUZIE-珈琲を一杯2010-02


2010年10月7日木曜日
「ぽっこり、にょっきり」

 さて、ぽっこりしたこれは何でしょう?

 中央からにょっきりと何か出てきました。

 さてさて、何かわかるでしょうか。これは、ごくありふれたあるものの内部にあります。2枚目の画像の中央の金属の部分をじっくりみるとわかるかもしれません。

 答えは、ボールのバルブ部分です。2枚目の画像の金属部分は、ボールの空気入れの針でした。ゴムボールや革ボールなど、いろいろなボールがありますが、このような感じになっていたのですね。ぽっこりした厚いゴムで、ボールの中の空気が漏れないようになっているようです。

 物の整理をした時に不要になったボールがあったので、ボールを切りバルブがどうなっているのかを確かめてみたのですが、こうなっていると初めて知りました。おもしろい形ですね。




2010年9月27日月曜日
「カリタ KH-3 のフタ:2


 Kalita コーヒーミル KH-3に簡単なフタを作って使ってみたところ、もう少しちゃんとしたフタもできそうな気がしたので、実際に作ってみました。本体を革巻にした時と同じ革を使った、革製のフタです。マグネットで固定することも当初は考えてみたのですが、もっと単純にジャストサイズで作ることによって、軽く固定される構造にしました。

 なかなかシンプルにまとまったと思うのですが、作っている途中から、「カネゴンの頭」というあだ名をつけました。形がどこか「カネゴン」の頭を思い出させるからなのですが、「カネゴン」はもう知らない人が多いかな・・。

 ホックをはずして口を開くと、このような感じです。豆を入れるために十分な広さに口は開きます。豆の飛び出しはあまり気にしていなかったとは言え、フタをすることで豆が飛び出すことはまったく無くなりましたので、以前よりも気楽に早く豆が挽けるようになりました。急いで挽いても豆が飛び出さないというのは、実に気持ちの良いものでした。

 革巻にした段階で美観はだいぶ変わっていましたが、機能的なフタが付いたことで、元々の製品とはかなり違った仕上がりになったと思います。

 使っているうちに、革にはだいぶ傷なども付いてきましたが、お気に入りの生活道具の一つになりました。




2010年9月26日日曜日
「カリタ KH-3 のフタ:1」

 工作用の樹脂板を切った物です。Kalita コーヒーミル KH-3のフタに使います。豆を入れてから、スライドさせてセットします。個人的には、豆の多少の飛び出しは気にならないのですが、とりあえず作ってみました。

 セットすると、このようになります。奥の小さな凹みに、粉の挽き具合を調整するネジのストッパーがちょうど良く収まります。ハンドルを回すと、フタも一緒に回ります。使い心地は、それなりといった感じです。

 スリットや穴の大きさを調整すると、ハンドルと一緒に回らないようにすることもできると思います。豆を入れるカップの部分は、鉄製で磁石が効くので、磁石を利用したフタの固定法も考えられるかもしれません。




2010年9月25日土曜日
「自宅焙煎の改造煎り網:2」

 いくつか焙煎用の手網を持っている中で、普段使っているのは直径13センチの煎り網です。フタのドームが浅いタイプは100g程度までの生豆に使い、それよりも多く150g程度までの生豆にはフタのドームの深いタイプを使っています。上の画像は深いタイプです。

 フタにアルミ箔をかぶせたほうが熱効率が良くなるという解説や、味が良くなるという解説を何度か目にしたので、私もアルミ箔をかぶせてみたりしていますが、豆の色がまったく見えないと焙煎しにくいので、手前に隙間を開けて豆が見えるようにしています。

 アルミ箔を使わないほうが豆がよく見えて気持ちよく作業できるので、味に影響が少ないようであれば、アルミ箔を使わないようにするつもりです。でも、今はまだよくわからないので、付けたり外したりです。

 自宅焙煎の本や、ネット上の情報を参考にしながら焙煎をしておりますが、何よりも身近に相談できる焙煎のプロがいるのが心強いところです。自家焙煎珈琲店主の友人もおりますし、工房の近所にも相談にのってくれる自家焙煎珈琲店があります。自分流にあれこれと考え工夫もしております。手網の改造以外にも試していることがありますので、そのうち紹介できればと思っています。

 ・・・などと書くとずいぶん焙煎が上手くいっているような雰囲気があるかもしれませんが、実は最近は自分で焙煎したコーヒーが、とても不味くて不味くて困っていました。

 本当に不味いんです。まったくおいしくない! それで、趣味として楽しめないと言いますか、まったくおもしろくない焙煎が続いておりました。・・でも、こういう壁を乗り越えるのがまた楽しみの一つなのだと自分に言い聞かせてみたりして・・。ま、レザークラフトと同じですね。

 無理やり革と関連付けてしまいましたが、この頃は本当にレザークラフトの初心を思い出しつつ、珈琲の焙煎をしておりました。

 求める味のイメージは 「香ばしくて軽快なすっきりと明るい味」 です。
 はやく、不味さのトンネルを抜けて、おいしい珈琲が飲みたい。




2010年9月15日水曜日
「自宅焙煎の改造煎り網:1」

 百均のザルを2つ組み合わせた網で始めた珈琲の自宅焙煎ですが、その後焙煎用の網を3つ買い足して、多少の改造を施して使っています。

 煎り網・手網・焙煎網などのキーワードで画像検索すると、元々の網の画像がいくつも出てきますが、平らなフタがついているのが市販品の状態です。それを上の画像のように改造しています。平らな網ではなくて、丸く盛り上がったザルをフタ代わりに使い、容積アップを図っています。柄も木の角材で延長しています。

 容積が増えた分、底の面積の割には一度に焙煎できる豆の量が多くなります。それから、目の荒いザルをフタに使っているので、中の生豆の変化がとてもよく見えるようになります。

 左端は13cmと表示されて販売されている煎り網を改造した網です。この網の重さは約160g。生豆100g程度の焙煎にちょうど良いサイズです。中央も13cmの煎り網を改造したものですが、フタの盛り上がりがさらに大きめになっています。網の重さは約180g。生豆150g程度の焙煎に使いやすいサイズです。

 右端は16cmと表示されて販売されている煎り網を改造した網です。この網の重さは約230g。生豆200g程度の焙煎ができます。一度300gの生豆を焙煎してみたことがあります。一応は焙煎はされましたが、300gは多すぎでした。




2010年9月10日金曜日
「道具ラック30cm四方」

 最近設置した道具用のスチールラックです。作業台横の30センチ四方のスペースに収まるように準備しました。このサイズは、既製品ではなかなか見かけないサイズのようです。私が使ったのは、ダ○ソーのスチールラックのパーツです。

 棚板が315円で、他の部品は105円というパーツ類です。パーツごとの価格は安いのですが、実際のところは全体で3000円以上かかっていますので、それほど安くできるわけではありません。でも、30センチ四方の規格は、この製品以外には見つけることができませんでしたので、ちょうど良いサイズがあって助かりました。




2010年9月2日木曜日
「革巻きコーヒーミル」

 コーヒーミルはいくつか持っているのですが、古いミルはそろそろ隠居させてあげようと思い、新しく購入したミルの画像です。手頃な値段で、ごく一般的に販売されている製品です。フタが無いので時々豆が飛び出しますが、以前から使っていたミルも同様だったので、あまり気になりません。

 豆の飛び出しを気にする人もいるようなのですが、この開放的な構造で、極力豆が飛び出さないような部品構成になっていると思います。豆が臼に送られやすく、でもできるだけ外に飛び出ないように、シンプルで合理的な部品の設計だと思いながら細部を見ておりました。

 小型の手廻しミルですから、そこそこ力は必要ですが、なかなか使いやすく気に入っています。臼の部分の分解も簡単ですので、掃除や調整もしやすいです。

 今回のタイトルの 「革巻きコーヒーミル」 ですが、この様にちょっとお化粧しなおしてみました。これでオリジナル感がグッと高まり、使ったときの満足度も大幅アップです。私のは地味に仕立てましたが、同じミルを持っていた教室の生徒さんは、生地色を生かしたもっと明るくすっきりした革巻ミルに仕立てていました。

 すでにミルは間に合っているのだけれど、もう一つ別の革巻ミルが欲しくなってしまう・・・。それよりも、いっそ色々作って商品化してしまおうかしら・・・。とまあ、たわいもないミルの妄想をふくらませております。

 革巻などの外観だけではなくて、内部にも多少の手を加えました。胴の内側は塗装して、珈琲の粉が付きにくいようにしました。木製部品に粉が貯まる構造のミルは、木がザラザラしていると、それだけで粉がつきやすいですからね。

 それから、臼に粉が残りやすかったので、臼の溝を軽く研磨して、多少は臼に残る粉の量が少なくなるように加工してみました。ちょっとだけ効果がありました。

 さてさて、最近は残暑がそれなりに厳しくて、毎日暑い思いをしておりますが、今年はせっかく自宅焙煎を始めましたし、ミルも新しいものを用意したので、意地になって毎日熱い珈琲を飲んでいます。

 焙煎は難しくて、心からおいしいと思える珈琲にはなかなかなりませんが、自分で焙煎した珈琲という点での満足度が高くて、飲むだけではない楽しみがあります。いい気分転換になっています。




2010年8月23日月曜日
「フノリ作り日和:5」

 日に晒した後、乾燥させたフノリです。画像の左半分はマフノリで、右半分はフクロフノリです。乾燥させると、それぞれ黄色味が強く出てきます。

 それぞれの見た目はやはり違いますが、煮とかして革に使ってみたところ、私の感覚ではあまり違いは感じられませんでした。でも、これから使っていくうちに何か気がつくことがあるかもしれません。

 こちらの画像は、フクロフノリの袋の中に砂のような粒が入っているところです。食用の海藻にこのような砂粒状の物が入っているのはあまり好ましいものでは無いと思うのですが、脱色が進むとこういった部分が何か所か目立ってくることがあるようです。

 今回使ったフクロフノリの生育環境も関係するとは思いますが、このような粒子の混入なども、フクロフノリよりもマフノリを上質とする一因なのかもしれませんね。




2010年8月22日日曜日
「フノリ作り日和:4」

 マフノリを日に晒して脱色した写真です。脱色されるまでには少々時間がかかりますが、色残りもほとんど無く、白くきれいに脱色されます。

 こちらは、フクロフノリです。マフノリと違い、先端に色が残っています。また、全体的に色がやや黄色味を帯びていますね。日に晒すだけの脱色では、先端まで完全に脱色するのはなかなか難しいようです。

 板フノリでは、マフノリのほうが上質とされると何かに書いていたのを読んだことがあるのですが、脱色したところの美観を比べても、マフノリのほうが美しく高級そうに見えました。ノリの質も違うのかもしれませんが、美観の違いも評価の違いに結びついているような気がしました。(本当のところはわかりませんが・・・。)



2010年8月17日火曜日
「フノリ作り日和:3」

 ピントが合っているのか合っていないのか、よくわからないようなボケッとした画像ですが、どちらもフクロフノリです。同じ店で同じ北海道産のフクロフノリということで購入したものです。

 おそらく、左の茶色っぽい方が今年採取されたもので、右の赤っぽい方が前年採取されたものだと思われます。新しいフクロフノリの方が黒っぽいようです。ただ、採取地はお店の人の話以外に確認する方法がなかったので、本当に北海道産かどうかはわかりません。フクロフノリは北海道から九州まで、広い地域で採取されるものですし、採取地と出荷地か異なる場合もありますので、採取地の特定はなかなか難しいですね。

 いずれにしましても、同じフクロフノリとは言え、それぞれずいぶん質が異なるものでした。左の茶色っぽい方は、硬くしっかりした腰があり、脱色もされにくかったですし、糊化も簡単には進まず溶けにくいものでした。

 一方、右側の赤っぽい方は、脱色されるのも早く、糊化も驚くほど簡単に進んでしまいました。糊化が進みすぎて、仕上がりの体裁も今ひとつでした。フノリは古くなると溶けやすくなるそうです。元々の質に違いがあった可能性もありますが、採取されてからの時間経過も大きな原因と考えられますね。

 実際に使うフノリとして溶いた場合、何らかの違いがありそうなものですが、体感できるほどの違いはありませんでした。原藻の違いが大きかったので、使ったときの違いがほとんど感じられなかったのが、かえって不思議でした。




2010年8月12日木曜日
「フノリ作り日和:2」

 九州で採取されたマフノリです。乾燥した状態で、食用として販売されている物です。フクロフノリは細い藻と太いフクロ状の藻が混ざっている印象ですが、マフノリは全体の太さが細めで揃っている印象です。

 水で戻した最初の水の色です。海藻の色もあるのかもしれませんが、汚れも付いていたのだと思います。磯の香りも大変強く、採取してから乾燥させただけの製品のように思います。塩を抜くためにも何度か洗いましたが、水はすぐにきれいになりました。




2010年8月10日火曜日
「フノリ作り日和:1


 8月になり、やっとカラッと晴れる日が何日か続きました。画像では薄雲がありますが、それまでジメジメした天気が続いていたので、ようやくフノリ作りに適した日が来た という感じでした。今年はいくつかの疑問解決のために、複数の原藻でのフノリ作りを試しました。

 フノリ作りは本当に天候次第で、実は7月に一度失敗しています。なかなか天気が良くならないので、ちょっと晴れた日に作り始めてみましたが、脱色までは何とかできたものの、その後の乾燥工程で適切な状態とならず、カビが生えてしまいました。素人の仕事なので、なかなか上手にできません。

 そんなこともあり、自分で日に晒したフノリが、特別良くできるわけではありませんが、脱色に薬品を使わないことと、ゴミなどの付着物が少ないこと、そしてどんな素材から作ったのかの素性がわかるところが良いところです。




2010年8月7日土曜日
「昼竿燈」

 毎年、8月上旬に竿燈祭りが行われます。本番は夜ですが、日中も昼竿燈と言われる催しが行われます。正式には、妙技会といって竿燈の技術を競うようです。

 その会場が、私の工房からは徒歩3分くらいの所です。画像はその様子です。画像の奥の方に千秋公園という昔の城跡の公園がありまして、私の散歩&ジョギング場所です。昔は昼寝などもしに行き、怪しげな親子から天国と地獄のパンフレットを渡されたりしていたものですが、今ではさすがに昼寝をしに行く時間は無くなってしまいました。

 ・・・そう言えば、「私の手からお釈迦様の光が出ます。」という女の人に声をかけられて、目をつぶれと言われたので、「不用心だから、知らない人に言われて目をつぶることなんかできないなー。」と答えたら、「後悔するぞ。」と穏やかじゃない捨て台詞を言われたこともありました。何の人だったんだろう?  そういう人が多かった時期があったような気がします。

 話が昔話へとそれてしまいましたが、今年は竿燈とともに急に暑くなりました。私はこの数日の暑さで早くもバテ気味です。

 どうも暑さへの耐性が足りないようです・・・。




2010年8月3日火曜日
「オーブンでも焙煎できる?」

 とある日の思いつき。珈琲の生豆を皿にのせ、オーブンに入れて加熱してみました。細かい温度調整は面倒なので、240度:30分位で加熱開始。予熱は無しです。

  20分位で、このような感じに焙煎された状態になりました。でも、まずい。全然おいしくありませんでした。色が付けば良いってものではないのですね。味は本当にひどかった。




2010年7月31日土曜日
「夏休みの工作:2」

 夏休みの工作の材料の革は何が良いかと尋ねてみたところ、「一番安い革」と言われたので、床革で作ることになりました。画像は船の底の部分の接着をしているところです。あとで形を整えることにして、だいたい形になれば良いという、小学生にも可能な精度の作業で作っていきます。

 途中を大幅に省略して、ほぼ完成したのがこちら。夏休みの工作としては十分かなと思います。操舵輪が回ったり、貯金箱になっていたり、子供の工作心満載です。革で本体を作り、塗装の要素もありました。他にも、金属の棒を糸鋸で切ったりヤスリで削ったり、木を切ったり、布を裁縫をしたりと、いろいろな工作の要素がありました。

 作った本人いわく 「心に残る工作」 だそうですから、一生の記憶になることでしょう。

 私も小学校の頃の工作の記憶が鮮明にあります。でも、もっとしょぼかったなー。




2010年7月28日水曜日
「夏休みの工作:1」

 小学校の夏休みの工作に、今年は革で船を作るという相談を息子としていたのですが、夏休みになって早々に作るというので、まずは発泡スチロールで型を作るところから。発泡スチロール用のナイフを3種類ほど見せたところ、小学生にも使いやすそうなナイフがあって、それでザクザクと切っています。

 発泡スチロールは、静電気でゴミが散らかりやすい素材なので、後片付けがしやすいように、新聞紙を敷いて作業をしています。

 ナイフで切って、ヤスリで削って、できた型はこのような感じでした。この型を基にして型紙を起こして作っていきます。




2010年7月26日月曜日
「サギ」

 工房から30メートルくらいの距離にある池によく来る鳥です。サギですね。

 木の上にとまっているのでこんな感じですが、池に入ってエサを狙っているときは、首を伸ばしてもう少し優雅な姿です。

 でも、この鳥、鳴き声はひどいです。




2010年7月25日日曜日
「ハス」

 工房から徒歩3分ほどのところにある池の蓮の花。池の水はきたないけれど、蓮はきれいです。以前は大賀蓮との説明板があったけれど、数年前の地下自動車道工事の時に池の水を抜いて蓮がダメになるということがあり、そのとき大賀蓮あらため普通の蓮に訂正されたということがありました。




2010年7月24日土曜日
「フノリ原藻」

 わかりにくい画像ですが、フノリです。上の2種類はマフノリ。上左のマフノリは九州産で、長崎五島列島付近で採取されたものです。上右は採取地はわかりませんが、四国の業者さんの製品です。

 下の2種類はフクロフノリで、いずれも北海道産です。下左は早い時期に採取された小ぶりな製品です。下右が私の地元などでは一般に販売されていることの多い製品で、十分に育ったフクロ状の部位も目立ちます。

 これらを日に晒して、革の磨きにも使われる糊としてのフノリが作られます。




2010年7月14日水曜日
「市販の焙煎網」

 前回と似たような画像ですが、こちらは市販の焙煎網です。フタの直径が約16センチ、底の直径が14センチ弱の網です。柄は木で延長しています。元々の重量は210グラムほどですが、木柄をつけて240グラム位になりました。実際に使うときには、フタを固定する革バンドも使います。

 この網は木の実などを煎る網として販売されているものです。銀杏煎りなどの用途ですね。「煎り網」などの検索で、いくつかの製品が見つかります。同じ製造元から珈琲業界向けに、「焙煎職人」という商品名の焙煎網も販売されています。フタにストッパーが付き、柄には珈琲色とも言えそうな茶色の木製部品が付いています。

 似たような網が複数あったのですが、フタの開け閉めがやりやすそうだったので、この画像の網を購入してみました。100~150g程度の生豆の焙煎がしやすいと思います。前回記事の半手製の網とは形状の違いもあり、網をフリフリする時の感じがちょっと違うのですが、この煎り網も使いやすい製品でした。

 ただ一点、フタと本体のジョイント部の遊びが大きすぎて、網を横に振るとフタが少々がたつくときがあったので、ステンレス板を細く切って、ジョイント部分の遊びの調整をして使っています。がたつきが無くなり、快適になりました。




2010年7月11日日曜日
「自宅焙煎用の半手製網」

 珈琲豆の自宅焙煎用の網です。最初はフライパンで生豆から焙煎してみたのですが、なんだかダラダラと時間が経つだけで、うまくできませんでした。本当は、フライパンでも十分できるようなのですが、私の手には合わなかったようです。

 ネットで見てみると網で焙煎するのも一般的なようだったのですが、自宅焙煎を思い立ったその日には、専用の網を売っているところもわからなかったので、百均でザルを2個買ってきて針金でつなげました。ハンドルは木で延長しています。ザルの口が開かないように、固定用のバンドも作りました。

 いかにも安くさいのですが、コロッとした丸みが豆をガラガラと動かすのにちょうど良い感じです。重さも150g位しかないので、軽くて操作がしやすいです。

 こんな物で焙煎できるのか半信半疑でしたが、ちゃんと焙煎できました。一度に100gくらいの生豆の焙煎をしていますが、この網のサイズで150gくらいまではできるかもしれません。

 生豆がふくれて褐色の珈琲豆になって、とても楽しかったです。
 「楽しい~~」と口に出しながら、網をフリフリしました。




2010年7月9日金曜日
「コーヒーの生豆」

 コーヒーの生豆です。焙煎する前は、こんな青っぽい豆なんですね。臭いも青臭いです。これがあの褐色のコーヒー豆になるとは何とも不思議ですね。画像の生豆はブラジルだったかなー?・・う~~ん、忘れてしまった・・。

 ある時手に入れたコーヒー豆が浅煎りで酸味が強く飲みにくかったので、思い切ってフライパンで煎ってみました。すると、まがいなりにも深煎りになり、そこからコーヒー豆の自宅焙煎に一歩足を踏み入れてしまいました。

 というわけで、ときどき自宅焙煎珈琲豆を楽しんでおります。




2010年7月5日月曜日
「五徳は便利」

 五徳。三脚だけど五徳というのは何故なのか。調べてもいないのでわからないけれど、便利な道具ですね。

 画像は私が使っている五徳です。やや遠火でフノリを煮る時などに重宝しています。網を固定しているのが、私にとって使いやすい一工夫です。




2010年7月5日月曜日
「Ubuntu10.04 使い始め」

 画像はこのブログのスクリーンショットです。モニタのサイズや設定によって、多少見え方が変わるのですが、私が今使っているパソコンからはこの様に見えます。

 先日、ブロガーのデザインシステムが変わり、以前よりもデザインの自由度が格段に上がりました。専門的な知識が無くても、いろいろな組み合わせでデザインできます。以前は少ないテンプレートしか無かったので、ずいぶん充実したように感じます。

 これとは別件ですが、パソコンのOSを新しくしました。Ubuntu Linux の最新版である10.04をインストールしました。これまでは9.04という2バージョン前の物を使っていたので、使い勝手が多少変わり、起動やシャットダウンのスピードは目に見えて向上しています。

 新しいバージョンにすると、今まで何か不具合が起こりがちだったのですが、今回は大きな問題点もなく順調に移行できました。3年間のロングサポートバージョンなので、これからしばらくはこのOSを使っていきたいと思います。

 無料でこのような優れたシステムを提供してくださっている専門家の方々に感謝!!




2010年6月30日水曜日
「自作ミル?改造ミル?」

 この前もコーヒーミルのことを書きましたが、たまたま長年使っている気に入った製品があるというだけで、ミルに特別なこだわりがあるわけではありません。手で挽くのが面倒な時は、コーヒー通からは評価の低いプロペラ式の電動ミルも使いますし、使いやすくて手頃なものがあれば、いつでも新しい製品を使ってみたいと思っています。

 実際に今年は一つ新しいミルを買って試してみたのですが、それはよくある四角い箱型のミルです。引き出しに粉がたまるタイプですね。カリタのクラシックミルという製品を使ってみました。粉はなかなか安定して挽くことができて、良い製品でした。でも、箱の中も汚れるし引き出しに入る粉の量も少ないので、ばらして作り変えてしまいました。

 それがこの画像です。デザインは今ひとつですが、材料費400円で簡単に加工してみました。ご覧のように適当な粉受けを下に入れて使います。最初はペーパードリッパーを直接入れて使う形にしたかったのですが、大きくなってしまいそうなので、今回は粉受け容器を使うことにしました。引き出しよりも粉がたくさん入りますし、こぼれた粉はすぐにわかるのでパッパッと粉を落として掃除します。

 使用感は、可もなく不可もなくというところですが、見えないところに粉が溜まってしまうということもないので、それなりに実用になっています。本当は、足を鉄で作って重量のある固定式のものができれば使いやすいかなとも思うのですが、今のところ我が家では置き場所がありません。それに、自分では十分な加工ができそうもないので、金属の専門家に作ってもらうのが一番でしょうね。

 ミルはコーヒーの味を左右する大切な道具と言われていますが、使った時に嫌なところが無くて、とりあえずコーヒーをまずくなく飲むことができれば、私にとってはそれで十分です。



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