銘板これくしょん(TOPページ)


このページでは、南方貨物線の橋脚に付いている金属製の銘板の画像を集めています。今では撤去されてしまった銘板も多いため貴重なものもあります。

銘板には発注者、施工者、施工方式、設計荷重から建設の着工と完成のデーターが書き込まれています。このほか、基礎や杭の深度などその土地の地震に対する強さを垣間見ることが可能なデータもあります。

各銘板に共通している事項は、設計が岐阜工事局となっている点。これは国鉄内部の部局ですが、つまりこれは発注者は国鉄で、国鉄直轄で計画を行っていた「C線」の証しです。次に設計荷重は南方貨物線は全線にわたってKS-18、つまり許容軸重18tという規格ですが、東西の臨港線港を結ぶ連絡線の路盤はKS-16という規格で作られています。

銘板の中には、基礎の形式や杭の深さの表示のあるものとないものがありますが、基礎部分がある橋脚つまり地面から立っている構造物には基礎部分があるのでこのデータがあり、その桁座に乗っかっている橋梁部分つまり桁板には基礎部分がありませんので、基礎に関するデータは表示されていないのです。


【01】笠寺-御替地 【02】紀左ェ門-二条 【03】南陽-千年 【04】南一番町以降(第2集のページ内へ移動します)