- 作者:
- 他に作例がないと記録っぽくないので、ひとつ出しておきます。
これで晴れて最長手数と最短手数を名乗れる??
(手順はヘボヘボなので、儀礼として非限定とか成駒とかはナシ)
記録展示室No.56(TETSU作)に続く飛角金銀煙の2号局です。
TETSU作は29手で短手数記録、本作は飛角金銀煙の長手数記録(31手)になります。
一見、まるで詰みそうにない形ですが、12飛成が強手。
逃げれば22龍から23飛成で簡単、取るしかありません。
同銀なら22飛成から33角成、同玉なら23でばらして33金なので、同金が正解。
23飛成と強手が続きます。
同金の一手(22合は32銀から12龍)に12銀から一挙に上部に引き寄せます。
12飛成、同金、23飛成、同金、
12銀、同玉、23金、同玉、14銀、同玉、
14銀に34玉と逃げる手が気になりますが、23銀不成、43玉、32銀不成、52玉、42角成の綱渡りで詰み
(33金以下でも詰みます)。
24金、15玉、25金、16玉、26金打、同金、同金、同玉、
37銀、15玉、25金、16玉、26金、17玉、28銀、26玉、
37角成、16玉、17銀、同玉、27馬 まで31手
金追いのちょっと趣向的手順。 26金打に17玉なら27金から19金捨てがあります。
2回目は28金まで追っては19玉でどうにもなりません。
28銀から馬を作って収束。 この銀も消えるのはいいですね。
飛捨て、飛切りの強手で始まり、趣向的な手順、最後も銀捨てで決まる気持ちのいい飛角金銀煙でした。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 大貧民さん:
- 楽しい手順
- 中澤照夫さん:
- 25手目28銀が上手い。実に軽快な煙詰。
- 長谷繁蔵さん:
- 変化も有り46銀の処理に困った
- 平尾一土さん:
- ところどころで変化が少し難しかった。
- 凡骨生さん:
- うぐいす(歩桂香)がいない図式ですね。
- 隅の老人Bさん:
- 豪華キャストの顔見せ興行。
ずらりと並んで前口上、「今年もよろしく」
- 広瀬稔さん:
- 飛車がすぐに消えてしまうので、角金銀煙にもなりそうですね。
- 池田俊哉さん:
- 序盤、他に手はないが指しづらいところ。あとは15角の効きを活かしての攻め
- S.Kimuraさん:
- 15手目に持ち駒を全部使ってしまって本当に詰むのか不安でした
- 嵐田保夫さん:
- 本譜手順よりも何故か10手目3四玉の変化に苦戦した。
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