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詰将棋おもちゃ箱記録に挑戦!

記録展示室 No.66 taka-oさん

記録に挑戦!
記録に挑戦!
出題時のコメント:
銀桂煙長手数記録。30手台

作者:
金桂煙だけでは寂しいので、「各種煙詰の限界」企画の一環で銀桂煙も考えてみました。
金銀煙よりも2手長い手数まで逆算でき、おそらく最長手数だと思うのですが、作品としては金桂煙より端整さを欠くかも……(苦笑)。
一応2題とも、攻方の成桂(や成銀)が無い図にしてみました。

記録展示室No.63の姉妹作。 こちらは銀の斜め後ろの利きが利用できるので、大幅な長手数化に成功しました。 銀桂煙の長手数記録(33手)です。

  52桂成、31玉、42成桂、22玉、
  23銀打、33玉、34銀右成、22玉、23成銀、同成桂、

まずは桂成から22に追います。 ここですぐに32銀成(成桂)は12成桂が強くて詰まないので、23銀打で成桂を移動させるのが肝心な手。 33玉は手数延ばしです(11玉は12銀成で、同銀は23桂打、同玉は24桂)。

  32銀成(成桂)、同銀、同成桂(銀成)、同玉、43桂成、21玉、
  32銀、11玉、23桂不成、22玉、34桂、12玉、11桂成、同玉、
  22桂成、同玉、23銀成、11玉、21銀成、同玉、32成桂、11玉、
  22成桂(成銀) まで33手

包むように例の収束へ。 2枚桂の積み崩し的な手順がおもしろいですね。

銀桂煙も本作が初めての作品。 データベースで調べてみたら、持駒なしの金桂図式は1作もありませんでしたが、持駒なしの銀桂図式は1作だけありました。

  高木秀夫 詰パラ1984年5月 香龍会報告
  63桂64銀73桂74桂83桂84銀|62銀72玉82銀|なし

煙ではありませんが、初形石垣の美形の銀桂図式、四銀詰です。 合わせてご鑑賞ください。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

大貧民さん:
煙とはいえ、良く捌ける。
中澤照夫さん:
6手目一旦33玉とよろける。
手数表示がなければ29手詰としてしまう所。
長谷繁蔵さん:
5手目発見遅れて
凡骨生さん:
巧く繋げるものです。
隅の老人Bさん:
これまた、12成桂の配置が嫌。
「まあ、良いか」、これは隅の老人Bのいつもの口癖。
広瀬稔さん:
いったん23に成桂を移動させてから、32を攻めるのが面白い。
池田俊哉さん:
収束の二枚桂積み崩しでスッキリ
S.Kimuraさん:
6手目に33玉と手数を稼ぐのをうっかりするところでした
嵐田保夫さん:
日をあらためて考え直したらあっという間に詰んだ。

記録展示室No.66 解答:11名 全員正解(下記)

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  香箱さん
  隅の老人Bさん  大貧民さん  躑躅さん  中澤照夫さん
  長谷繁蔵さん  広瀬稔さん  凡骨生さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。