★メール紹介・Q&A 第21回(つづき)
●ちなる さん からのメール
表紙の書き方については、応募要綱や「下読みの鉄人」でよく判っ たのですが、表紙の次の本文についてです。
書き出しは、最初の一行目からでしょうか。
それとも、原稿用紙の書き方の基本に忠実に、タイトル、作者名を書いたあと、六行目から始まるのですか。
あるいはどちらでもいいのでしょうか。
梗概の書き方についても、やはり原稿用紙の書き方の基本に忠実に、タイトル、作者名を書いた後、六行目から始まるのですか。
それとも「梗概」とだけつけて、書き始めたらいいのでしょうか。
特に、形式についてはこだわることない、という意見と、やはり六行目から本文だ、という二つの意見を聞きました。
○和田曜介のコメント
現在では「原稿用紙」が使われることは少なくなっています。
新人賞の現場でも原稿用紙に手書きされたものは、むしろ迷惑な存在になってきているとさえ言えます。
応募原稿の基本は「ワープロ原稿」です。
そんなわけで、古い時代の原稿用紙のルールは気にしなくてOKです。
表紙が付いているなら、本文は普通に1行目から書き始めてください。
何らかの理由で行数を水増ししたいというような場合には、本文にもタイトルを入れて数行空けて本文というような書き方をしても大丈夫だと思います。
梗概は、1行目に「(タイトル)・梗概」と書いて、2行目あるいは1行空けた3行目から梗概の本文でいいです。
作者名を伏せて選考を行なう賞もあるので、どちらの場合も、表紙以外には作者名は入れないほうが無難です。
今回のおまけ
●あきゃんちい さん からのメール
新人賞の女神を見つけました!
○和田曜介のコメント
女神が微笑むといいですね!