★メール紹介・Q&A 第14回(つづき)
●ノルン さん からのメール
実は推理小説の新人賞に応募しようと思っているのですが、推理小説でよくある傍点(文章の横に点々がついてるあれですね)、これは応募原稿ではやめたほうがいいのでしょうか?
和田さんのサイトで「自己満足ととれるようなふりがなはやめた方がよい」というのを拝見したのですが、同じように自己満足ととられるでしょうか?
推理小説ですから、謎を明かす部分は傍点で強調したいというのが作者としては本音なのですが、下読みの方から見て、これは不快に映りますか?
○和田曜介のコメント
ここぞという所で、一発、綺麗に決める、という使い方なら問題ないと思いますが、大量にあったら、確実に鬱陶しいと思います。
そして、もしも傍点を付けなければ作品の面白さが読者に伝わらない、というような状態であったならば、それは傍点以前の問題として、小説としての基本的な文章そのものに何か弱点がある、と考えたほうがいいです。
傍点を付けたバージョンと付けないバージョンを両方ともプリントアウトして、じっくり読み比べて判断してみてください。
●甲斐桂 さん [Mail] [HP] からのメール
ある投稿者系サイトさんの日記を読んでいたところ、「(投稿原稿の)タイトルページにはちゃんと作品タイトルを入れたが、本文の最初のページにタイトルを入れるのを忘れてしまった。ああ、絶望的。」……のような内容がありまして。
私も本文にはまったくタイトルを入れませんでした。
本文にもタイトルを入れる必要があるのでしょうか。
○和田曜介のコメント
本文にタイトルは必要ないです。
行数の水増しをしたい時などは、タイトルを入れても別にかまわないと思いますが、ないほうが普通です。
心配しなくて大丈夫です。
☆おかげさまで『下読みの鉄人』は、無事、開設一周年を迎えることができました。
これからもよろしくお願いいたします。
和田曜介 2001/10/10