さらば一太郎 
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荒海や佐渡によこたふ
(回顧)ハローワーク
ああ、それなのに
 

雑 記 帳

 (回顧2001)ハローワーク
 
   退職して1ヶ月ちょっと、ハローワークに出頭する。建物の前に、そして玄関に大勢だ。中に入ってさらに驚く、何とまあ若い人達の多いことか。受付を済ませると、番号札を渡される。「番号でお呼びしますから」と。
ところが座る場所がない。立って待つしかなさそうだ。
「これじゃ、銀行の窓口じゃないか。」
   それに番号は518番、マイクで呼び出す番号は40番台ばかり、これは大変だ、何時間待たされるか分からないと不安になった。
ところが、間もなくして「518番の方、3番の窓口へ」のアナウンス、ほっとした。どうも500番台、3番窓口は再就職出来そうにない中高年専用のようだ。
「退社理由は自己都合となっていますが、何か言いたいことはありますか?」多分、定年2ヶ月前の退社ということで、何か別に理由があると思われたのかも知れない。
予断だが、会社都合の退社なら、失業給付は直ぐに受けられるが、自己都合では3ヶ月待たされる。倒産などの会社都合ならいざ知らず、中小企業に会社都合の退社なんぞあるんだろうか。今、従業員を雇うと助成金がでる。会社都合の退社を出すとこの助成金を貰えない。よって、会社都合の退社というのは表向きないのである。
  受付は淡々と進む。
「今、私のような年齢では仕事は無いんでしょうね。」
「そうですね。」と簡単に答えてくれた。
いや、ありますよと言われたらこちらが困る。15分も掛からなかったのではないか。
「それでは、失業給付の説明会を6月15日に行いますから。」ということで無事第1日目を終えた。
   2001年6月15日 失業給付説明会
 午後1時の予定。15分前に会場に着いた。驚いた、受付は2階だが階段の途中から前に進めない。長い列を作っている。一体何人集まるのだろう。ハローワーク側も困ったのであろう、程なく受付が始まった。来るは、来るは。椅子の数から150人は居ただろう。男性4、女性6の割合か。その内、中高年は20人位。
 まず、25分のビデオを見せられる。そして説明、「失業給付を受ける心得」である。1時間を越える説明会も終了。何を言いたかったのか。
「不正給付をやってはいけません。」
「皆さんはこれまで保険料を納めてきましたが、せいぜい月1000円程度。10年納めても12万円程度です。しかし、給付されるのはその10倍くらいになります。不正給付は絶対にしないで下さい。悪質な場合は倍返しになります。」
   2001年6月28日 第1回認定日
 相変わらずの盛況。1階のフロアは人であふれている。(郡山管内では現在約4000人が対象になっているという)給付手続き、認定は2階、今回はすんなりと終了。
「この間、アルバイトなどはしていませんね!、3ヶ月の待機期間ですので、今回は失業給付は出ません。次の認定は7月20日です。」

これで約1ヶ月、ハローワークから開放される。