前回まで、私の周りのドヨドヨに淀みきった職場環境に生息しているパラサイト系生態をご紹介致しました。こんなパラサイト系シャインは、みなさまの身近なところに生息していますか?
アナタのカイシャに占めるパラサイト系カイシャ族の構成比率は、どのくらいでしょうか? 生産性が良く、ビジネスが上手に動いている組織では、限りなくゼロに近い数値で、多分、ネットバブルにわいているベンチャー企業においては、きっぱりとゼロなのでは?
企業の株価とパラサイト系生態の企業全体に占める構成比率には、深い相関関係があること思います。パラサイト系以外の生態についてのご紹介は、もう少しお待ち下さいマセ。
さて、カイシャ族という生態も生き物ですから、何らかのきっかけで変態することがあるんですよ。彼らは、ふとしたきっかけで進化したり退化したりするんです。
私の課長は、現在は『アルツ君』ですが、入社当時から、筋金入サラブレッド『アルツ君』として王道を『アルツって』きたとしたら、ここまで昇進してきたはずはありません。現『ノスタル爺さん』も入社時は、まだ現役バリバリだったでしょう。『シーラカンス君』だって入社時は、まだ全身は固い鱗に覆われていなくて、シーラカンス化されていない柔軟な生態系として存在した時期があったはずです。
もし入社時からパラサイト系だったなら、入社試験での人事面接担当者は、よっぽど人をみる目がなく、『節穴まなこ』の所有者だったということになるんですモノね。
では、何が彼らの変態のきっかけだったんでしょうか。
もし、私たちが、カイシャ族の生態系が、別の生態系へと変態する原因を解明できるならば、変態後の生態系とは、また別の生態系に、変態させることができるはずです。パラサイト系の生態系をごっそり別のもっと前向きで生産的な生態系に変態させればいいのですよ。
そうすれば、『アルツ君』達の非生産的生態系が、利潤追求のミッションのもとに、ビジネス戦線に復帰して生産的生態系へとカテゴリーを替えることになります。カイシャ族として再生したわけです(ゾンビじゃないですよ!)。
パラサイト系への変態は、そもそもカイシャ族(ビジネスマン)としての成長が止まったことに端を発しています。ですから何らかの手段でカイシャ族成長ホルモンがまた分泌されるか、人工的に摂取させればいいのですよ。カイシャ族成長ホルモンの人工的な合成や、再分泌のメカニズムの解明はノーベル賞ものです。オフィス介護組合でも一刻も早い研究成果を待ち望んでます。
春先、木の芽どきは、危ない季節です。パラサイト系に変態しないよう(させないよう)特にこの時期は、『被介護予備軍』への言動に要注意ですよ、みなさま!