肇 興 地 域


肇興地域は従江市から北東に70km程のところにある
貴州省の最大規模のトン族村で、村内に5個の鼓楼があり
民族文化が村民の中で自然に育まれている
近辺には14世紀以来、営々と築かれ、維持されている
大規模な美しい棚(梯)田が広がっている

 肇興村(12月21日)
肇興村:山間の大規模なトン族村 肇興村:美しい鼓楼のある文化の臭いのする村
肇興村:村の入り口の川には風雨橋が架かっている 肇興村:風雨橋の内部に民族の歴史が描かれている
肇興村:一番古い鼓楼 肇興村:鼓楼にも民族の歴史が描かれている
肇興村:鼓楼と風雨橋 肇興村:村の中央を流れる川
肇興村:小学校の朝礼(新旧校舎) 肇興村:中学校の朝礼
肇興村:何処の学校も教育熱は日本より高そう 肇興村:屠殺されたばかりの牛や豚が並ぶ朝市
厦格村(12月21日)
 肇興の北には美しい棚田があるとのことで、午後バスに乗って出かけた。美しい棚田がある村が何処かわからないので、途中で「美しい」と感じたら下車することにした。乗って4km程山道を登った辺りに雄大な棚田が現れて来たので、そこで下車した。厦格村というトン族部落である。
厦格村:バスを降りると眼下に美しい棚田が広がる 厦格村:棚田のてっぺんにあるトン族部落
厦格村:村の中央にある鼓楼 厦格村:高い位置にある鼓楼:
厦格村:鼓楼の広場で3匹の豚が藁で焼かれている 厦格村:体毛を焼かれた豚は肉片にバラされる
厦格村:美しい棚田を背景に 厦格村:高低差500mくらいある棚田群
厦格村:棚田での荷物は天秤棒で 厦格村:棟上は村人の力を合わせて:
(厦格村から肇興までの4kmの帰り道は、日暮れの美しい棚田風景の中を1時間近くかけて歩いて降りた。これだけ美しい棚田群も、やがて日本と同じ崩壊の道を辿るのであろうと思いつつ、じっくりと観賞しておかなければという思いを抱いてのハイキングとなった。人々の間に浸透しつつある教育の高度化・情報化・生活の利便性・新しい職業への雇用機会の増加などが、皮肉にも若者の棚田離れをもたらし、やがて棚田を維持する人が老人化して棚田が民族文化と共に廃れてゆくのであろう。)「棚田文化の崩壊」
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