トンレ・サップ湖



トンレ・サップ:Tonle Sap

琵琶湖の10倍以上の大きさを誇るトンレ・サップ湖は、
雨季と乾季ではその規模が大きさく異なる。
雨季になるとこの部落の一帯も家々を残して、
全て湖の一部になってしまう。
この湖の水はラオスから流れてくるメコン川に合流し、
ベトナムから海へと流れ込んでいる。
トンレ・サップの豊富な魚介類はこの地域の人々に貴重な漁場を提供し、
又、首都プノンペンとの水路の交通路ともなっている。
訪れた時は乾季にあたり、広大な沃野の広がりが
湖水の代わりに緑で覆われていた。


湖辺の苫屋 (2月6日)

トンレ・サップ湖で遊覧船に乗れるとのことで、一日雇ったタクシーでバンティアスレイから、シェム・リアップの南15kmに位置するこの湖まで送ってもらった。この辺の人々は湖で漁を営んでいるようで、椰子の葉で編んだ粗末な苫屋で生活をしている。裸で遊んでいる子供達も学校に通っている様子はない。




漁村の風景(2月6日)
 遊覧船といっても2時間ほどの一船貸切で、この河口から湖まで繰り出す遊覧である。遊覧船の中から見る岸辺の小屋はどの家も粗末な椰子ぶき小屋で、台風がきたら一たまりもないであろう。($5/人)




遊覧船ガイドの船上の家

 遊覧船も、2時間も見せるところがないためか、ガイドは時間つぶしのように、船を船上生活者の船に横付けし、お茶を飲み始めてしまった。ここがこのガイドの自宅らしく、3歳ぐらいの女の子が首に蛇を巻きつけて出迎えてくれた。このガイドの娘らしい子は我々を「蛇ショー」で歓迎してくれた。この船の上には猿も飼われている。この子が蛇を結わかれた猿に近づけると、猿が怖がって「きーきー」鳴きながら逃げ回っている。それを面白そうに我々にデモンストレーションしてくれる。だが、どこかちょっと白けてしまう。

トンレ・サップ湖(2月6日)


 トンレサップ湖は雄大で、この地域の住民の漁場としての役割を果たしている。広さがまるで海のようだ。この水は北のラオスから流れてくる東側のメコン川に流れ込む。又、首都プノンペンへの水路の役割も果たしているようだ。



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