アンコール・トム



アンコール・トム:Angkor Tom

アンコールは「都市」を意味し、トムは「大きい」と言う意味だそうだ。
カンボジアの人たちはアンコール・トムを「大アンコール」と呼び、
ワット以上に敬意の念を示していると言われる。
トムの一辺は3km四方の壮大な環濠に囲まれ、
規模においてワットをはるかに凌駕する。
12世紀末に築かれた偉大な「都市国家」で、
アンコール王朝の最後の栄華を象徴するような遺跡だ。
そのトムの中心に、バイヨン寺院が残っている。
日本の「アンコール遺跡保存修復事業」は
主にこのアンコール・トムになされつつある。


 トムの中心のバイヨン(2月5日)

 アンコール・トムはワットの北方に位置し、ワットよりも更に2km程奥になる。今日からレンタルしたバイクにまたがり、ワイフを後ろに乗せて、トムの南大門から遺跡の中を縦横に走り回り、バイヨン仏教寺院にやってきた。高さ64mの主塔を中心に、50余の石積みの塔が林立する中央にバイヨンの四面像が微笑んでいる。(写真)










  
 JSA団長の成田さんを訪れる(2月5日)


 JSA(Japanese government Safeguarding Angkor)はバイヨン遺跡の修復を進める事業団体で、
1994年頃から日本の外務省の支援の元に各大学の学生や院生がボランティアで参加し修復を進めている。
私たちの娘も95、96年と2年にわたり院生としてこの修復事業に携わり、
夏休みや春休みに4回程事業に参画させていただいた。
その時一緒に仕事した成田さん(写真)が団長として今尚修復事業に取り組まれている。
好きでなされている仕事とはいえ、現地のカンボジア人を使っての作業は
結構根気の要る大変な作業のようだ。
その夢が着実に形となって実りつつある。

 バイヨン北経堂の修復確認(2月5日)

 バイヨンの北東に位置する北経堂が、娘の参加した修復の遺跡で、それを確認するのが今回の旅の一つの目的でもあった。崩れていた経堂は写真のように既に修復されて、バイヨン寺院の一部をなしている。




 


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