ご挨拶


いよいよ本格的な夏がやってきました!!
今夏も節電がもとめられていますが、先日入ったお店、冷房が効きすぎていて寒いのなんのって!!店員さんは毛糸のパンツでもはいているのかなって思いながら、早々と出てきてしまいました。

ところで先日ネット上をうろうろしておりましたら、「触覚伝えるロボットを慶応大チームが開発」と新聞各社が伝えていました。

記事によれば、映像はもちろんのこと、物体の温度やサラサラ、ゴワゴワといった細やかな感触まで、離れた場所で操作する人に伝えられる人間型ロボットとのことです。
危険な場所での細かい作業や遠隔医療、ゲームなどへの応用が期待できると伝えています。

同日公開の実験では、柔らかい布地のTシャツと硬いデニム生地の違いが分かることを実証。自分の身代わりにロボットが 買い物に行くような状況でも、洋服の素材感覚を確認できるとあります。

ロボットは人と同じような指と手、腕を持ち、指に装着したセンサーで触った物の圧力、振動、温度などを感知し、操縦者の手袋に情報を送る仕組みだそうです。

この記事を読んで、視覚障害者の間でもネットショッピングを便利に利用しておられる方も多くおられると思いますが、晴眼者であっても商品の手触りまではわかりません。
もしかしたら近い将来、ネットショップでもこのようなシステムを導入するところが現れ、自宅におりながら商品の手触りなどを確認して買い物ができるようになるかもしれませんね。

「日進月歩」という言葉がありますが、若い人たちと話していると、もうついていけてない自分がいることに気づかされることがあります。
新しいものに飛びつくということではなく、いくつになっても情報のアンテナは張っておきたいと思っています。

さて、おもちゃ箱 No.38をお届けします。
今回も原稿は少ないのですが、どれも実体験から書かれた貴重なものです。
ごゆっくりお楽しみいただき、ぜひ感想などをお聞かせください。

会員の皆さんからおもちゃ箱に提供していただいた原稿は、それがどのような内容であったとしても、ひとつひとつが大切なREMの財産です。
 会員全員で、その財産を育て、守っていただけますようお願いします。

貴重な時間を割いて原稿を提供してくださいました皆さん、この場を借りて心よりお礼申し上げます。

2012年7月20日