ツルアリドオシ

ツルアリドオシは秋に個性のある赤い実を付け、比較的目立つが、梅雨時に咲く白い花は小さく、気をつけて探さないと見過ごしてしまう。
従って、前年の秋に赤い実があった辺りを探して花の写真を撮ることになるが、拡大してみるとなかなか可憐な花である。 茎の先に二個ずつの白色の花を並んで付け、できた果実が合着して一個の実になるので、写真に見るように、果実に二つの花の跡が残る。( 「散歩道の赤い実」 の項参照)

果実と二つの花の跡

蕾と花と葉

名前の由来は同じアカネ科のアリドオシ(蟻通し)に似て蔓性である事から来ている。 アリドオシ(蟻通し)は名の通り、蟻をも貫くような細いトゲがあるが、ツルアリドオシ(蔓蟻通し)には無い。
豚の鼻のような変わった形の実を付け、白い小さな花が可憐なアカネ科の花である。

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